今年は戦後80年。

夏休みの読書感想文で、次男が選んだのが「ラーゲリから愛を込めて」でした。

「ちょっと重たそう…」と思いつつ、一緒に読んでみたら、胸にずしんと残りました。

終戦したのに、それから9年もシベリアに抑留されていた人たちがいたこと。

まずその現実に驚かされます。


主人公の山本幡男さんは、過酷な環境でも仲間に希望を託し、愛する人に想いを届けようとし続けます。

死と隣り合わせの日々なのに、人としての強さや温かさが伝わってきて、不思議と読み終わったあとに優しい気持ちが残りました。


そして本を読み終えた後、家族で映画版も一緒に鑑賞しました。

映像で描かれる極寒の収容所や、登場人物たちの表情は、本で感じた思いをさらに深めてくれて、涙が止まりませんでした。

家族で同じ物語を共有できたことが、とても良い体験になりました。


次男の宿題のお供のつもりが、私の方が心を動かされてしまった一冊。

涙なしには読めないけれど、読後には勇気をくれる物語です。


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