こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~476までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画           276作品 (+4)
イギリス映画           033作品 (+1)
フランス映画           020作品 
香港映画             011作品 
イタリア映画           015作品 (+1)
スウェーデン映画         008作品 
伊・仏合作映画          010作品 
米・英合作映画          005作品 
カナダ映画            006作品 
フィンランド映画         003作品 
ソビエト映画           004作品 
英・仏合作映画          005作品 
西ドイツ映画           003作品   
仏・米合作映画          003作品   
伊・西合作映画          002作品 
伊・仏・西独合作映画       003作品 
伊・米合作映画          002作品
西独・仏合作映画         002作品 
独・米合作映画          002作品 
メキシコ映画           002作品 
米・カナダ合作映画        002作品 
イラン映画            003作品 
スイス映画            001作品 
スペイン映画           003作品 
台・米合作映画          001作品 
台湾映画             003作品 
デンマーク映画          001作品 
フィンランド・仏・独合作映画   001作品 
ブラジル・米合作映画       001作品 
ベルギー・仏・独合作映画     001作品 
ポーランド映画          001作品 
伊・西・西独合作映画       001作品 
伊・仏・ベルギー合作映画     001作品 
英・伊合作映画          001作品 
英・仏・マケドニア合作映画    001作品 
香港台湾合作映画         001作品 
濠・英合作映画          001作品 
濠・仏合作映画          001作品 
西・メキシコ合作映画       001作品 
西独・英合作映画         002作品 
中・香合作映画          001作品 
日・英合作映画          001作品 
仏・独・ハンガリー合作映画    001作品 
仏・独合作映画          001作品 
米・英・伊合作映画        001作品 
米・英・仏合作映画        001作品 
米・西独合作映画         001作品 
芬・瑞合作映画          001作品 
メキシコ・米合作映画       001作品 
伊・カナダ合作映画        001作品 
典・仏合作映画          001作品 
伊・ソビエト合作映画       001作品 
米・南アフリカ合作映画      001作品 
仏・スペイン合作映画       001作品 
香港・台湾合作映画        001作品 
チェコスロバキア映画       002作品 
ユーゴスラビア映画        001作品 
仏・独・南斯拉夫合作映画     001作品 
伊・独合作映画          001作品 
英・伊・独合作映画        001作品 
ドイツ映画            002作品 
仏・南斯拉夫合作映画       001作品 
米・阿蘭陀合作映画        001作品 
伊・ソ連合作映画         001作品 
西独・ペルー合作映画       001作品 
伊・アルジェリア合作映画     001作品 

加・伊・パナマ合作映画      001作品 

伊・西独・仏合作映画       001作品 

加・仏・米合作映画        001作品 

日・仏合作映画          001作品 

仏・ルーマニア合作映画      001作品 

※(芬)蘭=フィンランド (瑞)典=スウェーデン (濠)太剌利=オーストラリア (南斯拉夫)=ユーゴスラビア

 

★公開年での分類 (計476作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 020作品 
1960年代 060作品 
1970年代 142作品 (+1)
1980年代 117作品 (+4)
1990年代 105作品 (+1)
2000年代 027作品 
2010年代 005作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       187作品 (+2)
サスペンス     121作品 
アクション     076作品 (+1)
コメディ      058作品 
犯罪        059作品 (+1)
ロマンス      036作品 
西部劇       029作品 (+2)
SF        027作品 (+1)
ミステリー     028作品 (+1)
スポーツ      008作品 
ホラー       027作品 (+1)
アドベンチャー   011作品 
ファンタジー    016作品 
戦争        011作品 
ミュージカル    003作品 
パニック      006作品 
ファミリー     005作品 
ギャンブル・賭博  002作品 
青春        018作品 
音楽        006作品 
歴史劇       006作品 
伝記        008作品 
任侠・ヤクザ    001作品 
料理・グルメ    001作品 

エロティック    008作品 

学園        001作品 

モンド       004作品 

ドキュメンタリー  004作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        169作品 
サイコ         059作品 (+1)
社会不信        038作品 (+1)
群像劇         045作品 (+1)
スーパーエージェント  032作品 (+1)
法廷劇         008作品 
奇妙な愛        044作品 
女性の人生       010作品 
テロリストとの対決   007作品 
モノクロ        038作品 
デストピア       021作品 (+1)
戦争の現実       020作品 
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  006作品 
ワンカット       002作品 
ユニーク        008作品 (+1)
コミカルホラー     007作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「タッカー」のように

真紅のタッカーを運転するモルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第106弾~第108弾でセレクトされていた476~480作品になります。

 

ここから第109弾

 

作品No.477 恐怖の報酬 (1977)

(原題:SORCERER アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス ドラマ
私のジャンル分類 : 群像劇
監督 : ウィリアム・フリードキン

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作は1977年に公開されたアメリカ映画ですが、オリジナル作品ではなく1953年に公開された同名のフランス映画のリメイク作品。1953年版「恐怖の報酬」は名作として名高いモノクロ作品でしたが、1977年版は長い間DVD化される事がなく、2013年にフリードキン監督自身によって4Kデジタルリマスターされたバージョンが公開されました。

