こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
どことなくなんとなく
というテーマで
モンティ・パイソン
ある嘘つきの物語
~グレアム・チャップマン自伝~
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
★どことなくポイント★
皆さんは自分の死後
自分の事を、どんな人間だったと
語ってもらいたいですか?
スポーツが得意な人だったら
試合の映像やトロフィーなどと一緒に
語ってもらえますよね!
頭が良かった人だったら
出身校や学位や成績証明書などで
職人や技術者だったら
自分が作った作品や業績などで
語ってもらえると思います
ヽ(=´▽`=)ノ
では…
飄々としていて
人を食ったような人だった
と語ってもらうためには
どんな資料を残しておけば
良いでしょう?
本作は、48歳で早逝した
グレアム・チャップマンというコメディアンが
人生について語った音声を基に
作られたアニメーション!
けれど、彼が話している内容は
どこまで本当なのか
まったくわからないのです!
↑パイプがトレードマークのグレアム・チャップマン。
↑だからアニメでも
パイプをくわえているのがチャップマンです!
★アバウトなストーリー★
本作は、モンティ・パイソンという
イギリスのコメディ・グループのメンバーだった
グレアム・チャップマンの自伝を
どんなジャンルもタブーなしギャグにする
モンティ・パイソンは
伝説的なコメディ・グループです。
でも自伝なんだから
真実が書かれているのでは?
いいえ。
本作のタイトルは
A LIAR'S AUTOBIOGRAPHY
(ある嘘つきの自伝)
自伝の書き手が
自分を嘘つきと言っている以上
書かれている事が真実かどうかは
ただし僕は嘘つきなんだけどね…
映画によると
グレアムは1941年のイギリスで生まれ
ドイツ軍の空爆を受けながら
幼少時代を過ごします。
↑死体がゴロゴロことがる街でお散歩!
少年期は読書に没頭して
哲学や神学、フロイトなどにも精通!
↑父に知識を否定され、ムッとする少年時代。
名門ケンブリッジ大学に入学し
医学を学びながら、コメディサークルにも参加
コメディの仕事を本格的に始める頃
自分がゲイだと自覚し
一生のパートナーとも出会います。
彼の所属するモンティパイソンは大ヒットし
一大センセーションとなりますが
大酒のみのグレアムはアルコール依存症に!
アルコール依存症と戦い
禁断症状にも苦しみました!
けれど、肝臓だけでなく
体全体が弱っていたグレアムは
喉頭癌により
48歳の若さで逝去されるのです。
↑みんな、お先に!さようなら!!
… … …
(-"-;A
アニメのタッチが
全然ちがっていませんか?
そう!
これは、グレアムに捧げられた
イマジネーション!
千変万化のコメディアンである
グレアム・チャップマンを普通に描くなんて
失礼に当たります!
本作は、モンティパイソンの仲間たちが
グレアムが生前に残した
自分の人生のナレーションを基に
5人のアニメーターに
全く別のアニメを描かせて作られた
どことなくなんとなく
どれが本物のグレアムなのか
全く分からない
人をくったような映画
となっているのです!
↑大学では、エリザベス女王と一緒に
お茶会にも参加!
あららら。ここでもタッチが違います!
さて、様々な側面を持っていた
グレアムの真実の姿は
一体どれだったのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑若い頃、イビザ島で仕事しないで遊んだのは
サイコーだったよな~!
★作品を愉しんで頂くために★
本作は、故人の伝記にも関わらず
厳粛な雰囲気は一切なく
グレアムの奔放な人生が、これでもかと
徹底的に描かれていきます。
↑レッツ、ゲイダンス!!
それって、故人に対して失礼では?
( ̄_ ̄ i)
いえいえ。
そうではありません!
グレアム・チャップリンの求めた笑いは
観ていた観客が
呆気にとらわれて笑ってしまうような
諧謔的な笑い!
↑タブー?そんなのないよ!!
だからこそ、呆気にとられるような
波乱万丈の人生を
目まぐるしくタッチが変わるアニメにしたのは
故人の持ち味を継承した
呆気にとらわれて笑ってしまう自伝であり
彼にとっても本望だったと思います。
↑本作を作ったのはモンティ・パイソン時代の仲間たち!
…全員、猿ですね
そして何より大事なポイントなのは
本作の冒頭において
この映画の内容を
嘘つきの自伝だと説明しているところ!
もし、この言葉が正しければ
映画の内容が嘘だと言っている事自体も
嘘の可能性があるのです。
↑原作の「ある嘘つきの自伝」。
嘘つきが、嘘を書いたというのであれば
実は真実が書いてあるのでは?
それを考え始めると
何がなんだから分からなくなり
結局結論として
グレアム・チャップマンって
飄々としていて
人を食ったような人だったんだ!
という答えになったのなら…
おお!
これぞ正に、グレアム・チャップマンが
どんな人だったかを紹介する
最高の資料なのではないでしょうか?
\(^▽^)/
と言う訳で次回は
犬のきもち
というテーマで
バクステール
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作がどのくらい破天荒かを知って頂くには
グレアムがゲイたちと楽しく歌う
ミュージカルシーンを見て頂ければと思います。
往年のモンティ・パイソンテイストで
カミングアウトできるグレアムは
やはり、人生を飄々と生きぬいた人なのです!
↑映像はコチラ!
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