些細なことでのすれ違い

言葉にしなければつたわらないこと

でも言葉にできない気持ちもある

付き合って5ヶ月

初めての喧嘩

怒って黙って帰ろうとするあなたを引き留めて

泣きながら自分の気持ちを話した

ちゃんと仲直りはできたけど

ちょっとずつ起こるすれ違い


最近私の心は不安定





時間はいろいろなことを考えさせる

父親の残り時間は刻一刻と迫っていて

1日1日残りの人生で私にたくさんのことを伝えようとしてくれる

担当医からいわれたことは

「いつ何時何が起こってもおかしくない」

とっくに医師が考える余命を越しているのだという




父は待っているのかも知れない

自分の母親の面倒を見てくれている妹にお礼を言える日

残された母を頼むために母の兄弟が見舞いに来る日

私が幸せになる日



夢に出て来た父は私に《幸せになりなさい》と言った

それはとても悲しくてとても辛い夢だった

イヤな予感がしてすぐに病院に行ったら

父の意識がなくなっていた




ガンを告知されて約4年

時間の許す限り親孝行をさせてもらった


辛く悲しい思い出のある家を引っ越した

家族で熊本に里帰りした

弟が結婚した

私の彼を紹介できた



あと残された親孝行は

何なんだろう…






久しぶりのお休み

でも夕べ父の病院から連絡が入り

急遽家族を集めてほしいとのこと

久しぶりの休日は

久しぶりに彼と外出の予定だった

でもそれはいったんお預け


彼に見送られて

父の病院へと行き

現在の父の病状を聞く

状態はかなり悪い

でも

父は生きようとしている

私は隣でそんな父の姿を見て

子供の頃からずっと父が大好きだったことを思い出した


病室に戻り

初めて見た父の涙


生きたい心と

そうはさせない身体と

父の中でのジレンマは相当なものなんだろう




今夜も私は

父の夢を見て

眠れそうにない