 

・本作の主人公は南米奥地の油田で発生した大火災を消化させるために、ジャングル奥地に長年放置されていたダイナマイトを取りに行く4人の男たち。長年放置されて劣化していたダイナマイトは、沁み込んでいたニトログリセリンが液化してしまっており、少しの刺激でも大爆発を起こしかねない危険な状態であり、よほどの熟練運転手か命知らずでなければ運ぶ事など不可能なものでした。

 

油田が爆発すると水では消せず

ダイナマイトなどで火を吹き飛ばす

必要が生じていました。

 

・どんな手を使っても火災を消化するよう厳命されていた現地の責任者は、一人につき1万ドルという破格の報酬を用意してニトログリセリンを輸送してくれる人間を募集し、ただならぬ雰囲気を持った4人の男たちに任務を託す事にしたのですが、決行直前一人が殺し屋のような男に殺害されてしまい、予定を変更して、その殺し屋と共に命懸けのミッションに向かう事になってしまったのです。

 

綿密なシミュレーションを重ねて

超高難易度のミッションに

挑もうとしていた4人でしたが

直前に一人が殺害されたため

仲間を殺害した人物を代わりに乗せて

出発する事になってしまうのです!

 

★一口ポイント 本作が1953年と大きく異なっているのは、映画の冒頭の30分を使ってニトログリセリンを運ぶ事になったマルティネス、セラーノ、ドミンゲス、そして殺し屋のニーロという名の4人の男たちが、どんな過去を送って来たのかをじっくりと描いているところ。

 アラブ系のマルティネスは、イスラエルの街中で爆弾を炸裂させて沢山の人を死亡させた殺人者。

 フランス人のセラーノは、家族の資産を不正取引で失ってしまい、妻の弟を自殺に追い込んで逃亡した殺人者。

 アメリカ人でマフィアに所属していたドミンゲスは、逃走中に交通事故を起こして仲間を事故死させた殺人者。

 そして殺し屋のニーロも、当然ながら殺人者。

 

 恐らくですが本作は、人を殺した事で永遠の呪いを受ける事になった4人の人間が少しでも揺らせば爆発するニトログリセリンを運ぶという罰を受ける姿を描いたダンテの神曲の地獄篇のような作品としても観る事ができる作品だと思います。

 

人を殺してしまった人間の心境は

いつ爆発するか分からない

ニトログリセリンを乗せたトラックを

足場の悪い場所で進ませるような

心境なのかもしれません…

 

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作品No.478 ミンクの手ざわり (1962)

(原題 THAT TOUCH OF MINK アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : コメディ ロマンス
私のジャンル分類 : 奇妙な愛
監督 : デルバート・マン

 

冒頭の展開

 

・主人公のキャシーは、NYのアパートで暮らしている求職中の女性。職業安定所で失業保険を受け取ろうとしたキャシーは、窓口業務を担当しているビーズリーという男に言い寄られますが、気性が激しいキャシーは口汚くビーズリーを罵倒して職業安定所を出て行ってしまいました。

 

・そんなキャシーが恋してしまったのは投資会社社長のフィリップ・シェーンという男性。フィリップとの最初の出会いは最悪だったキャシーでしたが、フィリップに一目会った瞬間メロメロになってしまい、ほどなく相思相愛の関係になっていきました。

 

・恋愛慣れしているフィリップは、女性の扱いを心得ているからこそキャシーに最上のもてなしを行いますが、キャシーにとってそれは、他の女性にも行っていた行為のように思えて素直に喜べず、理由も説明せずにふさぎ込んでしまうキャシーの態度に困惑したフィリップもまた、いっそ別れた方が良いのではないかと思うようになってしまったです。

 

デートした晩「僕の部屋へおいで」

と言われたキャシーは警戒しましたが

連れて行かれたのは建設中のビル。

美しい摩天楼でのデートに

キャシーはウットリしていたのですが…

 

★一口ポイント 1960年代は、昔ながらの慣習が息づいていた古臭い時代であり、女性に自由がなく苦しんでいた時代だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、1960年代に作られた本作のような恋愛映画に登場する女性は、自由な意志で職業を選択したり、仕事屋や恋や人生を謳歌している方も少なくありません。

 本作は、強い意志を持って行動する事ができた1960年代の女の子が、どれだけ自由に生きていたのかを知る事ができる温故知新的な作品としてお楽しみ頂けると思います。

 

自分の想いを伝えるのが怖くなり

泥酔してしまうキャシー!

1960年代の女性は

こんなに自由だったのです。

 

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ここから第110弾

 

作品No.479 ドラキュリアン (1987)

(原題 THE MONSTER SQUAD アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション ホラー コメディ

私のジャンル分類 : コミカルホラー

監督 : ジョージ・A・ロメロ

 

冒頭の展開
 

・【前提】本作の原題は「THE MONSTER SQUAD (モンスター・スクワッド)」。尚「SQUAD (スクワッド)」とは「分隊」を意味する軍隊用語ですが「モンスター・スクワッド」の名を冠する本作は「モンスターたちの部隊」ではなく、ユニバーサルのモンスター映画をこよなく愛している子供たちが名乗っているチーム名なのです。

 

ユニバーサル映画の人気モンスターと言えば

ドラキュラ、半魚人、狼男、ミイラ男、

そしてフランケンシュタインですが…

 

本作のモンスター・スクワッドは、

モンスターが大好きな少年少女なのです!

