こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘⑫というテーマで
山猫は眠らない
(原題:SNIPER)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本日の作品の原題はスナイパー(SNIPER)。
日本人にも分かるシンプルな原題であるにも関わらず、邦題はなぜか大藪春彦氏の小説風のタイトル!
ですので賢明な皆様はもうお気づきだと思いますが、本作は動物映画ではありませんし山猫も出てこないのです😅
↑本作に登場するのは凄腕スナイパーです!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
撮影の大部分はオーストラリアのクィーンズランド北部のジャングルで行われた。
監督はペルー出身で「大統領暗殺指令」のルイス・ロッサ。
製作はロバート・L・ローゼン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「トイズ」のマーク・ジョンソン。
脚本はマイケル・フロスト・ベックナーとクラッシュ・レイランド。撮影は「カッコーの巣の上で」のビル・バトラー。音楽はゲイリー・チャンが担当。主演は「7月4日に生まれて」のトム・ベレンジャー、「メンフィス・ベル」のビリー・ゼイン。
↑調べてたら、有名な人気観光地のようですね😊
ですが解説にもある通り、本作の舞台は南米パナマのコロンビア国境近く。
主人公のトーマス・ベケットは、コロンビアのジャングルで長い間極秘任務を執行し続けているプロ・スナイパー!
ベケットは常にパートナーと共に任務を遂行しますが、彼等をサポートするはずの海兵隊は、ベケットのような繊細さを持ちあわせておらず、ベケットが深夜だと厳命していた救出ヘリの派遣要請を間違えてしまったために、大切に育てていた後輩のスナイパーを敵に殺害されてしまいます
↑こんな時間に救出に来るなんて!俺たちを殺す気か!!
↑案の定、大切に育てて来た部下は敵の銃弾に…
命懸けで任務を遂行してくれたパートナーとの思い出として認識票を持ち去るベケットですが、それは軍規定違反であり、事情知らない海兵隊員たちはベケットは認識票集めのために部下を見殺しにする血も涙も男だと噂され、軍内では孤立していたのです…
↑死んだ部下の認識票を持ち去るベケット。
↑部下の思い出は認識票と共に…
そんなベケットに与えられた新たな任務は、麻薬組織から援助を受けているパナマのアルバレス将軍の暗殺指令!
パナマの現役将軍の暗殺ですので、当然これは極秘任務!!
アメリカ軍の上層部は、この任務を確実に成功させるために、元オリンピックの射撃選手でメダリストだったリチャード・ミラーというエリート軍人をベケットのサポートとして派遣しますが、ミラーには“もしベケットが任務に従わないようなら抹殺するように”という別命も受けていたのです!!
↑射撃のチャンピオンがジャングルのスナイパーに!
さて、たたき上げのジャングルの闘士ベケットと、世界一の射撃の名手のミラーは、果たしてどのように作戦を遂行してゆくのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑明らかに方向性の違う2人は上手くやっていけるのか?
本作はストレートなアクション映画ですので、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、パナマの森の王者として君臨しているベケットは、ミラーが実際に人を殺した事がない、競技者である事を見抜いてしまいます!
↑ターゲットを外すミラーと確実に仕留めるベケット!
人を殺せないのでは、いくら狙撃の腕が確かでもスナイパーとしては役立たずですね
ですが既に任務がスタートしてしまっている以上、ベケットは役立たずのミラーを捨ててしまう訳にはいきません。
先ほども書きましたようにベケットは常にパートナーと共に任務を遂行する男!
ですのでミラーが人を殺せない事を理解したベケットは、現場で修羅場を体験させながら、アメリカ軍部のエリートであるミラーを、見敵必殺のスナイパーへと育て上げようとしてゆくのです!
そう。
真のプロフェッションなるとは不可能を可能にする人間!
何人もパートナーを死なせてしまったベケットは、スナイパーに最もふさわしくないミラーを育てるために、自分の命を懸けた教育を行ってゆくのです!
↑最初の一人を殺せれはお前もスナイパーだ!
躊躇せずに引き金を引けミラー!今度は仕留めろ!!
↑…と思ったら、なんで俺に銃口向けてやがるんだ!
こらミラー!ちゃんと任務果たせ!殺すぞ!!!
という訳で次回は
二つの選択肢
というテーマで
WALKABOUT 美しき冒険旅行
という映画をご紹介させて頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします😊
ではまた(*゜▽゜ノノ゛