「勝ち組オトコをゲットしろ」


と、エリートに限定した結婚仲介サービスが女性に大人気だそうな。
「(株)誠心」は男性会員を“勝ち組”の医師あるいは東大・早慶大卒、年収1000万円以上を条件にして多くの女性会員を獲得している。男性の条件によって4つのクラブがあり、隔月の定例パーティーや4クラブ合同のパーティーなどが開かれる。中でも男性が

24歳から39歳の医師・歯科医師限定の「VALENTINE CLUB」への


女性の入会金は31万5000円! 


男性会員2万8350円


のなんと10倍以上というから驚く。


 1万人近くの結婚カウンセリングを行った経験を持ち、「彼女はなぜ結婚できたのか?」(芸文社)の著書がある雨村幸親氏はこう話す。
「結婚仲介サービス業者は全国で約30社存在し、会員数は30万人になるといわれている。しかし、希望条件通りの相手に出会うためには登録会員数がモノをいうこともあり、全体の8割を大手7社で独占する状態。新規参入が難しく、少子化の影響などから全体のパイは縮小傾向で、ここ10年でも大手2社が倒産、撤退している。気軽なねるとんパーティーや出会い系サイトの進出も業界の悩みの種。大手以外の業者の生き残り戦略として、他社との差別化が求められる結果、こうした“勝ち組”限定の業者が人気を集めるのでしょう」
 記者は都内某高級ホテルで開催された合同パーティーへ潜入取材。出席は男女半々で約220人。「First Impression Game」というカードを用いて相手の年齢や職業、趣味を聞きながら会話し、10分ごとのアナウンスで相手をチェンジするシステム。
 記者は10人の女性と会話することができたが、

フル装備に着飾った女性たちが


果敢に男性にアタック


するバイタリティーに、タジタジになるばかりだった。


「“勝ち組”獲得レースに参加できる女性は、世にいる多くの“負け犬オンナ”に比べれば恵まれた立場にいるといえる。好条件の結婚相手を見つける条件が両親の家柄や経済力に裏打ちされる状況は、案外変わらないのかもしれません」(前出の雨村氏)