 

・本作はモンスターマニアの少年たちが「100年に1度起こる善悪の均衡の崩壊」が今年である事を察知し、子供たちだけで事件を解決しようとする「IT」みたいな展開の作品。「100年に1度起こる善悪の均衡の崩壊」というのは、善と悪とのバランスを守っている秘石が100年に一度弱体化し、眠っていたモンスターが活動するようになる時期の事。

 

主人公のショーンは、母親が買って来たヴァン・ヘルシング博士直筆の日記を読み、善悪の均衡の崩壊するのが今年だと知って戦慄しますが、ちょうどその頃、ショーンの町の周辺でモンスターが次々と目撃されるようになったのです!

 

最初に復活したのはドラキュラでした!

 

★一口ポイント どんなに人気を博したヒット映画でも、人々が語る事を忘れてしまえば、気が付けば誰も知らない作品となってしまうもの。

 ですが本作は、忘れ去られようとしていたユニバーサル・モンスターたちに再びスポットを当てている、モンスター映画愛あふれる作品。

 それぞれの怪物は元の作品に忠実なディテールで作られているため、もし原作を見た事がなかった人でも本作を観て頂ければ「狼男って変身するまでは不通の人間なんだ」とか「フランケンシュタインって別にモンスターって訳じゃないんだ」というモンスターの基礎知識が身に着くような作品となっているのです。

 

満月を見て変身する直前まで

自分の事を拘束してくれと頼む狼男!

 

フランケンシュタインは

悪意のない殺人をしてしまった

悲劇のモンスター。

 

その事を知ってるモンスタースクワッドは

フランケンシュタインに親近感を持ち

友達になってしまいます!

 

過去の作品の想いを継いで

悲劇をハートフルな展開に変換する本作は

ある意味モンスター愛溢れる

ファン・ムービーのような

作りの作品となっているのです!

 

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作品No.480 クリープショー (1982)

(原題 CREEPSHOW アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ホラー
私のジャンル分類 : コミカルホラー
監督 : ダリオ・アルジェント

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作は1950年代のECコミックを80年代に映画として蘇らせるというコンセプトで作られたホラー・オムニバス映画ECコミックとは「TFE HAUNT OF FEAR (恐怖のドン底)」「TALES FROM THE CRYPT (遺体安置所の話)」と言ったおどろおどろしいタイトルで一世を風靡したアメリカの子供向け雑誌の事。

 

「TALES FROM THE CRYPT」

 

・ホラー小説や映画がブームだった50年代に出版されたこれらのコミックは、子供たちにとっては最高の娯楽だったのではないかと思われますが、これらの作品が人気を博した事によって、青少年の非行を助長していると考える親や聖職者や学校教師などから攻撃を受けたこれらのコミックは、ほどなくして全て廃刊にされてしまいました。

 

・ですが少年時代に愛読していたホラー漫画を絶版にされてしまった当時の子供たちの恨みは根深かったようで、少年時代にこれらの雑誌を愛読していたジョージ・A・ロメロやスティーブン・キングは、大人になってから、まるでこれらの雑誌に載っていた作品を現代に復活させたような作品を作るようになってゆくのです!

 

話の間に登場する死神アニメは

まるで廃刊になってしまった

「TALES FROM THE CRYPT」が

蘇ったようなのです。

 

★一口ポイント 本作はあの「ゾンビ」を撮られた事で有名なジョージ・A・ロメロ監督。

 マイナー映画界の巨匠であったロメロ監督作品である本作が、ハリウッド・メジャーのワーナー・ブラザーズによって配給されのは、80年代にポップカルチャーがビジネス化していった経緯を考えると興味深いものがあります。

 ですが本作は、ほぼ同時期に公開された「トワイライトゾーン/超次元の体験 (1983)」のような高額な予算を使って作られたエンターテイメント性の高いホラー作品ではなく、小さな劇場でひっそりと公開するのが相応しい低予算な仕上がりの5つの作品が収められたオムニバス映画なのです。

 

本作のポスターで

邪悪な笑みを浮かべているのは

劇中、父親にホラー・コミックを

ゴミ箱に捨てられてしまった少年。

 

少年は父に怒るのではなく

恨みを抱いて復讐してやると

心に誓いました。

 

その後、少年は呪いの人形を購入し

密かに父親を始末しようと…

 

本作は、こんなイヤな感じの

オムニバス・ムービーなのです。

 

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という訳で次回は発掘良品第106弾~第108弾のラインナップから

 

作品No.481 偽の売国奴

作品No.482 寒い国から帰ってきたスパイ

作品No.483 ネメシス

作品No.484 砦のガンベルト

作品No.485 殺しの接吻

 

という4つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。