最近行きだしたスクールのお友達のお薦めで、V・E・フランクル(池田香代子訳)の「夜と霧 新版」を読みました。

どうせ心理学をやるのなら、いろいろなものを学びたいという、一見意欲的に見えて、実はただ単に衝動にかられやすいだけの動機で読みましたが、この本には心理学のことはあまり書かれていない。

それを期待していた自分にとっては、ちょっと肩透かしを食らった感はありましたが、それでも体験記としては大きな衝撃を受けたのは間違いありません。

あの有名なアウシュヴィッツの中で、著者が体験したことが記されています。

理不尽な環境に身を置かされ、毎日のように周りの人が死んでいくような状態。

そのようなことを、どちらにも偏るでもなく、できるだけありのままを伝えようとしているところにこの本の良さはあると思いました。

正直、一度読みましたが、著者の言いたいことを受け取ることはできていないように思えます。

でも、重要と思われる気になる内容があったので引用させてもらいます。

わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。

要は生きることに対して、受身ではなく、問われている状態にあると考えること。
そして、答えは一つではなく、人それぞれにあるということ。

他にもいろいろあるかと思いますが、私はこの二つのことが重要ではないかなと思いました。

もう少し、心理学として学びたい気持ちもあるので、他の本も読んでみようかと思います。

夜と霧 新版/ヴィクトール・E・フランクル
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