漢方医療などの伝統医学を中国では中医学といいます。中医学は、人体の解剖や生理機能の知識をもとに病気の原因を探り投薬する西洋医学とは違い、人体のバランスを整えるために薬理作用のある生薬を使って治療するところに特徴があります。

 高血圧症を例にすれば、血圧を直接下げるのが西洋薬。高血圧の原因を取り去るのが漢方薬です。だから中西医学結合(西洋医学では代替医療と言います)の病院では、まず西洋医学で降圧してから、漢方治療によって降圧剤の投薬量を減量します。

 中国では漢方注射薬が主流ですが、日本は薬事許可の関係で経口薬になりますね。海外から生薬原料を輸入して、日本で生薬エキスを抽出精製し製品化することが多いと思います。