こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
どことなくなんとなく

 

というテーマで
 

招かれざる隣人
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。






★どことなくポイント★

どことなくなんとなく
 

しっくりいかない近隣に住む人って
 

いらっしゃいませんか?






敵意がある訳ではなく
 

普段は、温厚に会話をしていても
 

ふと気がつくと

 

批判的な目で、こちらを見ている隣人。
 

 

 



こういう人には

 

嫌悪感を抱くのも仕方ない事。







けれどその嫌悪感って
 

自分が勝手に感じただけかもしれず

相手の真意が分からない以上
 

不安を感じながらも


付き合い続けなければならない
 

というのは
 

ものすごく神経をすり減らす状況

 

なのかもしれません…




★アバウトなストーリー★


本作は、2階建ての借家の
 

上の階を借りている夫婦が
 

新しく越して来た
 

下の階の夫婦に違和感を感じる
 

というストーリー。





ケイトとジャスティンは仲睦まじい夫婦。
 

ケイトは妊娠28週目です。


↑ケイトとジャスティンは仲良し夫婦。





 

そんな幸せそうな夫婦の下の階に
 

ある日夫婦が越してきます。






越して来た夫婦の妻テレサも

 

現在妊娠中!


↑始めまして!お互い妊婦さんねウインク






テレサはとても気さくな性格で

 

ケイトとすぐに仲良くなって
 

引っ越して来た記念に
 

家族同士で夕食会をする事にします。


↑気さくなテレサは、

すぐにケイトと仲良くなりました!







夕食会の場所はケイトの家。






4人は仲良く食事を始めますが
 

会話をしていくうちに
 

ケイトと夫のジョンの言動の中に
 

ところどころ不穏なものが

 

見え隠れするようになっていきます。


↑あれ…。仲良くしたいのに、なんだか…汗





妻の妊娠のために
 

10年を費やして来たジョンは
 

子供を作るためのを
 

7年躊躇していたケイトたちを
 

愚かな選択だと
 

面と向かってバカにしますし
 

ジョンの前では貞淑で
 

お酒を控えていたはずのテレサは
 

ジョンがいなくなると
 

妊婦であるにも関わらず
 

何杯もワインを飲み始めました。


↑夫が横に座っている時は

ワインに一切手を付けなかったテレサでしたが

夫が目を離すと突然

赤ちゃんの事を気にせず飲み始めたのです。







夫婦間でギクシャクしてきたため
 

食事会はお開きとなり
 

テレサとジャックは一階に帰ろうとしますが
 

その際、テレサは階段を踏み外し
 

踊り場まで落ちてしまい
 

その結果、流産してしまったのです!





…痛ましい展開ですね

(ノ_-。)






けれど、心配してお見舞いに行った
 

ケイトたちに向かって
 

ジョンとテレサは恨みがましい目を向け
 

テレサが転んだのは
 

家の入口の電球が消えていたせいで
 

彼らの不手際のせいで
 

胎児が死んだのが許せないし
 

ケイトの子が無事に産まれるのも許せない
 

と言い放ったのです!


↑あなたたちのせいで、こんな事になったのよ!







ケイトとジャスティンは
 

テレサの深酒も一因ではないか
 

と反論しますが


ジョンは、妻は酒を飲んでいないと激高し
 

テレサも否定したのです。


↑お前らの事は、許さないからな!






…こんな状況では


同じ屋根の下に住んでいるのは
 

ちょっと不可能ですね。


↑家の下の階に、二人を恨む夫婦が…






ケイトたちが、不安と不快を感じますが
 

テレサとジョンは退院後
 

傷心を癒すために
 

しばらく故郷に変える事にすると行って

 

下の階は不在となり
 

その間にケイトは無事に臨月を迎え
 

赤ちゃんを出産します

 

ヽ(=´▽`=)ノ






ケイトは赤ちゃんと
 

幸せな日々を送っていましたが
 

ある日、テレサとジョンが帰ってきます。





以前の暴言を謝罪し
 

また仲よくしようというテレサは
 

赤ん坊を愛しそうに眺め
 

良かったら時々抱かせて欲しいと
 

頼んできたのです。


↑あの頃は本当にごめんなさい。

心から謝るわ…





さて、ケイト夫婦とテレサ夫婦の関係は
 

一体どうなっていくのでしょうか?






それは是非、皆さん自身の目で


ご覧になって頂ければと思います。

 

↑ああ。なんてカワイイ赤ちゃん!

胸中は不安でいっぱいのケイトでしたが

テレサに赤ちゃんを抱かせないという

選択はできませんでした…

 

 

 

 

 

★作品を愉しんで頂くために★

 

 

本作は、テレサ夫婦の真意だけでなく

 

ケイトたち夫婦の真意も

 

観客には詳しく語られません。

 

 

 

 

 

 

なぜ、彼女たちは7年の間

 

子供を作るのをためらったのか?

 

 

 

 

 

最初は、結婚後すぐには

 

子供を作りたくなかっただけではないかと

 

観客は考えると思いますが

 

その後、出産の時にケイトの母が

 

病院に来なかったり

 

ケイトに幼い頃に亡くなった兄が

 

いた事が判明したりして

 

これは、隣人とのトラブルの映画なのか

 

オカルト映画なのか

 

サイコサスペンスなのか分からなくなり

 

観客自体が

 

どことなくなんとく

何を信じて観れば良いのか

分からなくなっていく

 

神経症的な感覚になる映画なのです。

 

 

 

 

 

本作は、ローズマリーの赤ちゃんに

 

似たシチュエーションですが

 

観客自体が、主人公が正常なのかを

 

疑っていく感覚としては

 

呪われたジェシカ

 

という作品に似ているような気がします。

 

↑1971年の「呪われたジェシカ」は

精神疾患を患っているジェシカが主人公なので

画面上の出来事が

本当の事なのか疑わしくなっていくのです!

 

↑ジェシカの見た死体は本物?

それとも幻覚??

 

 

 

 

 

 

子供が誕生する直前は

 

精神的に不安定になる可能性がある時期。

 

 

 

 

 

 

そして、そんな時期に起こった

 

忌わしい事件が

 

事故だったのかさえ疑わしくなるのなら

 

ケイトの行動を見ている

 

私たちの自身の視点さえも

 

信用できなくなってしまうのです…

 

↑ひょっとしてテレサたちが正しくて

ケイトがおかしいの?

 

↑もしケイトがおかしいのなら

下の階に住んでいる夫婦をおかしいと

疑っている事自体が

間違っているのかもしれないのです…

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

ラグクラフト的

どことなくなんとく

 

というテーマで

 

襲い狂う呪い

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑兄の墓の前で、ずっと佇んでいるケイト。

彼女が抱えている不安は

血筋に関するものだったとしたら…

 

そう。この映画においては

どことなくなんとなく

全ての事が疑わしく思えてくるのです…

 

 

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