「夕べの予報は雨だったのに、晴れたよ。」
☆シアターザロケッツ プロデュース公演vol.3☆
『星降る学校』
お越し下さった皆様。
本当にありがとうございました😊
Twitterでは書ききれないので、ブログの方を久々に動かしてみました(笑)
と言っても、まとめたくてもまとめきれないくらいに、
素敵な作品と、素晴らしいチームだったので、
色々溢れすぎて、なんて書いていいかわからないです。
時間ばかり過ぎていきます(笑)
皆さんの目にはどう映ったのでしょうか?
ぼく自身、この作品にとてつもない影響を受けました。
運命的に荒木さんと作品と出逢い、
導かれるようにこの作品のうちの1人として、
偶然、「田原」という役を演じさせて頂くことになりました。
この作品の脚本を読ませていただいた時に、
ぼくは心が震えました。
気付いたら泣いてました。
そんな真っ直ぐな作品で言葉の裏側が無限大にある。
僕が演じた田原だけでなく、
どの役も素敵で、一生懸命で、なによりみんなが
「青春」していて。
ほとんどの役が学校の先生です。
いや、大人です。そして模範になるべき事が多い、先生だった。
そんな中、生徒も2人出てきます。
この2人がまたその当時の青春そのものなんです。
そして、物語のカギを握ります。
葵ちゃんとヨシヲくん。
しかし、劇中には名前は出てきません。
「キミ」と呼び合います。
ただ一度だけを除いて。
物語だけではなく、現実でも、名前は本当に大事だと僕は思います。
愛称、ニックネーム、あだ名、言い方は色々存在しますが、良いも悪いもあると思いますが大事でありたいものです。
そこにあなたが「いる」意味を持つとぼくは思う。
この物語は2人の学生と教頭先生が屋上という空間で交差する瞬間から始まります。
でも、時系列は実は同じではない。
そして、2人の学生のシーンはオープニングではあるけど、1番過去ではない。。。
流星群の話をヨシヲが葵にする所から始まります。
星の話です。
くじら座の話です。
ヨシヲが自分に似ているというギリシャ神話のお化けくじらの話をします。
うまくいかないところが似てるな。って。
学生2人の大切なシーンです。
ぼく自身、彼女たちのシーンが本編の気持ちでいました。
それくらい大切だし、2人のお芝居も素敵で何度も感動しました☺️
大切な言葉が星のように散りばめられています。
全部書きたいのですが、あまり台詞や言葉を書きすぎてしまうとあれなので程よく。。。(笑)
「葵とヨシヲ」の「さちちゃんとテル」
2人のことは後ほど。
そこから、教頭先生が現れ少し空間が重なります。
でも、彼女らと教頭先生はお互い見えていません。
☆
ぼくが屋上に着くと夢中に誰かに向かって「好きだ」と練習?してました。。。
見えない誰かを押し倒し妄想の世界で口づけを、、、
!
声をかけると急に腕立て伏せです。
教頭先生、体力あるんですね。
何やってるんですかね?(笑)
というのは冗談で、
教頭先生も青春してました。
愛嬌たっぷりの教頭先生がぼくは大好きです。
すぐるさん演じる教頭先生!
一言で言い切れる人です。
「すげぇ」
凄いんです(笑)
以前すぐるさんのお芝居を大好きな作品で観たことがあったので一緒に出来ることが嬉しくて期待していたのですが、そんな言葉も申し訳ないくらい凄かった。お芝居はもちろん取り組む姿勢だったりとても刺激を受けました!本当に頼りになるお兄さん!
一緒に作品を創れたことは、ぼくにとって宝物です。たくさんディスカッションして下さって本当にありがとうございました😊
楽しすぎて馴れ馴れしくてすみません(笑)
大切な事をたくさん教えてくれて、ありがとうございます!
☆
数学の鎌田先生こと、ネギさん!
ロケッツの劇団員さんです。
僕の中でこの方はトリックスター。
器用で常に周りを見ててそこに合わせて変化をさせつつちゃんと自分のターンを自分の世界に染めて来るネギさんは半端ない。うまいなぁ〜と。
芝居以外でも常に周りを気遣って下さって、何か大事な話や役者同士の意見交換する時は、話に入らなくても、そっと側にいて話を聞いていてくれた優しい兄さん!何かあってもネギさんが居てくれたらきっと大丈夫!って思う程の安心感がありました!だから、鎌田先生がぼくたちへ投げかける言葉には色々なモノが乗っかっていたと思います。
あんなに好きな事に熱中出来る人に悪い人はいない!
優しさをありがとうございます!
☆
音楽の梅下先生こと、なみちゃん。上から読んでも下から読んでも、みなみなみちゃん。
音痴なのではなく歌った時の顔がうるさい音楽の先生。(笑)
なみちゃんはあの大人数で狭くなる空間でもよく動いてくれて稽古序盤から助けてくれました!周りのことを考えてくれて本当にありがとう!そして楽屋ではなみちゃん診療所が出来るほど自分も出演者なのにみんなの喉のコンディションケアをしてくれました!楽屋では保健室の先生でした(笑)その結果千秋楽の歌で自分の喉が壊れるという。。。お大事にね!
