こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と恋に恋する恋人たち2022というテーマで

 

あなたに恋のリフレイン(1991)

(原題:THE MARRYING MAN)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

★想像力と恋に恋する恋人たち2022とは?

 

今月のテーマは、恋の、恋する、恋は、恋した、恋人たちなどの邦題に恋がついた作品をセレクトして、実際はどんな内容の映画なのかをご紹介されて頂く"タイトルに恋という文字がつく映画"特集😍

 

星の数ほどある"恋"の映画のアレコレを楽しんで頂ければ幸いです!

 

 

 

 

 

80年代と90年代の端境期の恋愛映画


本作は1991年に公開されたアメリカ作品!

 

80年代のデート向けの恋愛映画と90年代の悩める若者たちの恋愛映画には、テイストに大きな差がありますが、80年代末期から90年代初期の作品には、両者のテイストが入り混じったようなアンビバレンツな空気感が漂っている感じがするのです😊

 

ラブラブの80年代恋愛の映画とは異なり

90年代の恋愛映画である本作は

従来の恋愛や結婚観とは異なる展開です…

 

 

 

1991年に作られた本作も、80年代までの楽観的な恋愛と、90年代の悩める恋愛が錯綜するようなラブ・コメディ!

 

主人公の二人の男女は、自身の恋愛観に振り回されながら、結婚と離婚を繰り替えす事になるのです😖

 

結婚おめでとうございます😆

…いや。結婚したくないのですが…

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

奇妙な巡り合わせで何度も結婚と離婚を繰り返すカップルを描いたロマンチック・コメディ。

監督はアニメ界出身で本作が実写映画第1作となるジュリー・リース。製作はデイヴィッド・パームット。

脚本は「ブルースが聞こえる」のニール・サイモン。

撮影はドナルド・ソーリン。

音楽はデイヴィッド・ニューマンが担当。

 

 

 

なるほど!!

 

確かに本作のジェリー・リース監督は「リトル・トースター」というアニメ映画を作られた方ですので、本作のテイストがどことなくアニメっぽい感じがするのは、それが原因だという事が、今理解できました😄

 

古い家電たちが活躍する冒険アニメの
「リトル・トースター(1988)」
 
そんな作品を監督された方の作った本作は
どこかアニメっぽいテイストを感じる
ラブコメディなのです!
 
 
主人公のフィルは、ハミガキで大成功した大会社の御曹司!
 
ハリウッドの大物プロデューサーであるルー・ホーナーの娘アデルとの結婚を一週間後に控えたフィルの人生は正に順風満帆。
 
自宅でダンスパーティが開催できる
大金持ちの御曹司のフィル!
 
 
これまで女性関係のトラブルを一切起こさなかったフィルに、結婚直前に美女たちとの一晩をプレゼントしようと考えた悪友たちは、フィルの婚約発表が新聞に掲載される前日に、ラスベガスでバチェラーパーティをしようと企画しますが、フィルはラスベガスに向かう途中で立ち寄ったクラブで働いているビッキーという歌手に一目惚れしてしまったのです!!
 
意気揚々とラスベガスに向かっていた
フィルと悪友たちでしたが…
 
ベガス直前で入ったナイトクラブで
フィルは人生初めて恋のときめきを体験!!
 
フィルはビッキーにメロメロに😍
 
 
ビッキーがバグジーという悪名高いギャングの愛人だと知った友人たちは、彼女に近づかないようフィルに警告しますが、ビッキーに心を奪われてしまったフィルはラスベガスへは向かわず、危険を承知で仕事を終えたビッキーに声をかけたてしまったのです…
 
家に帰ると嘘をついたフィルは
友人たちにはベガスの遊興費を渡して
追い払ってしまいますあせるあせる
 
 
 
さて、危険極まりないギャングの愛人への求愛は、一体どのような結末が待っていたのでしょうか?
 
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
 
結婚直前に出会ってしまったフィルとビッキー!
そんな二人に待っていた数奇な運命とは!?
 
 
 
【私の感想】恋の相対性理論

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作の原題は「THE MARRYING MAN(結婚したがる男)」

 

 

ん?

 

ですが、アデルとの結婚直前にビッキーに恋してしまったフィルは、結婚したくない男では!?

 

 

いいえ。

 

ここが80年代と90年代の価値観の異なっているところ!

 

 

フィルがビッキーに近づいた理由は結婚したかったからではなく、ビッキーの体を抱いてみたかったからだったのです!!

 

 

 

そう。

 

文明が高度化した80年代後半には、従来不可分だと考えられていた「恋した=結婚したい」という構図とは異なる恋愛観を持つ人々が登場して来たのです!!

 

ああ…君みたいな女性を抱いてみたかったんだ!

 

 

映画の世界では「蘭の女(1990)」「セックスと嘘とビデオテープ(1989)」「ナインハーフ(1985)」などが有名なのではないかと思いますが、これらの映画の登場人物は結婚ではなく、恋愛とは異なる感情を求めて性交渉に興味を持ってゆくのです…

 

「知らない性の世界を体験してみないか?」

南米で熱病のような性体験をする「蘭の女」!

 

 

 

私見ですがそんな本作は1985年に公開された「ナイン・ハーフ」のヒロインを演じたキム・ベイシンガーにビッキーを演じさせたことで、相手の肉体に興味を持って結婚した場合、一体どのような関係になっていくのかをコミカルに描いた、90年代の恋愛の結末を描いたような先見性のある作品だと見る事もできると思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?

 

当然ですがビッキーの浮気はバレバレ!

バグジーはフィルに質問します。

「俺の愛人だと知って、何故手を出した…」

「いや。抱きたいと思っちゃったもんであせるあせる


肉体関係にしか興味のない恋愛には

キツ~イおしおきが待っていたのです叫び

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

NO結婚!NO自立!

 

というテーマで

 

恋するレシピ

~理想のオトコの作り方~

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい"恋"の作品
「恋するガリア」

 

原題はGALIA(ガリア)

人生に退屈していたガリアは、セーヌ川に身投げした女性を助け、彼女の自殺未遂の原因となった浮気夫の身元調査を始めます。

 

最初は探偵ゴッコを楽しんでいたガリアですが、気がつけばミイラ取りがミイラになるように、ガリアが彼女の夫に夢中になってしまったのですあせるあせる

倦怠した人間は、退屈を紛らわすために恋愛依存症に陥るのかもしれませんね😟😟😟