最近SNSや雑誌でよく見かける「モデリングパック」。気になってはいるけれど、そもそもモデリングパックとは何なのか、普通のシートマスクやクリームパックと何が違うのか、よく分からない…という方も多いのではないでしょうか。


モデリングパックとは、粉末状のパックに水や専用の溶液を混ぜてペースト状にし、顔全体にたっぷりとのせてから固まったものをペリッとはがすタイプのフェイスパックのことです。肌の上でゴムのようにぷるんと固まるので「ラバーパック」と呼ばれることもあります。もともとはエステサロンで使われてきたプロ仕様のケアで、肌にぴったり密着してうるおいと美容成分を逃さないのが大きな特徴です。


では、なぜ今このモデリングパックがここまで流行っているのでしょうか。


ひとつ目の理由は「自宅で本格エステ級のケアができるから」。忙しくてサロンに通う時間がない、できるだけコスパ良くきちんとお手入れしたい、というニーズが高まる中で、自宅で使えるモデリングパックはぴったりのアイテムです。粉と水を混ぜるだけで準備できて、あとは顔に塗って待つだけなので、慣れてしまえばとても簡単。お風呂上がりの10〜15分を使って“おこもりエステ”が楽しめます。


ふたつ目の理由は「使用後の違いが分かりやすいこと」。モデリングパックは肌表面をピタッと覆い、密閉状態をつくることで、うるおい成分や美容成分を角質層までしっかり届けてくれます。はがした直後は、肌がひんやり落ち着いて、しっとりもっちり。くすみが気になるときには、ワントーン明るくなったように感じる方も多いです。すぐに手触りや見た目の変化を感じやすいので、「また使いたい!」と思えるのが人気の理由のひとつだと思います。


三つ目の理由は「おうち時間が増えた今のライフスタイルとの相性」。在宅ワークやおうち時間が増えた一方で、エアコンや暖房、パソコンやスマホのブルーライト、マスク生活など、肌にとっては過酷な環境が続いています。気づけば乾燥やごわつき、なんとなく顔色がさえない…というお悩みも増えがち。そんなときに、週に1〜2回モデリングパックで集中的にチャージしてあげると、肌のコンディションがぐっと整いやすくなります。「今の時代にこそ必要なスペシャルケア」と言われている理由はここにあります。


ここで、私が実際にチェックして良いなと感じたモデリングパックもご紹介しておきます。大容量タイプなので、家でじっくりケアしたい方や家族でシェアしたい方にもぴったりです。



使い方はとてもシンプルで、付属のスプーンなどでパウダーと水を混ぜ、ヨーグルトくらいの固さになったら顔全体に厚めにオン。目元や口元のギリギリまで攻められるのも、モデリングパックならではのメリットです。そのまま10〜15分ほど置いて、表面がぷるんと固まってきたら、外側からゆっくりはがしていきます。最後に化粧水や乳液で仕上げれば、おうちにいながらエステ後のような満足感。


乾燥が気になる季節の前後や、人に会う予定の前日、お肌をリセットしたい週末の夜など、ここぞというときの「レスキューパック」として取り入れるのもおすすめです。普段のスキンケアだけでは物足りないと感じている方、最近なんとなく肌の調子がパッとしないという方は、一度モデリングパックを取り入れてみてはいかがでしょうか。


自宅でできるちょっとした贅沢時間が、明日の自分の肌と気分をぐっと上げてくれますよ。