みんなに力を与える最高の顔を、ありがとうございます!
☆
保健体育の竹之内先生こと、大将さん!
もうね、この人は本当にお兄ちゃん!沢山ご飯や飲みに行ったし、そこでお芝居の話をいっぱいしたし、フットワークが座組み1軽い。←いい意味です(笑)
バレー部員からは、「バカのうちバカお」と呼ばれるだけあって√の事を国道と答えます。愛すべきバカでした。あと、相撲好きなんですね(笑)問題解決には相撲を取るという謎の理論がツボでした。それでいてハンマー投げで現れた、室伏ー!っと叫んでます(笑)そのせいで腰痛めたのかな?
でも、そんな破茶滅茶な先生でも大将さんだからこそ出来たと思います。あんなにハマる人いるのかってくらい熱いです!
色々と勉強させて頂きました!
情熱をありがとうございました!
☆
家庭科の遠藤先生こと、だんしんぐ。
ナイスだんしんぐ!
ロケッツの劇団員さんです。
あまり動けないという難しい役どころでしたが、ビジュアルと独特な笑い方を活かして沢山の笑いを生み出してくれたと思います!
本人は大変そうだったけど(笑)
あと、劇場に早く来てみんなの衣装をアイロンがけなどみんなの目につかないところも沢山作品の為に動いてくれて本当に感謝です!
みんなのマスコット?ありがとうございました!
☆
美術、園田先生役の潤
いやー、もうね、この作品のムードメーカーだったなぁと。大きいしパワフルなんだけど、色んな話聞いてくれてとても優しい!
そしてこの見た目でまさかの年下!顔合わせの時が懐かしい(笑)
潤は人を笑わす事が本当に天才的!ふざけるとこふざけて、やるとこやる!っていうハッキリしてて気持ちよかったけど、たまに抜けててそんな所は可愛らしかった!稽古場でずっとポッカレモン飲んでて謎だったけど、作品内だけじゃなくて色んな爪痕残して行った気がします。とりあえずよく食べよく飲む!(笑)
座組を笑顔にしてくれてありがとうございました!
☆
ここはあえて2人同時に話したい(笑)
英語科、茶道部、小倉先生のトシさん
英語の教育実習生の榎本先生役のさなちゃん
この2人は最年長と先生チームの最年少。
反則級に面白いコンビ。
見た目から千利休に似てるからという事で茶道部になり、昔はバスケ部だったと説明したら、頭掴んで大先輩をバスケットボール呼ばわりする教育実習生。こんなのズルイよ(笑)
でも、この2人は本当に相性バッチリだったと思います!さなちゃんが困ってる時は常にトシさんが助けてあげてなんだか親子みたいに見えてほっこりしてました。
最高のコンビネーションありがとうございました!
☆
みさちゃんは一言で表すと、
ゲラ(笑)
いつもだいたい笑ってて、楽屋では潤とくだらない話をしていて爆笑していて。話してると楽しい気持ちになります!
あと何と言っても、本番入るまで100%笑うシーンがあって辛かった(笑)
笑っちゃいけないんだけど、面白くて笑っちゃうの。
みさちゃんと大将さんが相撲とミュージカルで同時に松森を説得しようとした後。間違ってるから端っこに連れて行ったあと、2人ともすげぇ顔してます。とぼけ顔がツボでした(笑)
頭悪すぎだろ竹之内と長野!!
本番は笑わずにできて良かったね(笑)
楽しかった!
お店の感じもありがとうございました!
☆
養護教諭の東海林先生、はるちゃん
はるちゃんはこの役1番苦労したんではなかろうか。元ヤン設定ですし(笑)
はるちゃんは柔らかい雰囲気を持ってて、でもふとした時に天然を醸し出す。
松森くんを説得を試みる時、足をバン!と叩きつけるのですが、稽古中思いっきりやりすぎて、痛かったのか、急に笑っている様な変な台詞回しに(笑)
後ろで、ぼくやすぐるさんが何が起きたのか?と焦っていました。東海林先生の松森くん説得シリーズでは稽古中本当に面白かったです(笑)ハマって同じ事何回も聞いたり最高でした。
でも、本番に入ってさらにどんどん良くなって最後は本当に頼もしい存在だったなぁ〜。はるちゃん頑張ったから俺も頑張らなきゃ!って感じでラストへ向けてスイッチ入りました!
作品に華を添えてくれてありがとうございました!
☆
購買部の平原さん、さきちゃん
刑事ドラマ好きの没頭ガール。
あ、購買部だから先生ではないのか!
