保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が日本で展開するアリコジャパン、AIGエジソン生命保険、AIGスター生命保険の生命3社を売却する意向を3日に表明したことで、生保の業界地図が大きく変化する可能性が出てきた。すでに英プルーデンシャル、独アリアンツ、カナダのマニュライフほか欧米の大手生保会社が買収に強い関心を示しているとされ、国内の生保関係者の間でも緊張が高まっている。
アリコジャパン、AIGエジソン生命保険、AIGスター生命保険の3社合計の保険料収入は国内5位で、大手に次ぐ存在感を示す。
アリコジャパンは、通信販売や代理店など多様な販売ルートや特徴ある商品が強み。AIGエジソンとAIGスターは破たんした生保の契約を引き継いだため、逆ざやの契約がなく、財務体質が優れているのが特長だ。
国内勢では日本生命保険、東京海上ホールディングスの名が取りざたされている。
株式の売却方法や株式数などは不明だが、アリコジャパンなど3社合わせた売却価格は「2兆-3兆円規模になるのでは」(証券関係者)と巨額に上ることが予想され、買収の余裕がある保険会社は限られる。