こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
ざんねんなタイトル

 

というテーマで
 

沈黙の戦艦
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。




はてなマーク 沈黙と言えばセガール はてなマーク





本作の原題は
 

Under Siege
(包囲された状態下で)




えっ。

( ̄Д ̄;;




この作品って、あの

 

スティーブン・セガール氏の映画でしょ!


↑俺はセガール!空手の達人!





セガールの映画と言えば沈黙!



↑2018年の最新作だって「沈黙の終焉」!

セガールといえば沈黙でしょ?





なのにどうして

 

サイレンスって単語がないの?

( ̄_ ̄ i)





…えっと。





その理由は、沈黙とセガールの作品には
 

別に何の関係もないから!






本作の邦題には
 

1990年代にヒットした漫画のタイトルが
 

深く関係しているのです!







カチンコ アバウトなストーリー カチンコ

 

 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
 
本作のストーリーは以下の通り

 

 

スティーブン・セガール主演の

アクション大作。

 

テロリスト集団に乗っ取られた

核兵器搭載のハイテク戦艦を取り戻すべく

秘密戦闘員・ライバックが

孤高の戦いを繰り広げる。

 

 

 

う~ん。

 

 

 

 

少なくとも黄色い線の部分

 

間違ってますね…

 

 

 

 

 

テロリスト集団に乗っ取られたのは

 

長年の任務を終え、最後の航海に就いた

 

米軍の戦艦ミズーリ!

 

↑ミズーリは太平洋戦争で

日本の降伏調印式場にもなった古い戦艦です。

 

 

 

 

 

退役間近のミズーリ艦内では

 

艦長のサプライズ誕生日パーティーが企画され

 

船員たちはお祭り騒ぎ状態!

 

 

 

 

 

けれど、このパーティを企画した

 

副長のクリル中佐はテロリストと結託しており

 

パーティを盛り上げる名目で

 

船内にケータリング業者等に扮したテロリストを

 

ヘリコプターで招き入れてしまいます!

 

↑テロリストの首領ストラニクスは

バンドマンとして潜入!

 

 

 

 

 

パーティで緩み切った船内は

 

あっという間にテロリストに占拠されてしまい

 

館長は殺され、船内の核ミサイルも

 

テロリストの手に落ちます。

 

↑船員たちを油断させるため

クリル中佐自ら女装して場を盛り上げましたあせる

 

 

 

 

 

 

テロリストの目的は奪った核ミサイルを

 

北朝鮮の潜水艦に積み込み

 

闇市場へと転売する事だったのです!

 

 

 

 

 

 

事態を知ったアメリカ国防総省ですが

 

船は占拠され、館長は死亡。

 

兵士たちは武装解除され幽閉された今

 

残る手段は船の撃沈のみ!

 

 

 

 

 

と、決断しかかっていた時

 

本部にミズーリから無線連絡が入ります!

 

 

 

 

 

連絡してきたのは

 

以前アメリカ海軍の特殊部隊である

 

ネイビーシールズに所属していたライバック!

 

 

 

 

 

上官と諍いを起こしたライバックは

 

ネイビーシールズを左遷され

 

ミズーリでコックとして働いていたのです!

 

↑なんと、元ネイビーシールズのコックが

乗船していたのです!

 

 

 

 

 

偶然に難を逃れていたライバックは

 

艦の指揮権を取り戻し

 

テロリストたちを殲滅するために

 

パーティの余興のために連れてこられていた

 

セクシー女優のジョーダンと共に

 

ゲリラ戦を開始します!

 

↑ヘリコプターで酔ってしまい

頭痛薬を飲んでケーキの中で寝ていたジョーダン。

なんだかドジッ子ですねあせる

 

 

 

 

 

さて、最強のコックであるライバックは

 

果たして核の危機から

 

世界を救う事ができるのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑ジョーダンのモットーは

「ミュージシャンとは寝ない」「人は殺さない」

…こんな相棒で大丈夫かライバック!?

 

 

 

 

 

 

カチンコ 潜水艦戦力 カチンコ

 

 

 

本作は、達人ライバックが

 

無双状態で、テロリストたちを殲滅していく

 

爽快アクション映画!

 

 

 

 

 

武道の心得のあるライバックは

 

敵がナイフを持っていても

 

銃を持っていてもピンチになりません!

 

 

 

 

 

 

ですので観客は

 

ライバックが悪党をどうやって倒すかを

 

楽しみながら鑑賞する事ができ

 

それが後のスティーブン・セガール作品の

 

特徴となっていくてのず!

 

↑負けない!苦戦しない!ピンチにならない!

 

 

 

 

 

ですので原題の

 

包囲された状態下でというのは

 

相応しいタイトルだと思われるのですが

 

邦題の沈黙の戦艦というのは

 

一体、どんな理由でつけられたのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは公開当時人気があった

 

沈黙の艦隊という漫画のタイトルを

 

拝借したから!

 

 

 

 

 

 

…けれど、沈黙の艦隊は

 

潜水艦を舞台にした漫画だったので

 

戦艦は関係ないのでは?

 

 

 

 

 

ええ。

 

 

 

 

でもきっと、そんな事は

 

どうでも良かったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

映画は、注目されてナンボ!

 

 

 

 

 

ですので「包囲された状態下」では

 

注目してもらえません!

 

 

 

 

 

流行ったものがあるならば

 

容赦なく、タイトルに流用してしまえ!

 

 

 

 

 

 

そんな邦題のつけた方は

 

1960年代頃からずっと続いてきた

 

邦画の悪しき伝統!

 

 

 

 

 

ちなみに「沈黙の戦艦」の沈黙とは

 

潜水艦戦力という

 

軍事用語であるSilent Serviceの直訳!

 

 

 

 

 

つまり本作は潜水艦と関係ないのに

 

潜水艦を意味するサイレントという単語がつけられ

 

その結果、以降のセガール作品に

 

無意味に「沈黙の」が付けられるようになるという

 

ちょっとトホホな邦題なのです。

 

 

 

 

 

 

…さて、皆様はこんな邦題のつけ方を

 どう思われますか?

 

↑喋るよ!強いよ!ボスにも苦戦しないよ!

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

変な邦題の弊害

 

というテーマで

 

暴走特急

 

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おまけ合格

 

 

①サイレンサーという

変な邦題作品にも興味がある方へ…

 

 

音譜サイレンサー/待伏部隊の回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

②本当に登場人物が沈黙している映画に

興味がある方へ…(その1)

 

 

音譜イレイザーヘッドの回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

③本当に登場人物が沈黙している映画に
興味がある方へ…(その2)

 

 

音譜花様年華の回(前編)はコチラ音譜

 

音譜花様年華の回(中編)はコチラ音譜

 

音譜花様年華の回(完結編)はコチラ音譜