こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
チャイナ・シンドローム
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
お勧めポイント①
本当に恐ろしいのは
モラルなき人間
本作は、原発事故の恐ろしさを
描いた映画として有名!
プルトニウムは、どこまでも落下していき
地球の反対側の中国まで
行ってしまうかもしれないんだぞ!!
けれど本作の中では
原発事故は発生していません!
だとしたら本当に
原発の恐怖を描いた作品なのでしょうか?
↑例えば「ザ・デイ・アフター」は
原子爆弾の恐怖を描くために核戦争を描いています。
じゃあ原発は安全という映画?
いいえ。
それも違います!
本作において描かれているのは
モラルのない人間が
社会に及ぼす影響力の恐ろしさ!
原発会社側にもマスコミ側にも
モラルなき人は存在し
彼らの恣意的な行動によって
世界は危険にさらされていくのです…
↑本作は、マスコミの欺瞞についても
しっかり描かれています!
お勧めポイント②
人間は理性によって
動くとは限らない
本作は、原子力発電所に
取材に来ていたTVの取材クルーが
地震の直後にトラブルが発生し
パニックに陥っていた
発電所の管理室の映像を
隠し撮りしてしまったという映画。
↑地震が起こった後、冷却水の水位の問題で
緊迫した状況となった管理室。
けれど、間一髪で事故は起こらず
事故の詳細については
原子力事故調査委員会に報告され
水位を示す針が高止まりしていたという
単純ミスでした…
という事は、キチンと事故後の対処が
なされていたという事?
えっと…
(-"-;A
確かに事故の報告はセオリー通りに
キチンと取られたのですが
その後、するべきハズの事故対策は
全くとられなかったのです!
事故への対処としては
原子力発電所内部の徹底した調査が
求められるハズでしたが
翌週に新原発の許可を受ける予定だった会社は
今、調査を始めてしまうと
建設の認可が大幅に遅れてしまい
膨大な損失が出るので
簡単な調査で終わらせようとしたのです!
…えっ。それでいいの?
けれど原発の管理室の主任をしている
原子力の専門家のゴデルは
地震後に感じた別の微動が気になって
独自に徹底した調査を行い
危険個所を特定して会社に報告します。
↑原発を支えている柱が弱っているので
振動を加えると崩壊するぞ!
けれど会社側の回答は
指摘した箇所は検査会社が定期的に
検査しているので問題はないというもの!
けれど更にゴデルが調べてみると
その調査会社は何年も同じ資料を提出しており
もし、その事をバラしたら大変な事になるから
黙ってろと脅されてしまいました。
さて、原発の安全を何より大切にする
職人気質のゴデルは
一体どんな行動に出たのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
彼は誰よりも発電所を愛し
絶対に事故を起こさないようしている男ですが
彼の忠告は、利潤を追求する人々に無視されます…
さて、ゴデルは何をするのでしょう?
お勧めポイント③
マスコミも
利潤を追求する企業
本作では、原子力発電所周辺に巣食う
利潤を追求する人々によって
取り返しのつかない事故が起こる可能性を
指摘しているのですが
それを報道する側のマスコミもまた
利潤追求に奔走している事を描きます。
TV局に勤めているキンバリーは
夕方の番組で人気の美人アナウンサー。
↑聡明で快活なキンバリー。
けれど、彼女が担当するのは
近所の話題や動物のレポートのような
お茶の間系のものばかり!
もっと社会派の仕事をしたいと訴える
キンバリーに対して上司は
君みたいなかわいい子は
シリアスな報道は向いていない
と言って、取り合ってくれません。
そう。
会社にとってキンバリーは
客寄せパンダのような存在でしかなく
彼女の才能に関しては
一切評価していなかったのです!
そんな彼女が偶然撮った
原発の管理室で起こっていた映像も
原発会社の弁護士が来て
違法に撮影したものを放映するな
と警告されると
ビビッて放映するのを辞めてしまいます。
↑おい。俺たちが折角撮ったスクープを
放送しなつもりなのか!
キンバリーの友達で、反原発のカメラマンは
激怒してしまいます!
けれどTV局としての見解は
実際に事故が起こっていないのに
放映するのはマズイ
会社としては責任を取りたくない
というもの。
その事に憤ったキンバリーは
個人的にゴデルに会い
二人は、自分たちがやらなくてはならない事を
会社に逆らっても
決行しようと決意を固めるのです。
↑私はやるべき事をやる。
あなたも、やるべき事をやって欲しい。
本作のラストは
放送はこれでおしまい!
という感じで
画像が切れてブラックアウトします。
↑はい。これで終わり!
TVは、スポンサーや視聴者あってのもの。
だから彼らは
自分たちが放送したいものだけしか
放送しようとはしません。
↑この映像、オンエアする?しない?
けれど、そんな時代も今は昔!
現在ではゴデルやキンバリーのような
最前線で戦っている人の声が
SNSなどで事実を訴えられるようになりました
\(^▽^)/
自分たちの都合の良い情報しか
発信しないメディアや企業は
現場で働いている人からの発信によって
コンプライアンスを失いつつあり
世界は、情報の共有化による新時代へと
移行しつつあるのです…
↑TV局側は、余計な事をするカメラマンを
クビにしようとします!
彼らは、自分たちの流したい番組にしか
興味がありませんでした!
と言う訳で次回は
心が死んだ時
というテーマで
死の追跡
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
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