こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力とマッシュアップ!というテーマで

 

天使にラブ・ソングを…(1992)

(原題:SISTER ACT)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★想像力とマッシュアップ!とは?

今月は「100 Movies Dance Scenes Mashup」というミュージック・クリップでセレクトされている映画をご紹介してゆくという“2021年の夏休みの自由研究”みたいなシリーズをお送りしております😊😊😊

 

↑素材となる「100 Movies Dance Scenes Mashup」はコチラ!

 

 

 

 

使われているシーンは?

 

「100 Movies Dance Scenes Mashup」で本日の作品が使用されているシーンはコチラ↓↓↓

 

↑本シーンは 3'17あたり!!

 

…なんか、メチャメチャ・ファンキーなシスターが踊り狂っていますね!!

 

 

本作は映画史に残る名作ですので、私が改めて解説するまでもない作品なのですが、マッシュアップについて理解して頂くには、本作を観て頂くのが一番分かりやすいと思いましたので、最初の作品としてセレクトさせて頂きました😆😁😊

 

↑一人で踊り狂うシスター!この後どうなるのあせるあせる

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

殺人事件を目撃し、修道院に匿われたクラブ・シンガーが巻き起こす騒動を描くコメディ。

監督は「スリーメン&リトルレディ」のエミール・アルドリーノ、製作はテリー・シュワルツ、エクゼクティブ・プロデューサーは「アダムス・ファミリー」のスコット・ルーディン、脚本はジョセフ・ハワード名義で、ポール・ルドニックが執筆した第一稿を「ハリウッドにくちづけ」のキャリー・フィッシャー、「トップガン」のジム・キャッシュとジャック・エプスジュニア、「マグノリアの花たち」のロバート・ハーリングが潤色した。

撮影は「ターミネーター2」のアダム・グリーンバーグ、音楽は「フォー・ザ・ボーイズ」のマーク・シャイマンが担当。

主演は「ザ・プレイヤー」のウーピー・ゴールドバーグ、「レザボア・ドッグス」のハーヴェイ・カイテル、「フック」のマギー・スミス、「フィッシャー・キング」のキャシー・ナジミー。

 

殺人事件を目撃し、修道院に匿われたクラブ・シンガー!?
 
 
はい。
 
本作の主人公は、ラスベガスのリノのクラブで歌っていたデロリスというシンガー!
 
 
と言っても、デロリスは人気シンガーではなく、賭博場でゲームに興じている客に歌を披露しいてる場末の歌手!!
 
オリジナルの歌もありませんので、シュープリームスのコスプレで歌っているのは、50~60年代に流行っていたR&B系のブラック・ミュージックのメドレーです。
 
↑歌えども、客は無反応…あせるあせる
 
 
そんなドロレスの愛人は、リノ周辺を仕切っているヴィンスというギャング!
 
妻と離婚すると約束してくれたヴィンスと長年関係を続けて来たデロリスですが、いつまで経っても約束を果たそうとしない上に、妻へのプレゼントの毛皮を間違って送って来るようなヴィンスに愛想を尽かしたデロリスは、別れ話をするためにヴィンスの事務所のドアを開けた時、ヴィンスと仲間たちが裏切り者を射殺する瞬間を目撃してしまったのです!!
 
↑ヴィンスから毛皮のコートを貰って
 上機嫌になっていたデロリスでしたが
 コートの裏にはヴィンスの妻の名の刺繍が!
 
↑別れ話を告げにデロリスがヴィンスの事務所に入ると
 そこでは裏切り者の処刑の真っ最中!
 
 
 
…これはデロリスにとってもヴィンスにとってまずい状況ですね😟
 
殺人を目撃したデロリスを始末しようとするヴィンスの元から必死で逃走したデロリスは、ラスベガス警察に駆け込み、自分の安全を保障してもらう代わりに裁判でヴィンスの殺人を証言する約束をし、警察はデロリスを裁判当日までヴィンスに知られない場所で保護するために、サンフランシスコで修道僧として過ごす様命じたのです!
 
