年内ラストのともちゃんの舞台に行ってきました!

 

12/20夜、12/21昼・夜、12/22昼・夜、12/23 昼の全6公演!

 

今回の舞台は音楽劇という普通の舞台とミュージカルの中間的なジャンルの作品。

『くるみ割り人形』とは言うものの砂男が出てきたり、くるみ割り人形をベースにしたETAホフマンの作品集という感じの舞台でした。

 

 

ともちゃんが演じた役はクララ。

3人姉妹の次女で、佐伯太輔さん演じるドロッセルマイヤーに夢の国に連れて行かれ、ネズミのマウゼリンクス夫人に呪いをかけられていたお姫様を救う中で、ドロッセルマイヤーの息子コッペリウスと出会い惹かれていきます。

無事に姫の呪いを解くことに成功したものの、マウゼリンクス夫人の死に際の呪いでくるみ割り人形にされてしまったコッペリウスを守る為、夢の迷路を駆け抜けていく中でいろいろな人たちと出会い、その中で「本当の愛とは何か?」ということについて考えていく、というもの。

 

 

キャストの序列では2番目でしたが、ともちゃんの演じたクララは主役と呼べるこの作品の中心人物でした。

6公演見ましたが、初日は緊張しながらも手探りで精いっぱい演じていたともちゃんが、千秋楽になるまでにクララを自分のものにしていく過程が見られて良かった。

 

 

今回の作品は卒業後に出演したともちゃんの舞台作品でもダントツの完成度。

ホフマンの原作があるとはいえ、他の作品とは比べ物にならない出来でした。佐伯太輔さん、鯨井康介さん、あづみれいかさん、藤浦功一さんというレベルの高い共演者に恵まれたのも大きい。

 

 

個人的に今まで見てきた舞台で1番好きだったのは内田の『最初の晩餐』でしたが、これも確かな脚本とレベルの高い共演者という点で共通してるかな。良い脚本×良い演者、それだけで舞台の出来っていうのは全然違うものになりますね。

 

 

『のぶニャが』や『あちゃらか』は毎日見に行ってると「さすがに同じ作品毎日見るのキツイな・・・」って思ってたのも事実だったんですが、今回はそれがなく毎回毎回「早く見たい!」って思える作品でした。

 

 

ともちゃんに関して言うと、今回は前の2作と比較して明らかにプラスになったことが3つ。

 

1.これまでと違う個性のキャラクターを演じられた

ともちゃんがこれまで演じてきた『のぶニャが』の梓、『あちゃらか』のひなも(ヴェッカーの蓮もそうかな?)気が強くて、ちょっと口が悪くて、でも芯のある子、っていうともちゃんの素に近い感じのキャラが多かったので、演じることも負担はそれほど大きくなかったり、アドバンテージになったりしてたのかなと思うんですが、同時に「ともちゃんってこれしか出来ないんじゃないのか?」っていう不安も少しありました。そんな中で、今回の健気なお嬢様っていう新しいキャラが演じられたことは、女優・中塚智実にとっての成長につながるし、演技の幅も拡がったんじゃないかなって嬉しかった。

 

 

2.劇場によく通る声になっていた

今回、1日だけ後ろの席から見ていて気付いたことが。のぶニャがの時に同じ位置で見ていた時は、ともちゃんの声が明らかに他の共演者よりも小さくて聞こえづらかったのが、今回はとても良く聞こえたことが驚きでした。最近、筋トレもよくやっているみたいなので、そういう効果が出ているのかな?なんか嬉しかった。

 

 

3.表情だけじゃなくて体全体で表現が伝わってきた

以前から書いている通り、中塚智実の演技の大きな武器は表情の豊かさだと思っているのですが、今回は表情だけじゃなくて、声や動きも含めて体全体から彼女の表現が伝わってきて、また1つ演技の実力が付いたなあと感じました。

 

 

ともちゃんの成長も感じた一方で、自分の舞台鑑賞っていう点でも、これまでの「最前ドセンでなくてはヲタクとして負け組」の発想から前後・上手下手色々な視点から見て、同じ視点からでは気付けなかった細かい所を見つけられることに楽しみを見出すようにもなり、ちょっと舞台ってどう見るものなのかっていうのがわかって良かったかな。

 

 

印象に残っているのは、

・ともちゃんがネズミ長男をスリッパで叩くシーン。

オレも叩かれたい← あのシーンのともちゃんのキリッとした表情良かったなあ。

 

・ドロッセルマイヤーに操られて夢の国に連れて行かれるシーンで、瞬きせずに人形のようになっているシーン。

良くキャラクターに入りきれているなって思った。

 

・時計修理のおじいさんの「人はいろんなものをすぐ好きになったり、愛したり、嫌いになったり、恨んだりする」っていうセリフ。

耳が痛いです← ともちゃんに対しては本物のあ(ry

 

・溺れている子供を見捨てた老婆にクララが「卑怯だわ!努力が足りないわ!」と怒るシーン。

このシーンのともちゃんの声大好き。

 

・ネズミ長男に追いかけられるシーンのクララのステップと満面の笑顔><

このシーン無限ループしたい・・・・DVD化よろ号泣

 

・ラスト前にネズミ長男にコッペリウスへの愛を訴えるシーン

「このくるみ割りを本当に愛しているの!」ってセリフ良かったなあ。おいコッペリウス、オレと変われ←

 

 

ですかねえ。

他にも皇帝のバク転が回を重ねるごとにブレてきて疲れてるんだろうな・・・と感じたり、3日目までフレッシュだったかとさやが千秋楽おばあちゃんになってたりとか、宮廷占星術士(?)の声が千秋楽なんであんなことになってたんだろうとか色々ありましたが←

 

 

久しぶりにステージの上を汗をいっぱいかいて動き回っている姿や、ダンスと言うほどの振り付けではありませんでしたがともちゃんの笑顔輝きまくりのステップが見られて本当に幸せだったなあ。

やっぱりともちゃんはステージで動き回っている姿が1番映える。ミュージカルとか絶対に合うと思うんだよなあ。歌はボイトレにいけばなんとかなる←

お嬢様の衣装も似合ってたなあ。

 

 

 

初日~3日目はお見送りもあったので久しぶりに会話。2日目と3日目なぜかともちゃんの近くに行くと緊張して声が震えて自分でも何言ってるかわからないコミュ障でしたが・・・・これが恋か!!(きもをた

 

 

でも、当日までの苦労とか嬉しそうに話してくれるともちゃんが嬉しかったなあ。きっとそれだけ自分でも今回の作品が良いものになったって実感してるんだろうなって思った。他のファンの人に登場人物の名前を得意気にスラスラ言ってるのも可愛かった!

 

 

てな感じの年内ラストのイベントでした。

今回の作品は本当に素晴らしかったから是非定期的にやってくれたら嬉しいなあ。

そしてもっと多くの人がともちゃんの舞台を見に来てくれたら嬉しいです。こんなに輝いてるともちゃん見てたら好きになるなって方がムリってもんよ!泣

 

千秋楽の後に振付師の池田さんとお話しさせて頂いたら、ともちゃんにも踊って欲しかったって言ってたし。ステージの上で輝いてるともちゃんが1番好きだ^^




※なぜかともちゃんにいつも手紙とかプレゼント渡す時にカウンターの係の人に「いつもありがとうございます」って言われるから、なんだこの人・・・・って思ったら六行会の人でのぶニャがの時もいた人らしい。

毎日手紙書いてるの見られるとか恥ずかしい><