こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力とあの映画というテーマで

 

アップグレード(2018)

(原題:UPGRADE)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

AI新世代映画

 

本日の作品は、AIと人間との関係を描いた作品!!

 

 

今までのAIと言えば、コンピュータ型やロボット型、自動車や家電型、スマホ型などが存在しましたが、本作に登場するのは体内に埋め込むマイクロチップ型!

 

AIチップを体内に埋め込んだ主人公は、まるで寄生獣のように、AIに自分の体を操作させて、無敵のヒーローとなってしまうのです!!

 

↑AI使ってオートモードで暴漢撃退!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

新鋭のプロデューサー、ジェイソン・ブラムと「ソウ」シリーズのリー・ワネルがタッグを組んだSFアクション。

近未来。謎の組織の襲撃により、妻を失い、重傷を負ったグレイは、実験中のAIチップの移植手術を受け、超人的な身体能力を手に入れるが……。

出演は「プロメテウス」のローガン・マーシャル=グリーン、「ニード・フォー・スピード」のハリソン・ギルバートソン、「ゲット・アウト」のベッティ・ガブリエル。

 

解説にある通り本作は、近未来を舞台にしたSF映画!
 
主人公のグレイは、AI自動車全盛の時代に古い自動車をチューンナップして販売しているエンジニア。
 

↑やっぱマシンは人間の手で動かさなきゃ!

 

 

妻のアシャと仲睦まじく暮らしていたグレイでしたが、ある日完成した自動車を納品し、アシャのAIに同乗させてもらって帰途についたグレイでしたが、途中でAIが暴走して車が転倒、事故現場にいた暴漢たちに襲われてアシャは射殺され、グレイ自身も全身不随となってしまいますあせるあせる

 

↑AI車の暴走は人の手では止められず…

 

↑妻を殺され、自身は首から上しか

 動かせなくなってしまったグレイ。

 

 

人生に絶望し、自殺しようとたグレイですが、AIで操作されている環境では、自殺さえも抑止されてしまい、グレイは何一つ自分の意思で行う事ができない人間となってしまったのです!

 

↑薬を過剰投与して自殺を図ったグレイですが

 気づけば病院に搬送されて無事救命!

 グレイは自殺すらできないのです汗

 

 

ですがそんな時、旧知のエロンという大富豪の天才プログラマーから、脊髄にAIチップを埋め込んで身体機能を取り戻す実験の被験者にならないかと持ち掛けられたグレイは、AI嫌いにも関わらず、実験の被験者となる事を承諾します!

 

↑首の脊髄にAIを組み込み、

 筋肉をAIによって操作する実験です!

 

 

ん?

 

でもどうして最愛の妻を失い、人生に絶望していたグレイが、体を動かそうと思ったの?

 

 

 

それは、妻を殺した人間を探し出そうと思ったから!!

 

妻を殺害した犯人を一向に探し出せない警察にいら立ったグレイは、自身で犯人を見つけて復讐しようと考えたのです!!

 

↑うぉぉぉ。俺の脳から指令をAIが理解し

 腕や足を動かしてくれている!!!

 

 

…だけど、警察でも見つけられない犯人を、素人のグレイが見つけ出す事なんてできるの??

 

 

 

はい。

 

できたのです!!

 

 

 

警察が入手した事件当時の現場映像を眺めていたグレイの心に、突如AIが「良かったら私が協力しようか?」と話しかけてきたのです!!

 

↑「グレイ。良かったら私が手を貸そうか?」

 「誰???」

 

 

 

 

さて、STEMという名のAIチップは、グレイとどのような関係を築いていったのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑「グレイ。君の眼を借りるよ!」

 「うぉっ。なんだよコレ!!」

 「映ってる人間を解析し、ネットで照合した!

  犯人の名前も分かったよ😊」

 

 

 

AIはどこまで人間に使役する?

 

本作はサスペンス映画ですので、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、ここまでの展開は映画の冒頭20分!!

 

STEMに協力を依頼したグレイは、自分よりもはるかに有能なSTEMのチカラを借り、妻を殺した犯人だけでなく、この事件の裏に隠されていた陰謀すら探り当てて行きます!

 

↑行動を予測するのがAIですので

 人間の攻撃なんてまったく通じません!!

 

 

 

ですが、だとしたらグレイがこの事件に介入する必然性はあるのでしょうか?

 

 

 

はい。

 

ここが本作のポイント!!

 

 

 

一見すると本作は、グレイSTEMが協力して悪を倒すバディ・ムービーのように見えますが、よく考えてみると、グレイの存在価値は、肉体を持っている事だけなのです!!

 

 

 

そう。

 

AIとは、より良い結果を導き出すために開発されたもの!!

 

 

 

ですがAI側の視点で考えるなら、人間がいてもいなくても、より良い結果を導き出すことはできてしまうのです!!

 

↑「グレイ。君を襲った犯人の手にタトゥーがある。

  鮮明な映像ではないから、私が補正して

  プリントアウトしてあげよう!」

 あれ?もしAIだけなら、このシーン不要じゃない?

 

 

そんな本作は、本格的なAI時代に突入する前に、その後、何が起こるのかを描いた想像力に溢れた傑作ですので、これからの時代を考える上でも、人生で一度は観ておいて損はない作品ではないかと思います!!

 

 

 

★おまけ★

 

来るべきAI時代を考察する映画としては、他にも意欲的な作品が多数生み出されておりますので、以下の作品も併せてご紹介させて頂きます😊

 

↑AI時代を考察する映画①「エクスマキナ」

 

 

 

 

↑AI時代を考察する映画②「HER」

 

 

 

↑AI時代を考察する映画③「地球爆破作戦」

 

 

 

 

 

 

 

という訳で次回はいよいよ本シリーズの最終回!

 

マリリンよ永遠に…

というテーマで

 

赤い手帳

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