↑「どうだデロリス。ここならヴィンスに気づかれないぞ」
 
 
 
さて、ソウルシンガーのデロリスは、一体どのような修道院生活を送る事となったのでしょうか?
 
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
 
↑デロリスの正体を知ってるのは修道院長だけ!
 けれど二人の第一印象は最悪だったのですあせるあせる
 

 

 

マッシュアップの映画として…

 

本作は大変完成度の高い作品ですので、見所を解説してゆくとブログ10回分くらいになりそうなのですが、本稿では"マッシュアップの魅力が伝わる映画"という視点に絞って解説してみたいと思います😘

 

 

デロリスは小さい頃から、色んなミュージシャンが好きな女の子!!

 

小学校の時にシスターから「キリストの十二使徒名前を黒板に来なさい」と言われて書いたのが、ポール、ジョン、ピーター、エルヴィスと書いていますので、ブラック・ミュージックだけでなく、ロックなども愛している事が分かります!

 

↑ジョン(レノン)、ポール(マッカートニー)、

 エルヴィス(プレスリー)だとすると

 ピーターはピーター・ポール&マリーでしょうか…汗

 

 

そんなデロリスがリノで歌っていたのは、シュープリームス(ダイアナ・ロス)などのR&Bの名曲を短いフレーズでドンドンつなげて行くマッシュアップ・メドレー!

 

↑ライブで名曲のマッシュアップができるデロリスは芸達者!

 

 

 

そんな歌をこよなく愛するデロリスは、修道院の聖歌隊が歌っていた讃美歌に"歌としての魅力"を注ぎ込んでいきます!

 

↑聖歌隊は一生懸命歌っていますが

 和音もできていない讃美歌を聴き

 哀しそうな顔になるデロリス。

 

 

修道院で聖歌隊の訓練を任されたデロリスがやった事は、歌い手の適材適所を見つけ出し、歌い手自身が歌う事を楽しめる聖歌隊にする事!!

 

↑冒頭でご紹介した超陽気なパトリックは

 周囲からはキャビンアテンダント向きだと

 言われていましたが、その陽気さを適材適所に!

 

↑常に自信なさげで控えめなロバーツですが

 自分にしかできない事をしたいという想いがあるので

 適材適所でソロパートを!

 

 

 

そう。

 

既にそこにあるものを組み合わせて、全く新しい何を生み出して行く事こそが「マッシュアップ」の本質であり魅力でもあるのです!

 

 

 

デロリスによって生まれ変わった聖歌隊が歌っていのは、讃美歌にR&Bテイストを加えているだけでなく、聖歌隊メンバー一人一人の個性も繋ぎ合わせて生み出されるマッシュアップなオンガク!!

 

誰も聴いた事がない讃美歌は、映画の中の登場人物だけでなく、ご覧になっている観客にも、何かと何かを組み合わせて新しいものを生み出すって、素敵な事なんじないか?と認識させるのに十分な魅力を生み出しているのです😍😍😍

 

↑讃美歌の「Hail Holy Queen(ヘイル・ホーリークイーン)」

 

 

そしてもちろん、本作におけるデロリスもマッシュアップの素材の一つ!!

 

 

本作の原題は「SISTER ACT」。

 

歌手がシスターを演じる事という"何かと何かが組み合わる"事による、それまでなかったものの誕生は、デロリスを修道院を、そして修道院の周辺に住んでいた荒んだ人々の心さえ変えてゆくのです…

 

↑何かと何かを組み合わせて

 素敵な何かを誕生させまてみましょう😄

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

サポートに徹する魅力

というテーマで

 

天使にラブソングを2

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

★おまけ★

併せて観たい「100 Movies Dance Scenes Mashup」の作品

「スクール・オブ・ロック」

↑本作同様、適材適所しながら

 新しい音をマッシュアップしてゆく傑作です!