こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘⑳というテーマで

 

マスターズ 超空の覇者(1987)

(原題:MASTERS OF THE UNIVERSE)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★発掘良品の発掘とは?

発掘良品とは、惜しまれながらも2022年3月に終了を迎えた、TSUTAYAさんによる新作・旧作、有名・無名、公開・未公開ではなく「面白い」を基準に作品をセレクトし、毎月紹介してくれている映画ファンたのための素晴らしいシリーズ。

本シリーズは、そんな発掘良品の全作品を5~6年かけてご紹介させて頂こうという超長期目標のシリーズの最終回となっております😄

 

↑今月のラインナップの詳細はコチラ!

 

 

「魔界伝説ヒーマンの闘い」

 

本作は1987年に公開されたアメリカのファンタジー映画。

 

 

ご存じない方は「マスターズ、何それ?」と思われるかもしれませんが、本作は日本では「魔界伝説ヒーマンの闘い」というタイトルて80年代にタカラからフィギュアも輸入発売もされていたアニメーション作品の実写バージョン!

 

「魔界伝説ヒーマンの闘い」

 

アニメのオープニングはコチラ!

 

 

80年代のファンタジー・アニメの実写化ですので、初見の方は「なんじゃこりゃ」と思われるかもしれませんが、80年代をリアルに生きていた方にとって本作は「あゝ、こういうテイストこそが子供向けのファンタジーなんだよな」と懐かしんで頂ける作品ではないかと思います。

 

主人公のヒーマンの変身シーン!

パワーは我にあり!!

 

そんな胸熱シーンも、

もちろん実写で完全再現です😃

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

悪に立ち向かう全宇宙の勇者の活躍を描くSFアクション。

製作はメナハム・ゴーランとヨーラン・グローブス、監督はゲイリー・ゴダード。デヴィッド・オデルの原作を基に、脚本はオデルとスティーブン・トーキンの共同、撮影はハヴァニア・ビーア、音楽はビル・コンティが担当。

出演はドルフ・ラングレンほか。
 

 

 

 
むむむ。
 
アニメシやフィギュアについて言及しないのは、解説として如何なものでしょうかあせるあせる
 
こんなに発売されていたフィギュア!
 

 

 
ヒエロニムス・ボスの絵を彷彿とさせる
80年代のイラストも魅力的ラブラブラブラブ
 
 

尚、そんな本作の冒頭のストーリーは以下の通り!

 

①全宇宙の中心の光と闇の境界線には、グレイスカル城がそびえ立っており、城主のソーサラスは長年宇宙を平和に統治していました。

 

不気味な外見のグレイスカル城ですが

城を治めているソーサラスは

宇宙に平和をもたらす聖魔道女でした。

 

 

② ですがグレイスカル城は、突如城内に現れた“闇と混沌の魔王”スケルターの軍団によって制圧され、ソーサラーも捕らえられてしまいました。

 

突如出現した骸骨マスクのスケルターは

グレイスカル城を制圧!

 

 

③ スケルターは、グレイスカル城のあるエテルニア国の人々にポロスコープを使って新しい城主となった事を宣言しますが、エテルニア人々に絶大な人気を誇るヒーマンという剣士を捕らえて屈服させなければ、エテルニアを支配する事ができないと感じており、兵士たちに銘じて国中を捜索させました。

 

勝利宣言をするスケルターと

最後の希望ヒーマン。

 

 

④ 兵士アームズと女性兵士ティーラと共にスケルターからの逃亡生活をしていたヒーマンは、ある時、スケルターの部下に捕らえられそうになっていた科学者のグウィルダーを救出します。

 グウィルダーは超天才ですが天然であり、彼が発明した"どんな場所へも自由自在に移動できる魔法の鍵"をスケルターの部下のイーブル・リンに奪われた事がグレイスカル城陥落の原因だと分かり、グウィルダーの持つスペアのキーを使用してソーサラー救出に向かいます。

 ですが城内は警戒厳重でヒーマンたちは追い詰められてしまい、あわてたグウィルダーが適当にキーを操作して、ヒーマンたち4人は未知の場所に転送されてしまったのです!

