こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と全滅のとき
 

というテーマで
 

キル・ビル vol.2
 

 

という映画を


解説させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 


本作は前回ご紹介させて頂いた

 

キル・ビル vol.1の続編なのですが
 

前作の方向性とは全く異なる作品のため
 

前作のスタイリッシュな殺陣を期待していた方々から
 

あまり面白くないと言われることも多い作品。

 

 

 

 

 


けれどこれに関しては
 

本作が、どういう位置づけの作品なのかを

 

理解して頂ければ解決する問題ではないかと思います

 

(*´∇`*)

 






キル・ビルはvol.1とvol.2を併せて1本の映画であり
 

両方を一挙に公開すると4時間を越えてしまうために
 

2本に分けて公開されたものなのです!






ですのでvol.2は続編というよりも
 

後編という位置づけで観るべきものなのであり
 

謎に満ちたブライドの正体を明かし
 

物語を収束させていくクライマックスなのです。


↑ちゃんと日本のチラシにも

クライマックスと書かれていますよね!

 

だから続編のような展開にはならないのです。







このシリーズで

 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①
全滅へのカウントダウンは
全滅させる動機が不可欠である
という事が
理解できる映画だから







ブライドの標的の5人とは
 

ビルと、彼の部下の4人の殺し屋たち。


↑ビルに忠実な4人の殺し屋たち。






もちろん逃亡する前はブライド自身も
 

そんな殺し屋の一人として
 

ビルに絶対の忠誠を誓っていました。

 

 

 

 



けれどブライドが4年間の眠りから覚めた時


ビルは行方不明!


ヴァニータ・グリーンは引退!


↑引退していたグリーン。

 

もし、引退する事ができる組織だったなら

どうしてブライドは引退を選択しなかったのでしょう?





オーレン・イシイは

日本でヤクザに転身!


↑もはや暗殺者ではなく親分です!


ビルの弟バドは

場末のクラブの用心棒に!


↑カッコ良かったバドは…

 



↑客の来ないクラブの用心棒に!




唯一殺し屋の仕事を続けていたのは
隻眼のエル・ドライバーだけだったのです。



↑仇敵エル・ドライバーだけは現役続行中!





一体何故ビルの一味は崩壊してしまったのでしょう?

(-"-;A





 

実は崩壊した原因は
 

ブライドの結婚式襲撃だったのです!






そして、もう一つ疑問があります。

 

 

 

 

4年ぶりに目覚めたブライドは
 

何故5人に対して復讐を決意したのでしょう?






それは…

 

心から愛していた人間の命を

 

奪われた怒りから。






それって新郎の事?






いいえ。


そうではありません。






ブライドは結婚式の時に既に妊婦。


↑妊婦のウェディング。






という事は
 

お腹の中の子供が新郎との間の子だとは
 

断言できませんよね…





はい。





そんな様々な謎に満ちたvol.1の解答編が
 

本作だったのです!






思いっきり謎を広げて

後にキチンと謎の解答をしていく
 

というのは
 

タランティーノ映画の真骨頂!






レザボアドックスやヘイトフルエイトなど作品も
 

謎に満ちたの登場人物たちの正体が
 

後で分かってくる映画です。



推薦理由②

キチンとした伏線回収は

映画の世界に深みを与える

 

 

 

 

本作で回収される伏線は…

 

①ブライドの復讐の動機

 

②ブライドの強さの理由

 

③ブライドがビルから逃げた訳

 

④ブライドとビルの関係

 

⑤エル・ドライバーの隻眼の理由

 

⑥ビルが組織を辞めた理由

 

などなど!

 

 

 

 

 

これらが全て分かった時

 

リベンジ映画だったvol.1とは異なり

 

VOL.2で描かれているのは

 

人が人を愛する時の心理が描かれた

 

ラブストーリーだった事があきらかになります。

 

↑ビルとブライドは、どんな関係だったの?

 

そしてブライドはなぜビルから逃げ

ビルはなぜブライドを殺そうとしたの?

 

 

 

 

語られない人の心は分からないもの。

 

 

 

 

 

だからこそ人間は

 

愛していても憎しみ会うことがあるのです…

 

↑ビルを愛していたブライド

ブライドを愛していたビル

 

けれどだからこそブライドは、ビルの元から逃げ

ビルはブライドを殺そうとしたのです!

 

 

 

推薦理由③

愛する=ずっと一緒

とは限らない

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

もし一部の観客の期待通りにキル・ビル Vol.2が

 

派手な殺陣だけの映画だったら?

 

というテーマで

 

シューテム・アップ

 

と言う映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

ちなみにキル・ビルの5人の敵も

 

①自分に許しを求める者

 

 

 

②巨大な悪の組織の幹部

 

 

 

③実力はないが卑怯で恥知らず

 

 

 

④自分と同質のライバル

 

 

そして

 

⑤自分が愛した者

 

 

 

というバラエティ豊かなラインナップ!

 

 

 

 

 

一人ひとりの戦い方を変えて描けるのも

 

タランティーノ実力なのです!

 

↑タランティーノを侮るでないぞ!

 

 

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