せっかく再開したブログをまた寝かせることのないように
「はじめまして」シリーズ第二弾
っても、
何を自己紹介するよ。
ボイジャー君にお尋ねすれば
Equanimity(冷静、俯瞰)
(ボイジャータロット基礎講座より)
想起したのは
学生時代の友人に言われた
「A子ちゃんてロマンチストの正反対だよねー」
という言葉です。
恋愛において、相手に自分の妄想や理想を押し付けることがなかったからです。
はじめからそうだったわけではありません。
もう一つ思い出したこと
中学生の時、初めてお付き合いした同級生とイチャイチャしていたときのこと。
チュウされて、頬を紅らめうつむき、喜びに打ち震える純なワタクシ。
大ウソです。
何が楽しいんだか何がキモチイイんだかさっぱりわからず、
でもチュウされたらきっとこんな感情になり、そーゆー表現をするもんだ、
相手はそれ求めている、
そう思って演じておりました。
しかし、
面白くないことが長続きするわけでもなく、
次第に私はこの宙に浮かぶサファイヤのように
天井からシシラシ~ンと自分と相手の姿を眺める存在になっていきました。
俯瞰視?
幽体離脱?
演じることで相手に「カワイイ女の子」的な幻想を抱かせたくせに、
相手を鬱陶しく思うようになりまして。
で、演じ続けるエネルギーが調達不可になり、
ま、平たくいうと苦痛になり、サヨウナラ~
ちなみに中学時代の友人はワタクシのことを
「ガラス細工の少女」と評したことを、のちに
「ダマされた!」と悔いておりました(笑)
高校時代は愁派を送ってくださるお相手をにらみ返したりもしておりましたねえ。
自分の理想や幻想をこっちに押し付ける行為と見なしていたので。
20代で恋をしました。
恋というよりも恋もどきです。
AVメーカーに勤務するインテリおぼっさまです。
新宿三丁目のゲイバーのはしごという素敵なデート
なじみのママさんと機知に富んだ会話をする姿に胸キュン
しかし私はまた、相手の求める女性像をセンサーでリサーチしてそれを演じるであろう。
相手に自分勝手な妄想を抱いているだけだとわかっていたので
いい雰囲気になっても絶対にお付き合いはしたくありませんでした。
恋は、自分でままならない部分を自分の中に作り上げることで
新しい視点、思考を生み出す道具として有効利用していました。
頭の娯楽のネタ探しです。
つまり相手を生身の人間として扱わず、
自分のことしか考えていないという症状です。
元相方と付き合い始めたのはそんな時です。
きっかけはエロライターをやっていた元相方が、とある女子高の文化祭に潜入取材に行くにあたり、カップルで行った方が怪しまれないからと同行依頼されたことです。
その後、恋愛や性に対する考えをインタビューされてデートの約束をしました。
初デートでまた恋愛遍歴や性遍歴に関して赤裸々にインタビューされました。
自分のみっともない部分、消したい過去などダークゾーンをバリバリ語ってのスタートです。
付き合い始めは
「尊大プレイ」をするヤツと、
「従順プレイ」をする私、
やりました。
三か月で私がブチ切れて終了です。
お互いに幻想を抱くことも、自分の理想を押し付けることもない地点にようやく到達です。
後になって、
「お前から先に好きになったんだろッ」
「いーや、お前だろッ」
と言い争うふたり。
以降のことはあまりにもあまりなんで以下省略。
ひとつだけエピソードを。
肉体カンケーが希薄だった二人は、
一緒に暮らし始めてすぐにソコから完全離脱しました。
他の男性と致しにおでかけする私を
「いってらっしゃーい」と見送る元相方。
それでも籍を入れてしばらくすると
「一応結婚してるんだから間男にヤラれてるオレの立場も考えろよ」
と言われました。
「紙切れ一枚で変わるオマエの立場ってなんなんだッ」
と逆ギレする私。
「それもそうだな~」
以上、問題解決!
セックスレスや浮気が不仲の原因にならない二人。
お互い、自分の所有者は自分だと思っていたし
「スペシャルな存在でありたい」というのは承認欲求を満たしてくれる存在の確保だと思っていました。
それは当時の「愛」の概念からズレていたので
私は自分のことを「愛」を認識できない「愛のないニンゲン」だと思っておりましたが、
それでもなかよしだったので、ある種の愛はあったということでしょう。
と自己弁護を少々入れてみる。
私は決して恋愛においてEquanimity 冷静ではありません。
むしろ、すぐにのぼせるクチです。
だからこそそんな自分を観察し、制御を試みていたのでしょう。
これからは野放しにします。
そうでもしないと新しい出会いもへったくれもありません。
と、つらつらと書き連ねましたが
Equanimityというカードを使っての
「はじめまして、私はこんなニンゲンです」はと申しますと
「はじめまして、私はこんなでっかいサファイヤのついた首飾りが似合うゴージャスな女です」です。
いえ、ウソをつきました。
ホントは首飾りではく、冠が欲しいです。
ブログ再会記念!
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