南京西路1025弄にある「静安別墅」は、
弄堂(ノンタン)と呼ばれる古い洋風住宅地となっています。
「静安別墅」の魅力は、
地元の人々の素朴な暮らしぶりが垣間見れることと、
おしゃれなギャラリーやカフェが集まっていること。
隠れ家のようなお店が多く、
「住所をメモしてきたけれど、結局見つからなかった」
なんていうこともしばしば・・・。
思わず、入るのをためらってしまいそうな入口
朝ごはんとも昼ごはんともいえない時間帯、
10時すぎごろに到着した私。

大きなホーローのお皿に盛られたワンタン
ワンタンの写真を撮らせてもらうと、
「奥でいま包んでるけど、見ていく?」と店員さん。
そう言われ、お言葉に甘えて奥へ進みます。
厨房を通り抜けると、外のスペースでワンタンを包んでいました。

左手に皮をのせ、右手で餡をのせ、
テンポよくワンタンを包んでいます。
そのスピードの速いこと速いこと。
1・2・3 1・2・3 1・2・3 1・2・3
店員さんは1個につき約3秒という
小気味良いリズムで包んでいきます。

メニュー
さて、注文したのは、やはりワンタン(小餛飩)です。
ラーメンもありますが、これはまたの機会に。

ワンタン 5元
大きなお碗にたっぷり注がれた熱々スープと、
20個ぐらい入った小さなワンタン。
スープには錦糸玉子、ザーサイの細切り、海苔、ねぎ、干しえびが。
ワンタンの餡はしっかりと味がついています。
卓上のコショウを少し振ると、一層おいしくなります。
「おいしい?」
と日本語で店員さんに話しかけられ、びっくりした私。
でも、すぐに上海語になってしまい、まったく聞き取れなかったのでした。
弄堂小餛飩
静安区南京西路1025弄静安別墅107号
電話:(021)62154718
営業時間:6:00~14:00
※ワンタンを食べるなら、11:00前に行くのがベターです。

