アミューズ、会長が20万株贈与・社員や専属アーティストに

 アミューズは22日、筆頭株主である大里洋吉会長が保有する20万株を、子会社を含むすべての役員と社員、専属契約のアーティストに贈与すると発表した。受け渡しは9月30日の予定。大里会長の持ち株比率は29.45%から26.87%に低下する。

 社員やアーティストなどが株主という立場で経営的視野を持って行動することが目的としている。贈与する株数は1人あたり一律500株で、22日の終値2020円で101万円。「受け取る側に税負担がかからないよう配慮した」(広報宣伝部)という。

 アミューズには社員持ち株会のほかに、アーティスト持ち株会があり、3月末時点で1.9%保有している。タレントの三宅裕司氏が会長、サンプラザ中野氏と富田靖子氏が副会長を務める。同社にはサザンオールスターズ、ポルノグラフィティ、BEGINらが所属している。 (21:15)