総合所見
今回の検査結果より
① 全体的な認知能力の水準は「低い」範囲
にあることから、
境界線の知的機能(境界知能)
であること。
② 自閉スペクトラム症の
特性の存在がうかがえること。
③ AD/HDの特性の存在がうかがえること。
が認められています。
苦手なことは、自分で工夫して対処する
だけでなく、苦手なことを周囲に伝えて
理解してもらい、配慮をえることも大切です。
人と自分が違うように感じる一因として、
境界線の知的機能であることが
関係しているかもしれません。
「知能指数(IQ)」で
「平均的」とされる部分と
「障害」とされる部分
(知的障害に該当する部分)の
「境い目」にあたるところが
境界線の知的機能(境界知能)
と呼ばれています。
境界線の知的機能の特性によって、
日常生活や勉強、仕事、人間関係などで
困難を抱え、生きづらさを感じ、
うつ病に陥るといったケースもあります。
周りと同じように物事をこなせなかったり、
ふるまいづらいことには境界線の知的機能の
影響から、元々不得意さを持っているから
かもしれません。
検査の結果をふりかえっていくと、
物事を素早くこなすことが苦手であるため、
周りと同じスピードで物事をこなすことが
難しかったり、また、新しいことを理解する
ことに時間がかかりやすく、柔軟に物事に
対応することが苦手と考えられます。
一方で、時間制限の関係で得点には
結びつきませんでしたが、時間をかければ、
こなせていた問題も多数みられています。
そのため、自分のペースで取り組めると、
自分らしく過ごしやすいと思われます。
発達障害の特性の関しては、
自閉スペクトラム症、AD/HDの
どちらも特性の存在が疑われます。
知的機能に難しさがあると、発達障害も
伴いやすいと言われています。
一方で、
幼少期に養育者との関係が不安定であったり、
家庭環境が本人にとって安心して
過ごせる状況ではなかった中で過ごしていると、
落ちつきづらくなったり、
衝動的に行動しやすくなったり、
気分が不安定になったり、
周囲との関係がうまく築きづらかったり、
コミュニケーションに支障をきたしたり
といった問題が起きやすいと言われています。
そのため、イライラしやすかったり、
不安定を感じやすいなどの困りごとも
幼少期の心の傷つきが関係しているかも
しれません。
もしかすると、カウンセリングを通して、
自分のことや自分の気持ちを整理し
新たに知っていくことで、自身の悩みが
和らぐかもしれません。
心理士の人は
・自分が合った人、合った環境、合った仕事、
理解してくれる状況や環境があると良い。
・行動などムラがある時は不安定になっている。
・生まれつきなのか
環境でそうなったのかは
わからない。
と。
あたしが思うには
遺伝もあるし
幼少期の頃を振り返ると
環境でそうなったのもあるから
どちらの要因もある。
ま、環境の影響は大きい。
虐待は子どもの心に
深い傷をつけ
心をえぐり
自己肯定感や自尊心を
削ぎ落とす。
心は脳。
虐待は
脳に深い傷をつけ
脳が萎縮、変形し
脳の機能を損なわせ
認知を歪ませる。
担当の心理士さんの
心理検査報告者は
とてもわかりやすく
見やすく作成してくれ
有り難かった😊
これにて発達検査は終了した。