こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日は
想像力と
ファイティング・ガール
というテーマで
早熟のアイオワ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
絶望の家で
絶望的な環境下で暮らす子供には
選択権がありません。
本作の主人公のアグネスは
心が壊れてしまった母親と共に暮らす
14歳の女の子。
彼女がいくら成績優秀でも
どんなに未来に向かって頑張っても
壊れた家で暮らし続ければ
彼女自身の心も壊れてしまうのです…
アバウトなストーリー
アイリスは頭脳明晰な上
バスケット選手としても優秀な14歳!
けれど彼女は家で
ほとんど笑顔を見せる事はありません。
↑常にアンニュイな表情のアイリス。
その理由は、崩壊した家庭環境。
アイリスの母親は
夫のDVから3人の娘と逃げ出して
知り合いのいないアイオワで
暮らし始めましたが
DVの後遺症で酒浸りになってします。
母親は黒人の愛人にすがるようになり
気がつけば彼女の家は
タチの悪い男女が入り浸っている
ポーカーハウスと呼ばれる
酒と賭博の巣窟と化していたのです!
↑本作の原題は「ポーカーハウス」。
アイリスの家は
子供には最悪の環境だったのです!
母親は酒と男に耽溺しているので
幼い妹二人の面倒をみるのもアイリスの役目。
妹を家に近づけたくないアイリスは
友達の家などに妹を追いやり
母の荒れた姿を見せないようにしますが
母親の愛人の黒人は
女として成長しつつあるアイリスに目をつけ
アイリスの母親の口から
そろそろお前も体で客を取れ
と言わせたのでした!
↑ねぇ。あんたもそろそろ
体でお客を取って、稼いでちょうだいよ!
… … …
(-"-;A
こ、この環境は、最悪ですね!
さて、絶望のポーカーハウスで暮らす
健気なアイリスには
一体どんな運命が待っているのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑心から絶望したアイリスは一人で泣きます。
彼女の心もまた
母のように壊れてしまうのでしょうか…
越えられない山なんてない
深すぎる谷もない
アイリスは、絶望から這い上がれる
ファイティング・ガール!
劇中、ここにはとても書けないような
凄まじい辛い事を体験し
幼児退行まで仕掛けたアイリスでしたが
彼女の心は死にませんでした。
↑ずっと気丈に振舞っていたアイリスが…
↑まるで幼児のようににってしまいます
彼女は、心の中で絶望を感じた後
ポーカーハウスからの
そして母親からの決別を決意します。
母親は父親と決別した事で破滅しましたが
アイリスは破滅と決別する事で
自分の生きる道を歩む決意を固めたのです!
↑いざ、自分の道を行かん。
映画のラストでアイリスは
家に帰る途中の二人の妹と車の中で
マーヴィ・ゲイとタミー・テレルの歌う
高すぎる山なんてない
(Ain't No Mountain High Enough)
という歌を3人で熱唱します。
↑母親の愛人の車を拝借して
夜の道を3姉妹だけでドライブしていた時
妹がかけてくれた曲!
その曲は
もし私があなたを呼んだ時には
どんなに遠くからでも
すぐに駆けつけるから安心してね。
高すぎて越えられない山なんてないし
深すぎる谷もないんだから
というソウルフルな歌詞。
妹たちにとっては楽しい歌ですが
アイリスの心の中では
やがて来る妹たちとの決別を
告白した歌にもなっており涙を誘います。
↑妹はノリノリですが…
↑アイリスは、ちょっと泣いているのです。
↑3人の歌はコチラ!
ちなみに本作は実話に基づいた映画。
本作を監督したロリ・ペティは
その後NYで女優となりプリティ・リーグなどで活躍
そして芸歴が20年を超えた2008年に
本作を監督したのです。
ロリ・ペティにとって
超えられない高い山はなかったのです
(*´∇`*)
と言う訳で次回は
本作の妹役で登場した
クロエ・グレース・モレッツ主演の作品の
HICK
ルリ13歳の旅
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①ファイティング・ガールの
ロリ・ペティに興味がある方へ…
②ジェニファー・ローレンスの
過酷な家庭の娘役に興味がある方へ…
③「高すぎる山なんてない」が使用された
他の映画に興味がある方へ…