こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
どことなくなんとなく
というテーマで
イグジステンズ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
★どことなくポイント★
映画を観終わった後で
どことなくなんとなく
何かが心の中にひっかかる
不思議な後味のある作品をセレクトした
本シリーズも残り4作品!
ラスト4本は、一癖も二癖もある作品を
ご紹介させて頂ければ思います
ヽ(=´▽`=)ノ
★アバウトなストーリー★
本日のイグジステンズは
バーチャルリアリティのゲームを
テーマにした映画!
というと、仮想世界に入った主人公が
TVゲームのバーチャルリアリティの世界に
高校生たちが行ってしまう映画。
ゲームでのライフは、一人3回までです!!
(「ジュマンジ」より)
う~ん。
本作は、そういう
予定調和的な冒険アクション
ではないのです。
本作の舞台は
新作バーチャルゲーム体験会場!
イグジステンズという
新作ゲームを体験するために集まった
多くのファンの中から
十数人が選ばれて舞台にあげられます。
↑さぁ皆さん。全く新しいゲームの世界を
どうぞ体験してください!
と言っても彼らは誰も
ゲームのプレイ方法を知りませんので
ナビゲーターが必要ですね!
ですので参加者たちは
イグジステンズを開発したプログラマーの
アレグラという女性と一緒にプレイする事となり
準備を始めたのですが、その最中に
バーチャルゲームの世界を憎むテロリストが現れ
アレグラが銃撃されしてしまいます!
↑バーチャル・ゲームの開発者のアレグラは
現実の破壊者として憎まれており
会場内に紛れ込んでいたテロリストによって
銃撃されてしまいます!
アレグロは肩に被弾し
会場は大混乱となりますが
アレグロを救出した警備員のテッドは
安全確保のために彼女を車に乗せ
誰もしらない場所へと向かう事にします。
けれど、その道中でアレグラはテッドに
自分が愛用していた
イグジステンズにアクセスするための
生体コントローラーが
銃撃で壊れてしまった可能性があるので
デッドが自分と一緒に
イグジステンズの世界に入って
ゲーム内のチェックを手伝ってほしいと
頼んできたのです。
不気味な生物のようなもの!
けれどテッドは
バーチャルゲームの未体験者!
イグジステンズのゲーム機は
コントローラーを脊髄に直接つなぐ必要があり
背中に穴を開けなくてはなりません!
↑コントローラーが複数の人の脊髄と繋がる事で
ゲームの世界を相互に知覚して
バーチャルなゲーム世界を共有していくのです!
さて果たしてテッドは
どんな決断をするのでしょう?
そして、イグジステンズの中は
一体どんな世界だったのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑バーチャル・ゲームのために
背中にコネクターを付ける勇気はありますか?
★作品を愉しんで頂くために★
本作は、近未来のサイバー社会を
先取りしたような映画。
不気味な造形の世界観なので
ホラーのようにも思えますが
本作で描かれているのは
刺激を求め続ける人間の心が行き着く先!
バーチャル・リアリティが
遊び手側の想像の範囲内であれば
やがて感動はしなくなるはず。
現実世界においても
観たこともないものと出会う事が
リアルな感動だとするなら
イグジステンズを遊ぶ人間にとって
真の意味でバーチャルなリアリティとは
観たことのないような世界で
自分が体験した事がないような体験をする
という事なのです!
↑イグジステンズの世界の中には
更に小型の生体コントローラーが売っていて
体内に挿入して使用します。
↑うぉぉぉぉぉぉ
現実社会では絶対味わえない不気味さ!
でも、これが体験できるから
仮想現実のリアリティ(バーチャル・リアリティ)
なのです。
アレグラとテッドは
自分でも理解できない別人格となって
イグジステンズの世界に入り
ゲームのシナリオに巻き込まれていきます。
↑えっ!ボクとあなたがキスするの?
そういう設定みたいだから、愛しあいましょう
…という事は、イグジステンズの世界では
誰もが、訳も分からないまま
自分の役割を演じ続けるという事?
はい。その通りです!
イグジステンズの世界においては
自分が世界とどんな関係になっているのかは
誰にも分からないにも関わらず
人々は、自分の割り当てられた役を演じます。
けれどそれって実は
現実でも同じなのではありませんか?
全ての人間は
思い通りの人生を歩んでいる訳ではなく
産まれた場所や環境などよって
社会で何らかの役割を演じる事となり
経験者でもないのに
自分の割り当てられた役を演じ生きている
という事ではないでしょうか?
↑例:生まれた時から警察官という人はいません。
人は環境や教育などの要因によって
警察官を選ぶかもしれず
プロの警察官ではなかったにも関わらず
警察官になった人は
警察官を演じながら生きる事になります。
そう考えていくと本作は
ただの不気味なバーチャルリアリティではなく
どことなくなんとなく
自分はなぜ、今の自分なんだろう?
という実存不安に陥る
トラップのような映画となっているのです!
↑中華料理を食べて
残った骨を組み立てていくと…
↑おう!骨製の銃になったぞ!
↑よし、これを使って窮地を脱出だ!!
…予定調和にはなかった行動が
その後の人生を決めていくというのは
現実でもよくある事ですね!
本作は、バーチャルな社会を体験しながら
現実の社会って一体何だろう
という疑問について考えるキッカケを与える
問題提起型の映画なのです。
↑背中に穴をあけるなんて
病気の感染が心配じゃないのか?
とテッドが訪ねると
アレグラはニッコリ笑って舌を出します。
そう!
これは舌ピアスの事。
現実社会において既に
耳や舌にピアスをつける人がいる以上
その問題は、社会に定義され
許容されているのではないでしょうか?
と言う訳で次回は
残留思念の望み
というテーマで
100FEET
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
本作においては
現実世界であるはずの場所において
双頭のトカゲが現れ
ここは本当に現実なのかが疑わしくなります。
バーチャルとリアルの境目は
常識とされるものの存在の有無!
もしその境目が曖昧になっていくとしたら
ひょっとすると未来は
現実と仮想現実のどちらでも生活できてしまう
カオスな世界なのかもしれません…
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