こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
第八弾
というテーマで
ビフォア・ザ・レイン
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
知らない国の現実
本日の作品のポスターは
なんだかオドロオドロしい雰囲気ですね
( ̄_ ̄ i)
ひょっとしてホラー映画??
いいえ。
本日の作品はマケドニア共和国という
日本人にあまり馴染みのない国の中で起きている
目を覆うような出来事を描いた
社会派映画なのです!
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
マケドニアを舞台に、
ギリシャ正教徒とアルバニア系
ムスリム人住民のあいだで高まる緊張を、
マケドニアとロンドンを結び、
時間軸が複雑に交錯する
三つの挿話で描きだすドラマ。
むむむ
何だか難しそうな感じですね
(-"-;A
でも、ご安心下さい!
本作は登場人物がとても少なく
誰にでも理解できるストレートなストーリー!
けれど描かれている内容は
我々日本人がちょっと想像できないような
凄まじい世界なのです!
本作は3つの短い話で構成されており
最初の場面に映るのは
のどかなマケドニアの地方で暮らす人々。
ギリシャ正教の修道院で暮らしていくる
修道僧のキリルは
沈黙の誓いを立て、2年間一言も喋らずに
暮らしていたのですが
ある日、キリルたちの暮らす修道院の部屋に
女の子が迷い込んでいたのです。
最初、自室に見知らぬ女の子が
隠れているのを知ったキリルは驚きますが
無言の業のため話す事はせず
女の子は、ジェスチャーで匿ってく欲しいと頼み
キリルは困っている少女の必死の願いを
聞いてあげる事にするのですが
翌日の朝、修道院にマケドニア人の民兵が来襲し
修道院に逃げ込んだ女の子を差し出せと
一方的にわめき散らしながら
銃を振り回して院内を捜索し始めたのです!
↑平和だった修道院の静寂の日々は…
↑恐ろしい武装集団が!!
さて、女の子は何をして
武装した民兵から追われていたのでしょう?
そして、彼女を匿ったキリルは
一体どうなってしまうのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑キリルの部屋に逃げ込んできたのは
ボロボロの衣装のボーイッシュなマケドニアの女の子。
ギリシャ正教徒とは無関係の
マケドニアの少女は、何故同族から追われたのでしょう?
故郷を想い故郷に斃れる
本作は、恐らく現代でも続いている
マケドニア国内の民族対立によって引き起こされる
血なまぐさい抗争を描いた作品。
ですので、本作に登場する人物は
観客の予想に反して
突如、誰かの手によって殺されてしまいます!
↑少女を匿っていた事を上司に知られると
マケドニアの民兵の報復を恐れた上司はキリルを破門し
放逐されてしまいます。
神の慈悲は、このエリアには及ばないのです…
では、殺した人間はご極悪人なの?
いいえ。
3部構成となっている本作では
他の話においては、殺害者側の人間が
悪人として描かれておらず
彼らもまた、マケドニアで暮らしている
善良な住人なのです…
↑ロンドンで暮らすカメラマンのアレックスは
マケドニア出身の報道カメラマン。
彼は成功者でありながらも
マケドニアで暮らす従兄弟の事を忘れられません。
彼らはまだ民族紛争の続く故郷で
命を危険に晒しながら暮らしているのです!
そう。
本作はマケドニア紛争を知らない人でも
民族と民族が対立した果てに
何が待っているかを理解できるようになる作品。
民族紛争というのは
善人vs悪人という構図ではなく
民族が対立する事によって
善なる心が崩壊してく世界なのです…
↑愛して止まないはずの懐かしき故郷で
アレックスが観たものとは…
という訳で次回は
夢追い人の原点
というテーマで
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①アルメニア人の苦悩を描いた映画に
興味がある方へ…
②スペイン国内の民族対立の闇が描かれた
映画に興味がある方へ…
③子供が戦場を行軍するリベリアを描いた
映画に興味がある方へ…
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