こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と恋に恋する恋人たち2022というテーマで

 

おとなの恋は、まわり道(2018)

(原題:DESTINATION WEDDING)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

★想像力と恋に恋する恋人たち2022とは?

 

今月のテーマは、恋の、恋する、恋は、恋した、恋人たちなどの邦題に恋がついた作品をセレクトして、実際はどんな内容の映画なのかをご紹介されて頂く"タイトルに恋という文字がつく映画"特集😍

 

星の数ほどある"恋"の映画のアレコレを楽しんで頂ければ幸いです!

 

 

 

 

 

今、人気の言葉のはずなのに…あせるあせる


本作は2018年に公開されたアメリカの作品!

 

原題の「DESTINATION WEDDING(デスティネーション・ウェディング)」とは、最近の婚活サイトなどもしばしば紹介されているリゾート婚の事!!

 

 

 

夢のような高級リゾート地に家族や友人を招き、映画やドラマのようなロマンティックな結婚式を挙げるデスティネーション・ウェディングは、タイムループ恋愛映画の傑作「バームスプリング」の舞台にもなっていますね😘

 

タイムループにハマってしまい

デスティネーション・ウェディングを

永遠に繰り返す事になった男女を描く

映画「パームスプリングス」

 

 

 

尚、本作のデスティネーション・ウェディングの舞台は、カリフォルニア州南部のサン・ルイス・オビスポ!!

 

大自然が美しいですが、逆を言えば自然以外何もないサン・ルイス・オビスポに招待された新郎の友人の2人男女は、なにをどう楽しんで良いのか分からず途方に暮れてしまうのです…

 

美しい自然が満喫できる(だけの)

サン・ルイス・オビスポへようこそ!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

本作で4度目となるキアヌ・リーブスとウィノナ・ライダー共演のラブストーリー。

ある結婚式に招待された、イケメンだけど偏屈なフランクと美人だけど毒舌なリンジー。

出会った瞬間から感じ悪さ爆発のふたりは、言い合いを繰り返すうちに惹かれ始めるが……。

監督・脚本は、「5時から7時の恋人カンケイ」のヴィクター・レヴィン。

 

 

 

はい。

 

本作の主役はキアヌ・リーブスとウィノナ・ライダー!

 

 

お二人は美男美女ですが、ちょっと変わった性格である事でも有名な俳優さんですね!

 

本作ではそんな二人が演じる、ちょっと変わった性格の男女が、デスティネーション・ウェディングに招待されてしまったら?というシチュエーション・コメディ😆

 

 

 

主人公のフランクとリンジーは、共に独身の風変わりな二人。

 

常に落ち着かず、独り言をブツブツつぶやく2人は、おおよそ結婚式に不似合いな男女ですが、新郎の弟であるフランクは、結婚式に出席せざるを得ず、一方のリンジーは元カレから招待状が届き、参加せずに心が狭い人間だと思われるのがイヤだとう奇妙な理由で結婚式に参加する事にします。

 

2人が向かうデスティネーション・ウェディングの開催地であるサン・ルイス・オビスポは、小型飛行機に乗っていくような場所だったため、二人は同じ飛行機に乗り合わせる事になりました…

 

耳に指を突っ込んで発声しているフランク。

 

植物に二酸化炭素を与えるために

自分の粋を吹きかけているリンジー。

…へんな二人です。

 
 
搭乗前から、些細な事で言い争いになってしまった二人は、相手と顔を合わせたくないと思いつつも、何故か飛行機の席も、滞在するホテルも、結婚式でのテーブルも同席となってしまい、意味不明の主張を繰り広げ続ける事になるのです…
 
列の前に行った行かないでモメる2人…
 
8人乗りの飛行機で同席になって怒る2人…
 
指定されたホテルで隣室となる2人…
 
そして式前日の予行演習の席でも…
 
 
 
さて、常に言い争いを続けている2人にとって、このデスティネーション・ウェディングは、どのような思い出となったのでしょう?
 
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
 
なんと宿泊券についていたマッサージの
チケットを利用したのも同時間!
 
なんで、いつも一緒なんだよあせるあせる
 
 
 
【私の感想】PDDと恋愛感情

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作に登場する二人は、明らかに一般的な生活を行うには困難を伴うような人格を持っている男女。

 

彼らは仕事を持っていますが、お互い以外の人と話しているシーンがありませんので、普段の生活でも人と距離を置かれているタイプなのではないかと推察されます。

 

 

映画ではハッキリとは描かれていませ難が、恐らく二人は広汎性発達障害(PDD)と言われる心の病気を持っている方。

 

 

PDDの特徴の中に

 

周りの人に関心を示さない、逆に人との関わりを積極的に求めるが一方的になってしまう

 

場の空気が読めないなど、周囲の状況を理解し、その場にあった言動をとることが難しい。

 

悪気がなく相手の気分を害することを言ってトラブルになったり、孤立してしまったりするなど、相手の気持ちや、立場を理解することが難しい。

 

と言った症状があるようですので、2人の行動とほぼ一致しているのがご理解頂けると思います。

 

PDDに関する記述は、こちらのサイトを参照させて頂きました。

 

 

 

ですので、2人が常に一緒の状態になっている理由は、きっと新郎の思いやり!!

 

自分の弟とかつての恋人が同じ広汎性発達障害ではないかと気づいた新郎は、結婚式を機に、二人を引き合わせてあげたいと考えたのではないでしょうか?

 

 

 

そう。

 

孤独な人と孤独な人が出会うと、孤独だった2人が孤独でなくなる場合もあるのです😉

 

みんなと一緒にワイン蔵見学しても

周囲の人と一緒にいられない孤独な二人。

あれ?でも二人なら孤独ではない!?
 

 

 

私見ですがそんな本作はデスティネーション・ウェディングなんて当事者のエゴに周囲の人が振り回される迷惑なイベントだ!という文句を言っているように見せかけながらでも、そんな非日常空間で出会えたから恋に堕ちる人たちもいるのでは?というラブストーリーとなっていると思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?

 

結婚式のダンスパーティに耐えられず

勝手に飛び出してしまった2人。

 

 

ん?

やっぱり孤独な二人にとって

このデスティネーション・ウェディングは

良い出会いになったのでは??

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

恋映画、最後の砦

 

というテーマで

 

恋は命がけ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい"恋"の作品
「アデルの恋の物語」

 

本作のフランス語の原題は「L'HISTOIRE D'ADELE H.(アデル・Hの物語)」。

 

"恋"が付くかどうかを別にすれば、邦題もほぼ同じタイトルのような気がしますね😊

けれど本作のタイトルで重要となってくるのは、ADELE H.という名字の略のH!!

 

本作は、単なるアデルの物語ではなく、詩人であり文豪であり、多くのフランス国民から愛されたヴィクトル=マリー・ユーゴー(Victor-Marie Hugo)の娘、アデール・ユーゴー(Adèle Hugo)の激して恋を描いた物語なのですが、ここで言う激しい愛とは、ロマンティックなものではなく、狂気に近いストーカーのような愛だったのです!

 

盲目の恋に狂った挙句、後にパリの精神病院に収容され誰にも知られずに死んでいったアデル・Hの人生とは!?

 

孤独な人の恋は、辛い結末になる事も少なくないのです…