こんばんは。
ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と荒野の三七五六四というテーマで
皆殺しのジャンゴ
復讐の機関砲(ガトリングガン)(1968)
(原題:VIVA DJANGO)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
★荒野の三七五六四とは?
邦題からもお分かり頂けるように、本作はジャンゴが機関砲(ガトリングガン)を撃つ映画!!
ジャンゴの名を一躍有名にした続・荒野の用心棒でも、ジャンゴの武器は機関砲(ガトリングガン)でしたね😊🤠😄
↑続・荒野の用心棒の機関砲(ガトリングガン)!
では本作のジャンゴも、続・荒野の用心棒のようにガトリングガンで敵をなぎ倒す情無用の虐殺者なの?
いいえ。
本作のジャンゴは、処刑される人を密かに助ける死刑執行人なのです!!
↑本作のジャンゴは死刑執行人!
ですが彼は、死刑を執行しない男です!!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
解説を読むと、凄まじい復讐心に燃え皆殺しを誓うと書いてあるので、やっぱり情無用のジャンゴなんじゃないの?
…えっと
確かに解説にある通り、本作に登場するジャンゴは、無二の親友に裏切られ、復讐心に燃え皆殺しを誓っている男なのですが、他のジャンゴのように一人で皆殺しを敢行するようなタイプの男ではありません。
本作のジャンゴは、現金輸送車の護衛を担当している凄腕ガンマン!!
そんなジャンゴの無二の友人のデビッド・バリーは、選挙で政治家に選ばれた街の人気者!
↑紳士然としたデビッド!
ですがデビッドには、親友のジャンゴにも隠していた銀行の現金輸送車を専門に狙う強盗団のボスという裏の顔があったのです!!
ジャンゴが銀行の莫大な現金を運ぶ予定である事を知ったデビッドは、部下のルーカスにジャンゴの馬車を襲わせ、ジャンゴに瀕死の重傷を負わせただけでなく、同行していたジャンゴの妻も殺害してしまったのです!!
↑ルーカスに仲間と妻を虐殺され
自身も瀕死の重傷を負ったジャンゴ!!
ルーカスはジャンゴの顔も見ずに現金を奪って逃走し、九死に一生を得たジャンゴは、自分の墓を作って死を偽装し、ルーカスへの復讐を誓い、彼が支配している街の私刑執行人となったのです!!
↑自分の墓を作って存在を消したジャンゴは…
↑ルース支配する村の死刑執行人となったのです!
さて、死刑執行人となったジャンゴは、一体どうやってルーカスに復讐しようとするのでしょうか?そして、デビッドがすべての元凶だと知らないジャンゴは、狡猾なデビッドの正体を見破る事ができるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑ルーカスの支配する街では
頻繁に死刑が執行されていました!
この状態でどうやってジャンゴは
死刑囚たちを助けていたのでしょうか!?
皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、ジャンゴが死刑囚を助ける理由は、ルーカスを襲撃するために協力者が必要だったから!!
処刑を免れた者たちを荒野に匿い、反転攻勢の時を待っていたジャンゴでしたが、助けられた者たちが、必ずしもジャンゴに忠誠を誓ってくれる訳ではあれませんので、彼の計画は恩知らずな一人の男の暴走によって、想像もしなかった方向へと向かっていってしまったのです!!
そう。
マカロニ・ウェスタンは、恩を仇で返される可能性もある人の道が通じない世界!!
ジャンゴは復讐に生きている男ですが、金のためなら恩人で平気で裏切るような男も混在している世界なのです🤠🤠🤠
↑助けてもらった恩も忘れて
好き勝手に行動しようとする男たち!!
マカロニ・ウェスタンは仁義なき戦いの世界なのです!
本作における皆殺しは全4回なのですが、そのうちの1つは、折角ジャンゴが助けた死刑囚たちによる殺し合いの結果なのです…
↑本作は迫力ある馬車襲撃シーンがある映画!
かなり危ない撮影ですが迫力は満点です😆
という訳で次回は
野獣は誰だ!?
というテーマで
野獣暁に死す
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
★おまけ★
併せて観たい三七五六四(みな殺し)映画
「KillBill vol.2」
vol.1に比べるとイマイチ評価されていない本作ですが、マカロニ・ウェスタンのような裏切り、復讐、死からの生還、皆殺し、そしてラブストーリーが全部入っている本作は、もっと評価されて良い習作だと思います😊
棺桶の中から蘇れ!!