こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
 

本日は想像力と行き過ぎ?コメディ映画というテーマで

 

もしも昨日が選べたら(2006)

(原題:CLICK)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

大人が“ひみつ道具”を手にしたら?

 

本作は、もし大人がドラ〇もんのひみつ道具を手にしたら?というシチュエーション・コメディ!

 

子供と違い大人なら、ドラえ〇んのひみつ道具をもっと有効に使える気がしませんか?

 

 

 

本作は、とても便利な“人生リモコン”というひみつ道具を手に入れて、大出世した男の物語なのです😊😄😆

 

↑ひみつ道具を使って人生大成功!!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

人生を自在に操れるコントローラーを手に入れた男が、失くしてしまった時間の大切さを思い知らされる家族愛の物語。

監督は「ウェディング・シンガー」のフランク・コラチ。

出演は「50回目のファースト・キス」「ロンゲスト・ヤード」のアダム・サンドラー、「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセール、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のクリストファー・ウォーケン。
 

ん???

 

人生を自在に操れるコントローラーを手に入れた男が、失くしてしまった時間の大切さを思い知らされる?

 

人生を自在に操れるなら、何度でもやり直せばいいんじゃないの?

 

 

 

はい。

 

これは解説の書き方がちょっと説明不足😅

 

 

本作に登場する人生を自在に操れるコントローラーは、人間の行動のほぼ全てをコントロールできるチートなアイテムですが、過去をやり直す機能だけは付いていなかったのです汗

 

 

 

主人公のマイケル・ニューマンは、出世を夢見て毎日頑張っている妻と2人の子供を持つ建築士。

 

彼が働く理由は、妻子との幸せな生活のためですが、そのためには家族との時間を犠牲にしなければならず、仕事優先のマイケルの態度に、妻や子供たちはちょっと不満そうな顔。

 

↑「ねぇパパ。ツリーハウスはいつ完成するの?」

 マイケルは子供たちとの約束を半年間すっぽかし!

 

 

家族のために頑張っているにも関わらす、家の居心地がよくなく感じていたマイケルは、ある晩、自分が使用したいコントローラーが見当たらない事に腹を立てて、全ての機器を操作できる万能コントローラーを探しに終夜営業の量販店に行き、そこでモーティという名の不思議な店員と出会います。

 

↑マイケルは極度のコントローラー音痴。

 家でイライラするのは真っ平だ!

 便利な万能コントローラーを買いに行くぞ!!

 

↑コントローラーを探していたマイケルの目の前に

 「BEYOND(より良いもの)」という謎のドアが!!

 あそこなら万能リモコンが置いてありそう😊

 

↑ドアの先には、モーティという名の不思議な店員がいました!

 

 

モーティはマイケルを見て「あなたは良い人そうだから」と言って、最新型のコントローラーをタダでマイケルにプレゼントしてくれます。

 

ただしコントローラーには取扱説明書が付いていません。

 

コントローラー音痴のマイケルは、どう扱えば良いのかをモーティに尋ますが、彼は淡々と「必要な時にボタンを押せば、思い通りになる。ただし返品は受け付けない」と言った後「正しく使って欲しい」と付け加えてマイケルに万能コントローラーをプレゼントしてくれたのです!

 

↑「これは正しく使って欲しい」

 (どういう意味だ?俺がコントローラー音痴だから?)

 

 

タダでコントローラーを貰ったマイケルは、家に帰って半信半疑でコントローラーを使用すると、何の問題もなくTVが起動!

 

嬉しくなったマイケルでしたが、その直後に妻のドナが現れ、家族をないがしろにしているマイケルに文句を言い始め二人は険悪な雰囲気に!

 

その時、何気なくコントローラーのボタンを押すと、何とドナが一時停止して動かくなってしまったのですあせるあせる

 

↑あれ?ドナが一時停止した!?

 

 

 

さて、この万能コントローラーは、一体どんな機能が装備されていたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑夜中の犬の散歩はめんどくさいな…

 おっ。早送り再生ボタンがあるぞ!

 ワオッ。なんと犬の散歩が早送りできちゃった!!

 

 

 

人生はチャプター・スキップ可能!

 

本作は、一見すると万能コントローラーを手にしたマイケルが、やりたい放題するコメディ映画のように思えかもしれません。

 

コントローラーを手にしたマイケルはやりたい放題!!

 

会社のプレゼンで日本人が話している日本語を言語変換で聞き取り、相手に気に入られるような修正案を出したり、妻と話している最中に最初のデートの時の事を過去のアーカイブで思い出して妻を喜ばせたり、一時停止させた社長に往復ビンタをしてうっぷんを晴らしたり!

 

↑最初はドッキリ番組だと思ったマイケルはモーティの所へ!

 けれどモーティにメニューボタンを押すよう言われて従うと…

 なんとマイケルの人生のメニュー画面が!!

 

↑ねぇ。あのメイキング映像って何ですか?

 それは、お前の父さんと母さんのベッドシーンじゃよ!

 これがお前のメイキング映像だ!!

 

 

けれど、そんなイタズラ機能を使っても、仕事は捗りません。

 

家で仕事ができず、家族との時間が無駄だと考えたマイケルは、チャプター・スキップ機能を見つけて喜びます!!

 

これで無駄な時間がショートカットできるぞ😆😁😆

 

↑この時間、ショートカットできるじゃん!!

 

 

マイケルは、子供との時間や、父母との食事会や、妻との喧嘩など、めんどくさい事は全部ショートカットする事にしてしまいます。

 

↑父母との退屈な食事会も飛ばせ!飛ばせ!!

 

 

ですが、マイケルがショートカットしてしまったシーンといのは、本当に彼にとって意味のないものだったのでしょうか?

 

 

 

本作はコメディ仕立てですが、名作「恋はデ・ジャヴ」と同様の人生の意味や価値を考える機会を与えてくれる哲学的な作品

 

 

スキップしてしまった時間は元にもどらないだけでなく、その時の思い出がないマイケルは家族と共有する思い出も残りません!

 

その上、学習機能が付いているコントローラーは、マイケルが一度スキップしてしまったシチュエーションは、以降も全てスキップするようになってしまったたる、マイケルは家族の成長を喜ぶ事もできない寂しい人生を送る事になってしまったのです!!

 

 

 

 

そう。

 

実社会でも、こういうタイプの方っていらっしゃいますよね。

 

 

 

家族を幸せにするために、家族との時間を犠牲にして、お互いに思い出を作れず断絶してしまった人生とは、果たして当人が望んだものだったのでしょうか…

 

↑俺、家族のために頑張ったんだよ!

 あれ?でも何で俺、一人で暮らしてんの!?

 それに体も変だよ!

 成功者にはなったけど、大切な事は全部スキップしてるから

 家族との思い出が何にもないよ~!!!

 

 

 

ちなみに「BEYOND」には「より良いもの」という意味とは別に「あの世」という意味があります

 

そしてモーティ(MORTY)にもアメリカ人男性の名前の他に「死」という意味があるのです…

 

↑「マイケル。人生を自在に操作できるコントローラーは

  正しく使えたのかね?。人生は返品できないものだ!」

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

フランチ・コメディとは?

 

というテーマで

 

ミッション・クレオパトラ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑299円!