職場結婚、トップから転落 出生動向基本調査

 結婚相手は職場よりも友人の紹介で-。厚生労働省付属の国立社会保障・人口問題研究所が27日発表した出生動向基本調査で、夫婦が知り合ったきっかけは、1987年以降1位だった「職場や仕事で」が29・9%と前回(2002年)より3ポイント減少し2位に転落、かわって「友人・兄弟姉妹を通じて」が30・9%(1・7ポイント増)でトップとなった。
 晩婚化も一層進み「夫婦の理想的な子供数」は初めて2・5人を下回った。現実に持つ予定の子供数はさらに少なく、最大の理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」。少子化の理由の一端が示された形だ。