ソニー、バイオの電池25万個回収を発表

 ソニーは24日、同社製リチウムイオン電池の異常過熱問題に伴い、同社のノートパソコン「VAIO(バイオ)」に搭載した電池を全世界で25万4000個回収すると発表した。主力市場である米国で米消費者製品安全委員会との協議が終了し、一連の電池のトラブルに伴う自主交換プログラムの全容を確定した。

 8月に先行して回収を決めた米デルやアップルコンピュータ向け電池に続く全面的な回収決定に伴い、バイオ向けの25万4000個も含め全世界で約350万個を追加して回収する。これで回収総数は960万個、総費用は510億円に膨らむ。

 ソニーは24日午後、都内で中川裕執行役副社長らが出席して記者会見を開き、事故原因の経緯などを説明する。 (12:51)