先日仕事の終わり際に
左側のアルファベットが
不妊治療のクリニックから着信あった
ちょうど着信時に新規の患者さんの対応をしていて
電話に出ることができなかったのだが
留守電を確認すると
それが遺伝子検査(PGT-A)の結果と言うことがわかり
***PGT-A（Preimplantation genetic testing for aneuploidy）とは、体外受精によって得られた胚の染色体数を、移植する前に網羅的に調べる検査です。欧米では流産を防ぐ目的で既に実施されています。(ウェブよりお借りしました)
焦って折り返し電話
というのもその時点で４：００を回っており
クリニックで働くスタッフは帰り始める時間
運良く取り次いでもらえて
Embryologist (胎生学者？)とお話しする事ができた
そこで検査の結果を今電話で聞きたいかと問われ
もちろんと即答
さらに胚の性別も聞きたいかと尋ねられ
それも即答でイエス
以下が結果です
胚１--- ノーマルAA 男
胚２--- ノーマルAB 女
胚３--- ノーマルAB 女
胚４--- ノーマルAB 男
胚５--- アブノーマル
胚６--- インコンクリューシブ(結果が出なかった)
ちょと見にくいけど
グレードの説明はこんな感じ
Inner Cell Mass、内部細胞塊のグレードを示すらしい
これは実際赤ちゃんに成長する細胞の塊
これはノーマルの４つの胚全てグレードA‼️
そして右側のアルファベットが示すのは
Trophectoderm (栄養外胚葉)と言って
この細胞はいずれ胎盤になっていくものらしい
こちらの方は
男の子が一つA判定だけど
残りの三つはB判定
これを見て
まずは移植可能な胚があるという事がとてもとても有り難く
しかも４つも、、、(先生とまだ話してないから確定ではないけど、私の希望的観測です)
本当にドナーさまに感謝しかない
でもこれから移植に向かったとして
着床までたどり着ける保証はどこにもないし
私の年齢、４７歳っていう超高齢の母体
さてどう出るか、、、
そして一つずつ戻すのか、、
それとも二つ戻すのか、、
ドクターがなんていうか、、
ちなみにドクターとの次のコンサルティングは６月１７日
まだ２週間もある〜
そこでどの胚を
いくつ移植するかをドクターと相談になる、、
一番状態の良い胚は胚１だけど
これは性別が男
夫ははっきりは言わないし
授かれるなら性別はどちらでもと言っているが
本当は女の子を欲しがっている事は知っている
でも一番状態の良い胚、男の子の胚でトライするべきか、、
まずは先生がなんて言うかだな、、
２週間、、長い、、、
余談だけど
結婚してLAにNYから越した９年前
仕事が決まるまで暇だったので
不妊治療に日本から訪れた夫婦の通訳を一度だけ単発のバイトでやった事がある
そのご夫婦は
お二人とも５０歳
奥さまの方はもう閉経されてて
でもどうしても二人目が諦められず
(一人目は３０代後半に顕微受精にてご自分の卵子で授かったそう)
自分の卵子がある限りは
日本で顕微授精を繰り返し
自分の卵子がもう無理とわかってからは
アメリカに来て卵子提供で妊娠を目指し
これが２回目の卵子提供による顕微授精ですと言っていた (一回目の卵子提供では妊娠まで至らなかったそう、、)
(一回目の卵子提供では妊娠まで至らなかったそう、、)そして不妊治療クリニックの先生との会話の中で
驚くことに
その奥さまは
胚を一度に４つは戻したいと
というのも
何度も何度も顕微授精をして来たらしいけど
一度だけ成功した十数年前
その時は４つ戻したそうで
でもこのアメリカのクリニックのドクターは
それは僕は倫理的にできないと言い
っていうかもしも多胎妊娠した場合
あなたの母体へのリスクが非常に高いので
お勧めしませんと
かなり強めに言っていたのだが
その奥さまが
なんと
もし多胎妊娠したら
減胎手術すればいいと、、
これには不妊治療の知識がない私も唖然
そして通訳するのも憚られる内容だったが
それをドクターに伝えたところ
一瞬で顔色が変わり
「僕は絶対にそんな事はしない！二つ以上戻す事は絶対ここではやらない！もし気に入らないのであれば他当たってくれ
」
」ぅーーーーーー
そうだよね、、
中絶を前提で不妊治療なんて
本当馬鹿げてるけど
でもその奥さまも必死だもんね、、
ドクターの意見にアグリーができないものの
不妊治療のエージェンシーを通してここまで辿り着いたご夫妻に
ドクターを変えるというオプションは無い
よって渋々受け入れてた、、
なんか壮絶だな、、
と思った９年前の出来ごと
さて私の場合は
とりあえずドクターがなんて言うか次第だけど
２週間長いな！(２回目)
２回目)