遠藤先生を怪我させたんじゃないかと鎌田先生を尾行して追い詰めたと勘違いしているちょっと発想が斜め上な平原さん(笑)
平原さんとは違った形でとても真っ直ぐ真面目なさきちゃん。なかなか役が掴めないと言っていたけど、振り切ってからが凄かった。めっちゃ考えてめっちゃ頑張ったんだろうなぁととても刺激を受けました!結果本番でターンが回ってくると見事に笑いを生み出して松森くんが話し始めてくれるキッカケにもなってくれました!
ジーパン刑事ありがとうございました!
☆
卒業生の松森くん役、さとる
残り半分から出てきて、一気に暴れていく難しい役です。
本当は心優しい青年なのに、優しいが故に事件に巻き込まれ、全てを失って絶望な中その事件の復讐をしにくるという。でも、心の奥底では助けを求めている気がしました。
彼自身、松森を演じるにあたってとても苦しんだと思うし、でもちゃんとやり遂げて、最後には素晴らしいお芝居でぼくは彼に助けてもらいました。
色々話ししたねぇ〜。苦しい部分もあったけど、最後は楽しんでやれてたかな?松森くんがさとるでぼくは良かったと思います!
役として鏡になってくれてありがとうございました!
☆
さあそして、
ヨシヲ役 てる
葵役 さちちゃん
この2人には感謝しかありません。
そう。
ヨシヲは若かりし日のぼく「田原」です。
そして、大切な存在のきみ。
いや、
「葵」
きみは、全てを失い何も見えなくなって飛び降り自殺をしようとしたぼくを助けてくれた。
いたずらにぼくを振り向かせ、一番星を指しながら。。。
何も見えなくなったんじゃない。
「見つけられなかっただけだよ。目を、こらしてなかっただけだよ。」
この言葉にぼくだけじゃなく心を打たれた人が多かったのではないでしょうか?
作品的には出逢いと別れのシーンが繋がってるのもまた切ない。
誰だよ。こんな凄い作品書いたの!?
それは後ででいいか(笑)
そして、回想シーンできみと約束をします。
将来先生になって「天体観測部」を作る。って
↑「お互いの夢が叶いますように。」
そう、だからこの本編の始まりはきみとの約束を守るために屋上に来たのです。
そして、その当時一緒に星を見ようとしたけど、見ることは叶いません。きみにはお母さんとの約束があったから。
ヨシヲ
「明日は、見ようね」
葵
「晴れたらね」
てる。さちちゃん。
生きる事の大切さを教えてくれて、ありがとうございました!
☆☆☆
でも、次の日も、その次の日も、彼女と一緒に星を見ることはなかった。
「・・・・・」
皆さんに持って帰って頂きたいシーンです。
答えはあります。でも、言いません。「言うべきではなかったから」
きっと、皆さんの思う通りだと思います。
再演の中の究極の変更点でしょうか?
死を決めた松森くんをぼくが助け出します。
「輝いてんるだよ。見つけてないだけで。」
最大のテーマだったと思います。
『それでも、生きろ』
僕はこの言葉にとても勇気を貰いました。
凄い言葉です。見てくれた方にしか届かないけど。凄い流れでした。
僕にしか見えない流星群が見えたのは、きっと、今のぼくを見て、きみが笑ってくれたからかな?
僕が演じさせて頂いた「田原」は
ここにいるみんなが創ってくれました。
僕自身特に何もしてません。
みんながいてくれたからそこに生きる事が出来ました。
☆
そして、
作演出の荒木さん。
本当にありがとうございました✨
もうね、こんな凄い人初めて見た!
笑ってるんですよ。何があっても(笑)
いつも話聞いてくれるし、究極な話を持ちかけてもオッケーしてくれるんですよ。
そして、この作品ですよ!
すげーよ。もうほんと素敵すぎる。
人として尊敬します。また一緒に創れるときが来るのを楽しみにしています!
あと、W杯観ながらライン楽しかったです(笑)
☆
あと、写真はありませんが、
舞台監督のだいすけさんをはじめとする照明音響チームの皆様。素敵な空間をありがとうございました。
制作の小野さんをはじめとする劇団員さんや当日スタッフの皆様。お芝居に集中できる空間を作って下さってありがとうございました!
さらには、物販で急遽入ってくれた、前回の東海林先生の緒方夏生ちゃん。
毎日本当にお疲れ様でした!素敵な写真も沢山ありがとう!
あとは、最後あの人。
えーっと、なんだっけ。
あ、井上さん。
井上貴々さん。
たかたか!
。。。
あ、やっぱいいか(笑)
あ、でも
一応、ブログを通じて聞いておくか。
俺は、たかたかとの
男の約束果たせたのか!?
答えは美味しいご飯を俺にご馳走してください(笑)
☆
本当にオールキャスト&オールスタッフそして、ご観劇ご声援頂いた皆様が本当に本当に最高でした!
改めまして、
ご来場、
誠に、
誠に、
誠に、
ありがとうございました!!!
☆
最後に、
きみにもう一度伝えたいことがあります。
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「夕べの予報は雨だったのに、晴れたよ。」
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これは皆様にも届いてくれたら嬉しいです。
本当にありがとうございました。
田原先生役。坂口和也。