こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と80年代青春物語というテーマで

 

エクスプロラーズ(1986)

(原題:EXPLORERS)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★想像力と80年代青春物語とは?

失敗=挫折に繋がりやすいナイーブな若者たちが増えつつある現代。

ですが成功というものは、失敗を経験する事によって、自身に足りないものに気づく事で手入るものでもあります。

本シリーズでは、"グダグダな青春はダメなのか?"というテーマで、80年代の青春映画を中心に、失敗=挫折とは言い切れない事を考察してみたいと思います😉


↑VIVA!グダグダ青春😆
 

 

 

4つのポスター! 

 

本作には、いくつかの異なるデザインのポスターが存在する作品!

 

上記のポスターは、日本版にも採用されているもの😊

 

 

 

このポスターは「彼方で輝く青い光」+「自転車」が描かれていますので、スピルバーグ監督の超有名SF映画である「未知との遭遇」と「E.T.」という2つの作品に似せて作られたポスターではないかと思います!

 

↑「未知との遭遇」(1977年)のポスターの青い光と…

 

↑「E.T.」(1982年)の自転車がミックス!

 

 

ですが、本作の別ポスターは、以下のようなもの!

 

↑こちらが別ポスター!

 

 

ん?

 

何か不穏なものが画面の端に見えてますねあせるあせるあせる

 

 

 

そんな本作には、青い光と自転車は出てこないのですが、「未知との遭遇」と「E.T.」と似たプロットがある、夢見るSF少年たちのエクスプローラー(探検家)映画なのです!

 

↑飛ばせ!僕らのスペースシャトル😆

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

手作りのポンコツ宇宙船で宇宙へ冒険に出る少年たちを描くSF。

製作はエドワード・S・フェルドマンとデイヴィッド・ボンビック、エグゼクティヴ・プロデューサーはマイケル・フィネル、監督は「グレムリン」のジョー・ダンテ。

脚本はエリック・ルーク、撮影はジョン・ホラ、音楽はジェリー・ゴールドスミス、特殊効果はILMが担当。出演はイーサン・ホーク、リバー・フェニックス、ジェイソン・プレソンなど。ドルビー・ステレオ。
 

 

 

おお!
 
一行目でネタバレしてますねあせる

 

 
 
ですが肝心な事が書かれていないので、少しだけ補足させて頂くと、事件の発端は、主人公の少年ベンがある晩見た、不思議な幾何学模様の夢!!
 
↑ベンは空を飛ぶ夢を見ていましたが…
 
↑やがて夢には見た事もない幾何学模様が登場し
 ビックリしたベンは飛び起きます!
 
 
ベンは憑かれたように、夢に出た幾何学模様をスケッチし、翌日、天才肌のクラスメイトのウォルフガングにその幾何学模様を見せ、彼の持っているコンピュータで模様を解析してもらう事にします!
 
↑自宅の地下に研究所を持っている
 天才少年ウォルフガング!
 
 
ウォルフガングが幾何学模様をコンピュータにインプットすると、何もなかった空間に小さな球体が発生!!
 
調査をしてみると、球体の中は完全密閉されている空間で、数値を操作すれば玉の大きさを自由に調節できるだけでなく、超スピードで空を飛ぶ事も可能だと判明し、ベンとウォルフガング、そして彼らの友人のダレンと3人で、手作り飛行体の作成に着手したのです!
 
↑ウォルフガングのパソコンを勝手にいじり
 巨大な球体を発生させてしまったベン!
 大失敗ですが、球体の性質は理解出ました😊
 
 
 
さて、完成した3人の手作り宇宙船は、どんなものだったのでしょう?そして、ベンは一体どうして謎の幾何学模様の夢を見たのでしょう?
 
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
 
↑ダレンの父親は鉄くず工場に勤務。
 飛行体の素材を探しに工場に向かった3人は
 捨てられた遊園地のカートを発見!
 これが僕らの宇宙船だ!!
 
 
 
80年代青春物語 "叱責を怖れる事なかれ!"

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作でベンが謎の幾何学模様の夢を見るというストーリーは、「未知との遭遇」で主人公のロイが、頭の中に送られてきたメッセージを元に、模型を作り始めるというプロットとそっくり!!

 

↑頭の中に浮かんだイメージを作らなきゃ!

 (「未知との遭遇」より)

 

 

また、少年たちが宇宙人の未知の科学の力で空を飛ぶのは「E.T.」で屈指の有名なシーンですね😊

 

↑「E.T.」と言えばこのシーンです!!

 

 

2つのシーンはどちらも、宇宙人が地球にやって来た事によって起こった現象ですが、もし、遠く離れた場所で暮らしている宇宙人が、私たちの人間の方から、宇宙人に会いに来て欲しいと望んだとしたら、どんな手法を使うのでしょう…

 

 

 

はい。もうお分かりですね!

 

本作は、宇宙人が地球にやって来る映画ではなく、宇宙人から「ウチに遊びにおいでよ」と誘われた少年たちが、親に内緒で出かけてまう冒険映画なのです😆

 

↑ベンたちのはじめての旅は宇宙旅行でした!

 

 

 

けれど、親に内緒で友人たちと旅行になんていったら、あとで絶対親に叱られますよね汗汗

 

ですが、そんな子供だけで冒険をした思い出というのは、子供たちの自立心を育むキッカケとしなる可能性のある、危ないけれど価値ある体験かもしれないのです!

 

 

そう。

 

冒険する事の大切さを忘れてしまった大人たちは、子供の無謀な冒険に怒るもの!

 

 

 

ですが、そんな大人も自分が子供だった頃、冒険によって発見した事、理解した事、そして仲良くなった友人がいた事などを思い出して頂けるのではないかと思います。

 

↑ちなみに本作で親に怒られるのは意外な人物!

 誰が起こられるかは、是非、皆さんの目で

 お確かめ頂ければ幸いです😆

 

 

ですので、21世紀の少年少女の皆さんも、是非、親に内緒で、秘密の冒険を行って見てください!

 

見つかった絶対怒られると思いますが、怒られた事以上に素敵な思い出が、きっと皆さんの将来に良い影響を与えてくれると思いますので😉

 

↑不審な飛行体を調査していた保安官は

 少年たちの飛行船を発見しますが

 彼らが飛び去ってしまうを見て

 楽しいような、羨ましいような顔をします!

 

 80年代に少年だった今の大人は

 大人に羨ましがられる冒険を経験しながら

 成長していったのです!

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

AIに求められる大切な機能

というテーマで

 

ナビゲイター

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

★おまけ★

キラキラ80年代映画OST
「The Construction(建造)」

 

本作のスコアは、かの有名映画作曲家のジェリー・ゴールドスミス氏によるワクワクするような80年代SF映画のサウンドトラック!

 

こんな勇壮な音楽をバックに、自分の宇宙船を建造できたら素敵ですね~!