化粧品製造販売会社「アスカコーポレーション」(本社・福岡市)から不当に解雇されたとして、大阪や東京、名古屋の百貨店にあった同社の化粧品売り場で勤務していた21~50歳の女性12人が12日、社員としての地位確認と解雇後の月給(平均約23万円)の支払いを求める訴えを大阪地裁に起こした。

 訴えによると、12人はアスカ社が全国49の百貨店にあった売り場を2月までにすべて閉鎖したのを受け、3月で解雇された。「会社側は解雇を避ける努力や社員との協議を尽くしておらず、解雇権の乱用だ」と主張している。

 大阪市の百貨店で販売員をしていた原告女性(25)は同社から「自費で転居すれば福岡本社か東京支社で働ける」と言われ、断ると解雇されたという。提訴後の記者会見で「会社側は『採算が合わない』と言うだけで謝罪もなく、使い捨てにされた」と話した。

 アスカ社は「話し合いで適切に対応してきた。提訴は遺憾」としている。同社は99年設立で従業員約300人。社長が自ら出演するテレビCMで知られる。08年8月期の売り上げは約112億円。