東京大学の国際競争力を高めるため、トヨタ自動車、三菱東京UFJ銀行、東京電力など15社が120億円を拠出し基金をつくることが23日、明らかになった。毎年の運用益の一部を東大に寄付、東大は留学生向け奨学金の充実などに活用する。国内の大学で初の試みで、日本の大学の国際競争力低下に対する危機感を背景に、経済界が資金面で人材育成の支援に乗り出した格好だ。
東大によると、基金の名称は「東京大学信託基金」。15社が5億―15億円を拠出、三菱UFJ信託銀行に運用を委託し、26日から運用を始める。期待運用利回りは年3.5%に設定、国内債券中心に運用し、各社が得た収益の一部を毎年、東大に寄付する。「おおむね長期金利を上回る分が寄付される見通し」(東大)といい、運用成績が期待通りなら毎年、2億5000万円程度が東大の寄付収入になる。 (16:00)