こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ざんねんなタイトル
というテーマで
アーノルド・シュワルツェネッガー
ゴリラ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
不当な扱い
本作の原題は
RAW DEAL
(不当な扱い)
えっ。
ゴリラじゃないの!?
( ̄Д ̄;;
↑だって、日本版のポスターには
後ろに大きくGORILLAという原題っぽい文字が…
えっと…
本作にゴリラは登場せず
ゴリラが活躍する映画でもありません!
本作の邦題はアクション俳優の
アーノルド・シュワルツェネッガー氏の容姿を
揶揄してつけられた
極めて失礼なタイトルだったのです!
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
「ターミネーター」「コマンドー」の
アーノルド・シュワルツェネッガーが
FBI捜査官に扮したアクション映画。
ええっ
作品解説がこれだけ!?
w( ̄Д ̄;)w
はい。
本作はかなり奔放な展開の映画なので
詳しく解説していくと
変な映画だと言わざるえない部分も多く
結果として解説が控え目にならざるを得ない
作品なのかもしれません…
一応、簡単に内容を解説すると
主人公のカミンスキーは地方の保安官。
けれど彼はただの保安官ではなく
元FBIの捜査官だった男!
↑FBIを退職させられた保安官。
カミンスキーがFBIを退職させられた理由は
容疑者を逮捕した際に
過度な暴力をふるって怪我をさせたため。
その事件で、検事に退職か逮捕かを迫られ
退職を選択したカミンスキーですが
加害者はどんでもない悪党だったので
暴力をふるわれても仕方ないと弁明しますが
そんなスミンスキーは映画の冒頭
保安官としてニセ警官を逮捕する際に
道路にガソリンをまいておき
逃走しようとするニセ警官のバイクの前で
ガソリンに火を放ったりするので
カミンスキーの言動には説得力がありません
↑逃走するバイクの前に放火して転倒させる保安官!
↑捕まえたニセ警官の罪は
スピード違反の取り締まりのフリをしていただけ。
…ちょっと過剰暴力なのでは?
ある日、そんなカミンスキーの元に
シカゴのギャングの殺し屋に
捜査官をしていた息子を殺されてしまった
かつての上司が訪ねてきて
息子の情報をギャングに流した人間をつきとめ
殺して欲しいと頼むのです!
↑上司の息子は、ギャングの悪事を
裁判で証人する人間を秘密裏に保護していましたが
誰かが、彼の居場所を密告したために
殺されてしまったのです!
…え~っと。
でも、それって現役のFBIの上司が
退職した部下に殺人を依頼をするって事は…
FBIからの処刑命令!?
( ̄_ ̄ i)
いいえ。
この件は、FBIは全く関係なく
上司がカミンスキーに私財を払って依頼した
個人的な処刑だったのです!
成功報酬がFBIへの復職だと聞き
カミンスキーは依頼を受け
偽名でギャングの組織の中に入り込み
内部から情報収集しようと考え
まずは自分自身を死亡した事にしようと考え
偽装工作を決行します。
その偽装工作とは
夜中に、石油精製施設に忍び込み
その施設を爆破し
事故に巻き込まれて自分が死亡したように
見せかけるというもの!
↑夜中に、パトカーで施設に侵入して
石油を流して火をつけて…
↑よ~し!これだけの大爆発を起こせば
誰でも俺が死んだと思うはず。
… … …
(-"-;A
…あの。
その施設は、ギャングと関係あるの?
いいえ!
自分の痕跡を消すために
カミンスキーは、全く関係のない施設を
大爆発させてしまうのです!
↑よし!最初の目的は達成だ!
わ~。
彼にこの任務を任せても大丈夫!?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑ギャングに信用してもらうには
敵対する組織にダメージを与えればいいだろう。
よっしゃ暴れるぞ~!
80年代猛烈アクション
ここまでの解説でお分かり頂けると思いますが
本作は、80年代らしい
ストーリーよりも派手なアクションを重視した
猛烈アクション映画!
↑ストーリーより猛烈アクションの爽快感!
70年代までのリアルなアクションとは違い
銃撃!爆発!格闘などが
ジェットコースターのように連続する
エクストリームな展開の80年代アクションは
当時の観客は大興奮させたのです
ヽ(=´▽`=)ノ
↑爆発あり!
↑危険なカーアクションあり!
↑ただし、ストーリーは…
そんな本作は
おおっ!
当時はこんな事まで
やってたんだ!
という過剰な描写を楽しむ作品。
現代においては
エクスペンダブルズ(消耗品)と呼ばれて
消え去りつつある80年代の過剰なアクションは
ひょっとした2020年代に
再び脚光を浴びつつあるかもしれませんね。
↑80年代の熱き魂を取り戻せ!
大傑作の「レディ・プレーヤー1」は本年中に
徹底解説する予定です。
…でも、どうして邦題がゴリラなの?
それは、当時シュワルツェネッガーよりも先行して
人気があったスタローンの作品に
「コブラ」という語呂の良い映画があつたため!
↑「コブラ」!ってかっこいい響きだな~
そんなコプラに対抗するため
シュワルツェネッガー作品を語呂の良い3文字で
紹介しようと思った配給会社が
彼のイメージがゴリラっぽいという理由で
ゴリラと命名したのです!
…けれど、もしこの考え方で
日本の俳優さんの作品が海外で公開された時
動物の名前に変えられたとしたら
きっと日本で大騒ぎになったのではないでしょうか?
人を動物名で呼ぶのは
とても失礼でデリカシーのない事!
だからこそこの邦題は、できるだけ早く改題し
シュワルツェネッガー氏の尊厳を
回復すべきでないかと私は思っていますが
皆様はこんな邦題のつけ方を、どう思われますか?
↑片方ではシュワちゃんと親しげに呼び
もう片方でゴリラという蔑称を平気で使い続ける…
そういうのって、どうなのでしょう
という訳で次回は
目指せスタちゃん!
というテーマで
刑事ジョー ママにお手あげ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①他国の無礼は許さない日本に
興味がある方へ…
②80年代アクションと
2010年代の若手を結ぶ映画に
興味がある方へ…
③80年代の過剰アクションアニメに
興味がある方へ…
アーノルド・シュワルツェネッガー/ゴリラ [Blu-ray]
4,104円
Amazon |