業界トップクラスに集中=就職先人気ランキング

1月12日19時0分配信 時事通信

 「就職氷河期」の再来が指摘される中、大学生や大学院生の就職希望は例年以上に各業界のトップクラスの企業に集中する傾向にあることが12日、就職情報会社ダイヤモンド・ビッグアンドリードが発表したランキング調査で分かった。文系は特に顕著で、三菱東京UFJ銀行や東京海上日動火災保険などが男子、女子ともに順位を上げている。
 文系の男子では三菱商事が4年連続の1位になるなど、総合商社が上位を占め、女子は東京海上が2年ぶりに1位を獲得。また、業績回復を受け採用に積極的な大手銀行が男子、女子ともに上位に入った。
 一方、理系の男子は東芝など電機・精密7社がベストテン入りし、メーカーの復活が顕著。女子は明治製菓が初めて1位になっている。
 厚生労働省によると、今春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)は過去3番目に低い。ダイヤモンド・ビッグアンドリードは不況の影響に関して「文系でも不況に強い食品大手などの順位上昇が目立つ」としている。
 調査は昨年10~12月、全国の就職活動中の大学3年生と大学院生計3万人を対象に行い、5730人から回答を得た。 
就活はや本格化 採用2011、現4年生もライバルに

 2011年春に卒業を予定する大学3年生の就職活動が例年より一足早く本格化している。就職氷河期の再来ともいわれる中、危機感を持つ学生は企業の説明会などに殺到。受け付け開始直後に予約が埋まるケースもある。

 「まるで人気アーティストのチケットみたいだ」。鉄道業界などを志望する東京大公共政策大学院修士1年の菅原優輔さん(25)はこうぼやく。ある企業の説明会に申し込もうとしたら、予約開始から2分で100席が埋まってしまった。菅原さんはキャンセル待ちで何とか席を確保した。就職活動を始めた3年生にとって、先輩は手ごわい競争相手でもある。慶応大法学部3年の津谷真理さん(20)は「わざと単位を落として留年する人が多いと聞く」。明治学院大学文学部3年の安田実穂さん(21)も「4年生もいるので競争が激しくなりそう」と警戒する。

 文部科学省によると、10年春卒の大学生の就職内定率は昨年10月1日時点で62.5%と、前年より7.4ポイント下がった。最終的な就職者の数も、09年春卒に比べて大幅に減少する可能性が高い。 (15:30)

「アメーバ」ブログでウイルス感染の恐れ

 人気ブログサイト「アメーバ」を運営する「サイバーエージェント」(東京都渋谷区)が、ブログの飾りとして無料配信したアニメーションが何者かに改ざんされ、ブログ利用者や閲覧した人がコンピューターウイルスに感染する恐れがあることが7日分かった。

 同社によると、このアニメは、セキュリティー対策の徹底をブログ利用者らに訴える「ノートン・ポリス・シティー」。同社の委託を受けた業者のサーバーと自動的に通信する仕組みだが、昨年12月26日、このサーバーが何者かの不正アクセスを受けたため、同日から今月6日までに通信した利用者や閲覧者はウイルス感染する危険性がある。

 同社では、配信を受けたのは少なくとも数千人とみられるが、ウイルスの種類や感染する恐れのある利用者数は不明だという。

家電量販のノジマ、販売実習で新卒選考 10年入社、別枠で採用

 関東などに約80店を運営する家電量販店のノジマは、新卒採用の一部に店舗販売実習を基準に選考する手法を取り入れる。面接や筆記試験を中心とした通常の採用とは別枠を設け、接客・販売に優れた学生を獲得する狙い。景気低迷で多くの企業が新卒採用を絞り込む中、柔軟な採用で営業などの即戦力に期待する。

 2010年入社の新卒採用から導入する。今春大学を卒業予定で内定がない学生を対象に、1月下旬から2月にかけて選考する。通常の入社より2カ月遅い6月1日付の入社となる予定。6月ごろに新店を多く出すのに備える。(