怖がる長女の背中押す=抱きかかえ、欄干に座らせ-畠山容疑者供述・秋田児童殺害

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人容疑で再逮捕された無職畠山鈴香容疑者(33)が県警能代署捜査本部の調べに対し、欄干の上に座らされ、怖がっている長女彩香ちゃん=当時(9つ)=の背中を押し、川に落としたと供述していることが26日、分かった。
 調べによると、畠山容疑者は4月9日夕、サクラマスを見せるため、藤琴川に架かる大沢橋に彩香ちゃんを連れて行った。橋のすき間からしゃがんで川をのぞいたが見えず、抱きかかえて欄干に座らせた。
 彩香ちゃんは自分で乗りたいと求めておらず、欄干に乗せられて怖がったが、その後に背中を押され、頭から川に転落。川底などで頭を打ち、意識を失って水死したとみられる。