 

グウィルダーが発明した

どこでもドアのような鍵のせいで

グレイスカル城が陥落した事を知った

ヒーマンたちはスペアの鍵で

ソーサラー救出に向かいましたが…

 

多勢に無勢で一時撤退。

ただし撤退先は未知の場所の場所!

 

 

う~ん。

 

転送された先は、なんとなく想像できますね😅

 

 

 

さて、果たしてグレイスカル城から転送されたヒーマン、アームズ、ティーラ、グウィルダーの4人には、どんな出来事が待っていたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

奇妙な建物と乗り物があるこの惑星は…汗

さて、地球に降り立ってしまった

ヒーマンたち4人の明日はどっちだ!?

 

 

 

【私の感想】ヒーロー映画に求められるもの

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作は80年代らしい健全さと、楽しい映画を作ろうという気概にあふれた中高生が楽しむための映画。

 

ヒーマンたちは打算も邪心も全くなく、ソーサラーやエテルニアの人々を救おうと懸命になり、スケルターたちは、もう一つの鍵も奪還するために様々な陰謀を張り巡らせ、そんな宇宙の危機と偶然関わりあう事になってしまったジェリーとケヴィンの高校生カップルも、紆余曲折を経ながヒーマンたちをサポートして、最後には爽やかなハッピーエンドが訪れます!

 

 

そう。

 

中高生向けの映画に求められるのは、観客の心に残る観終わった後の心地よさ!

 

 

サスペンス寄りの映画なら最後まで手に汗握り、楽しい映画なら大笑いする事ができ、悲しい映画なら劇中でハラハラと落涙し、怖い映画ならゾッとするようなシーンが思い出として残るように作られるのが、中高生向け映画の魅力であり、醍醐味なのだと思います。

 

悪党は分かりやすく悪人であり、

 

ヒーローはピンチでも絶対怯まず、

 

観客の分身である高校生は

ヒーローたちをしっかりサポート!

 

 

そしてそう考えると、80年代に作られた多くの青年向けの映画は、中華街で売っていたギズモと仲良くしたり、政府の作ったロボットと一緒に勉強をしたり、戦争シミュレーションコンピュータと勝負して第三次世界大戦を阻止したり、魔王に連れ去られた赤ん坊の弟を救うために迷宮を旅したり、押し入れの中からやって来た時空を超える山賊と冒険をしたり、海賊の財宝を見つけて小さな町の買収を阻止したり、NYにやって来た宇宙人の夫婦に部屋を提供したりして、映画を観た観客に満足感を与えてくれていたのだと思います😉

 

奇妙な生物のピンチを助けよう!

 

時空を超えて冒険しよう!

 

弟を救出するために魔王の迷宮へ!

 

ロボットに色んな事を教えたり!

 

そして本作では、学生バンドで

キーボードを担当をしていたケヴィンは

自慢の演奏で世界を救うのです!

 

 

私見ですがそんな本作はキネマ旬報社さんの解説通り悪に立ち向かう全宇宙の勇者の活躍を描くSFアクション映画であると同時にエンターテイメント性の高いスーパーヒーロー映画は、中高生の観客に楽しい思い出となるような作品を作り、それを観た観客が大人になっても「あれは大好きだった!」と語り継がれ、長く愛される映画となってゆく事を思い出させてくれる作品としても観る事ができるのではないかと思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?

 

尚、そんな本作は現在Netflixで

「マスターズ・オブ・ユニバース」として

40年ぶりに再アニメ化されています!

 

中高生に愛されていた作品は

しばらく忘れ去られていたとしても

大人になった頃に再び

見たくなるものではないでしょうか?

 

皆さんは、中高生の頃に観た作品で

何を復活させて欲しいですか😉

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

ワックワクの80年代②

 

というテーマで

 

ティーン・ウルフ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