冬 ノ ニゲミズ。
天気がいい。
日常の大半は車で移動するが、今日はめずらしく歩いてみた。アスファルトの向こうに逃げ水が浮かんでいる。歩いても歩いてもおいつかない。ただ遠くに浮かんでいるだけだ。
ふと思った。もし今、乾ききった体に水が必要だったら、逃げ水を本当の水だと思うのだろうか。思い込みが激しいので確信するに違いない。追いつくことはなくても、どこまでもどこまでも追いかけるだろう。
立ち上がる力さえも尽きてしまったら、たとえ転がっても、這いつくばってでも水を目指すだろう、きっと。いくら追いかけても、追いつくことのない逃げ水って何かににている。はて、なんだったっ け。
んー。。まぁ、いいや。どうせ今日は休みだし、時間は死ぬまであるし。追いつかないと思うと追いかけたくなるものだし。水分は足りているけれど、ちょっとだけ挑戦してみよう。
冬の逃げ水に。