こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
どことなくなんとなく

 

というテーマで
 

イグジステンズ
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






★どことなくポイント★


映画を観終わった後で

 

どことなくなんとなく

 

何かが心の中にひっかかる

 

不思議な後味のある作品をセレクトした

 

本シリーズも残り4作品!





ラスト4本は、一癖も二癖もある作品を
 

ご紹介させて頂ければ思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ






★アバウトなストーリー★


本日のイグジステンズは
 

バーチャルリアリティのゲームを
 

テーマにした映画!





というと、仮想世界に入った主人公が
 

大活躍するような映画?


↑2017年版の「ジュマンジ」は

TVゲームのバーチャルリアリティの世界に

高校生たちが行ってしまう映画。

ゲームでのライフは、一人3回までです!!

(「ジュマンジ」より)







う~ん。





本作は、そういう
 

予定調和的な冒険アクション

 

ではないのです。






本作の舞台は
 

新作バーチャルゲーム体験会場!






イグジステンズという
 

新作ゲームを体験するために集まった
 

多くのファンの中から
 

十数人が選ばれて舞台にあげられます。


↑さぁ皆さん。全く新しいゲームの世界を

どうぞ体験してください!






と言っても彼らは誰も


ゲームのプレイ方法を知りませんので
 

ナビゲーターが必要ですね!






ですので参加者たちは

 

イグジステンズを開発したプログラマーの
 

アレグラという女性と一緒にプレイする事となり
 

準備を始めたのですが、その最中に

 

バーチャルゲームの世界を憎むテロリストが現れ
 

アレグラが銃撃されしてしまいます!


↑バーチャル・ゲームの開発者のアレグラは

現実の破壊者として憎まれており

会場内に紛れ込んでいたテロリストによって

銃撃されてしまいます!





アレグロは肩に被弾し

会場は大混乱となりますが
 

アレグロを救出した警備員のテッドは
 

安全確保のために彼女を車に乗せ


誰もしらない場所へと向かう事にします。

 


↑テッドはゲーム関係者ではなく、ただの警備員。






けれど、その道中でアレグラはテッドに
 

自分が愛用していた
 

イグジステンズにアクセスするための
 

生体コントローラーが
 

銃撃で壊れてしまった可能性があるので
 

デッドが自分と一緒に

 

イグジステンズの世界に入って
 

ゲーム内のチェックを手伝ってほしいと

 

頼んできたのです。

 


↑イグジステンズ用の生体コントローラーは

不気味な生物のようなもの!

 





けれどテッドは

 

バーチャルゲームの未体験者!





イグジステンズのゲーム機は
 

コントローラーを脊髄に直接つなぐ必要があり
 

背中に穴を開けなくてはなりません!


↑コントローラーが複数の人の脊髄と繋がる事で

ゲームの世界を相互に知覚して

バーチャルなゲーム世界を共有していくのです!






さて果たしてテッドは

 

どんな決断をするのでしょう?

 

 

 

 

 

そして、イグジステンズの中は

 

一体どんな世界だったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。


↑バーチャル・ゲームのために

背中にコネクターを付ける勇気はありますか?

 

 

 

 

 

★作品を愉しんで頂くために★

 

 

 

本作は、近未来のサイバー社会を

 

先取りしたような映画。

 

 

 

 

 

不気味な造形の世界観なので

 

ホラーのようにも思えますが

 

本作で描かれているのは

 

刺激を求め続ける人間の心が行き着く先!

 

 

 

 

 

バーチャル・リアリティが

 

遊び手側の想像の範囲内であれば

 

やがて感動はしなくなるはず。

 

 

 

 

 

現実世界においても

 

観たこともないものと出会う事が

 

リアルな感動だとするなら

 

イグジステンズを遊ぶ人間にとって

 

真の意味でバーチャルなリアリティとは

 

観たことのないような世界で

 

自分が体験した事がないような体験をする

 

という事なのです!

 

↑イグジステンズの世界の中には

更に小型の生体コントローラーが売っていて

体内に挿入して使用します。

 

↑うぉぉぉぉぉぉ汗汗

現実社会では絶対味わえない不気味さ!

でも、これが体験できるから

仮想現実のリアリティ(バーチャル・リアリティ)

なのです。

 

 

 

 

 

アレグラとテッドは

 

自分でも理解できない別人格となって

 

イグジステンズの世界に入り

 

ゲームのシナリオに巻き込まれていきます。

 

↑えっ!ボクとあなたがキスするの?

そういう設定みたいだから、愛しあいましょうラブラブ

 

 

 

 

 

…という事は、イグジステンズの世界では

 

誰もが、訳も分からないまま

 

自分の役割を演じ続けるという事?

 

 

 

 

 

はい。その通りです!

 

 

 

 

 

イグジステンズの世界においては

 

自分が世界とどんな関係になっているのかは

 

誰にも分からないにも関わらず

 

人々は、自分の割り当てられた役を演じます。

 

 

 

 

 

 

 

けれどそれって実は

 

現実でも同じなのではありませんか?

 

 

 

 

 

 

全ての人間は

 

思い通りの人生を歩んでいる訳ではなく

 

産まれた場所や環境などよって

 

社会で何らかの役割を演じる事となり

 

経験者でもないのに

 

自分の割り当てられた役を演じ生きている

 

という事ではないでしょうか?

 

↑例:生まれた時から警察官という人はいません。

人は環境や教育などの要因によって

警察官を選ぶかもしれず

プロの警察官ではなかったにも関わらず

警察官になった人は

警察官を演じながら生きる事になります。

 

 

 

 

 

 

そう考えていくと本作は

 

ただの不気味なバーチャルリアリティではなく

 

どことなくなんとなく

自分はなぜ、今の自分なんだろう?

という実存不安に陥る

 

トラップのような映画となっているのです!

 

 

↑中華料理を食べて

残った骨を組み立てていくと…

 

↑おう!骨製の銃になったぞ!

 

 

↑よし、これを使って窮地を脱出だ!!

 

…予定調和にはなかった行動が

その後の人生を決めていくというのは

現実でもよくある事ですね!

 

 

 

 

 

本作は、バーチャルな社会を体験しながら

 

現実の社会って一体何だろう

 

という疑問について考えるキッカケを与える

 

問題提起型の映画なのです。

 

↑背中に穴をあけるなんて

病気の感染が心配じゃないのか?

とテッドが訪ねると

アレグラはニッコリ笑って舌を出します。

 

そう!

これは舌ピアスの事。

 

現実社会において既に

耳や舌にピアスをつける人がいる以上

その問題は、社会に定義され

許容されているのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

残留思念の望み

 

というテーマで

 

100FEET

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

本作においては

現実世界であるはずの場所において

双頭のトカゲが現れ

ここは本当に現実なのかが疑わしくなります。

 

バーチャルとリアルの境目は

常識とされるものの存在の有無!

 

もしその境目が曖昧になっていくとしたら

ひょっとすると未来は

現実と仮想現実のどちらでも生活できてしまう

カオスな世界なのかもしれません…