こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで
ドーベルマン・ギャング
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ドーベルマン・ギャング！
…凶悪そうなギャング・チームの名称のようなタイトルですが、本作はドーベルマンのようなギャングが登場する映画ではなく、ドーベルマンを調教して、銀行強盗をさせるアイディアを思いついた男の映画！
ですので本作は残虐なドーベルマンが登場する映画ではなく、訓練されたドーベルマンたちに一糸乱れず銀行強盗を遂行させる、プロジェクトＸ的な作品なのです😄
↑3、2、1、ドーベルマン・ギャング・プロジェクト・スタート！
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
はい。
解説の通り、ドーベルマン犬を使って銀行強盗を働くという奇想天外な強盗のエディが主人公。
二人の仲間と銀行強盗を繰り返していたエディですが、段取りが悪い仲間たちとのミッションは失敗続き！
↑緊張感のない仲間たちは、銀行強盗向きではありません
人生に行き詰っていたエディでしたが、ある晩中古自動車に侵入した窃盗犯たちが、番犬のドーベルマンを怖れて立ち往生させているのを目撃し、ドーベルマンを調教して銀行強盗をさせるというアイディアを思いつきます。
↑ドーベルマンって、怒ると怖い顔ですよね…
ただしエディも仲間も犬の調教なんてやった事がありませんので、この計画を実行するには、犬の調教士を仲間にする必要があり、彼らはベトナムの帰還兵で、軍用犬の調教を担当していたバーニーという青年を仲間に加える事にします。
ただし、空軍に在籍していたバーニーは正義の人。
もしエディたちが、銀行強盗のためにドーベルマンを調教したいと言えば、協力するどころか、警察に通報されかねません
だからエディたちは、番犬ビジネスを始めたいので犬の訓練を担当して欲しいとバーニーに持ち掛け、ドーベルマン６匹の調教を命じますが、エディ達のうさん臭さに気づいたバーニーは、彼らが番犬を飼育しようとしていない事を見抜いてしまうのです！
↑バーニーは、エディが作っていた銀行の間取りの模型を発見！
…お前たち、俺に何をさせようとしてるんだ？
さて、果たしてエディ達はバーニーを説得して、銀行強盗の仲間にする事ができるのでしょうか？
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑バーニーの調教の腕は超一流！
さて、どうやって彼を悪の道に引きずり込もう…
本作はハード・ボイルドなテイストではなく、70年代の牧歌的な憂き感が漂うライト・テイストな観ていて楽しい作品！
↑あら！犬が何か手紙を私に来たわ…
「このカバンに金を入れろ。従わないと噛み殺す」
キャー！ドーベルマンのギャングよ！！
銀行強盗を目論むエディも根っからの悪党には見えず、ドーベルマンたちを利用して一攫千金を狙おうとするギャンブラーのような男です。
そんなエディは、仲間たちとバーニーには敬意を払い、成功報酬を山分けする事を約束していましたが、恋人ジューンだけは、この計画に協力的だったにもかかわらず、女だという理由で分け前を与えない事にしたため、映画の後半ではジェーンから停滞反撃をくらってしまうのです
ちなみに、バーニーが調教する６匹のドーベルマンの名前は、デリンジャー、ボニー、クライド、ベビー・フェイス・ネルソン、プリティ・ボーイ・フロイド、そしてメー・パーカー！
…これって、ギャング全盛時代の悪党の名前ばかりですね（メー・パーカーは、スパイダーマンのメイおばさんではなく、血まみれギャングママとして悪名高い“マ”ケイト・バーカー）
↑日本版のチラシには、何の説明もなく６人の悪党の名前が！
ちなみにジェーンの足元にいるブルドックの名はフーバー。
そう、パブリック・エネミーの天敵だったＦＢＩ長官の名前です😊
そう。
本作は、７０年代に蘇ったパブリック・エネミー（公共の敵）と呼ばれた悪党たちの名を冠したドーベルマンたちが銀行強盗をするという、懐かしい奴ら大集合の映画にもなっているのです😄
↑おい。俺は銀行強盗キングのデリジャー様だぞ！！
↑復活した俺たちの技に度肝を抜きやがれ！あばよ！
という訳で次回は
悪・即・漸！
というテーマで
シリアル・ママ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
