こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
どことなくなんとなく

 

というテーマで
 

ロスト・チルドレン
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。





★どことなくポイント★


本作は、アメリを作った
 

ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品!





えっ!
 

あの、アメリ!?

 

 

 

 

 

私、アメリ大好きです
 

ヽ(=´▽`=)ノ


↑みんなに愛されている映画「アメリ」!






…というタイプの方が
 

もし本作をご覧になったとしたら
 

ひょっとすると
 

何、このキモチ悪い映画!
 

という嫌悪感を

 

感じてしまうかもしれません

 

( ̄_ ̄ i)





本作は、グロテスクで、ビザールで
 

悪夢のような展開にも関わらず
 

コメディという

どことなくなんとなく
どんな観客に向けて作られた
映画なのかわからない


不思議な作品なのです。






★アバウトなストーリー★

 

 

この映画の舞台は

 

ドロリと濁った海の近くの港町。

 

↑なんだか不気味な港町。

 

 

 

 

 

この町では最近

 

連続して幼い子供が誘拐されていました。

 

 

 

 

 

 

誘拐しているのは

 

片目に義眼をつけた男たち!

 

↑恐ろしい人さらいたち!

 

 

 

 

 

彼らが、子どもをさらう目的は

 

沖合に浮かんでいる

 

怪しい男の研究所に届けるため!

 

↑機雷の浮かぶ海の沖合にある

石油採掘施設のような雰囲気の研究所!

 

 

 

 

 

 

研究所の主は、クローン人間のクランク。

 

↑クローン人間です。

 

 

 

 

 

クローンであるクランクでしたが

 

夢を見る事ができず

 

夢の楽しさを味わえないのが原因で

 

急速に老いていたのです。

 

 

 

 

 

困ったクランクは

 

さらってきた子供たちの脳とシンクロし

 

楽しい夢を見ようとしますが

 

さらわれた子供たちは怯えているので

 

悪夢しか見てくれません!

 

↑さぁ、おじさんと、楽しいサンタの夢を見よう!

 

↑けれど、怯えた子供クが作る夢は悪夢の世界!

 

↑ギャーーーー。怖い夢になってしまった!

 

 

 

 

 

このまま失敗がつつけば

 

老化して死んでしまうと焦ったクランクは

 

手当たり次第に

 

子供を捕まえてくるように命じますが

 

そんな、さらわれた子の中に

 

クランクたちに全く怯えず

 

食事にしか興味がない子がいたのです!

 

↑ゴハンを食べるよ!

 

 

 

 

 

クランクは、この食欲ぼうやの夢に

 

最後の希望を託しますが

 

その頃、この子の兄で

 

街で怪力の大道芸を披露しているワンは

 

必死で弟を探していたのです!

 

↑鎖を胸の筋肉だけで引きちぎる怪力のワン。

頭はすごく悪いけど、優しい兄です。

 

 

 

 

 

さて、果たしてワンは

 

老化するクローン人間の悪夢から

 

弟を救いだすことができるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑ワンは、街で窃盗をしている少女の

ミエットに助けてもらい

弟を探す危険な冒険を始めるのです!

 

 

 

 

 

★作品を愉しんで頂くために★

 

 

 

ここまでの解説だと

この映画が、何を目指して作られたのか

 

ちょっとわかりづらいですよね。

 

 

 

 

 

その上、本作は

 

とても、気持ちの悪いアイテムや人たちが

 

たくさん登場する作品!

 

 

クランクより先に作られた

脳だけのクローン!

 

↑脳みそだけですが、喋ります!!

 

 

 

 

ミエットの元締めをしている

シャム双子の老婆!

 

↑肩のところで繋がっている冷酷な老婆。

 

 

 

ノミに毒を運ばせ

人殺しをさせる殺し屋!

 

↑飼いならしたノミが

ターゲットに毒を注入すると…

 

↑被害者は、殺し屋の手回しオルゴールの音を聴くと

周囲にいる人を殺し始めるのです!!

 

 

 

 

…正直、

きもちわるいですね

 

(-"-;A

 

 

 

 

けれど、彼らは怖いというより

 

みんなユーモラス!

 

 

 

 

 

不気味な世界にも関わらず

 

面白いシーンで笑わせようとする本作は

 

鑑賞対象者が不明の

 

不気味なファンタジー映画なのです。

 

↑ワンは、メチャクチャ頭が悪いので

成り行きで、弟さがしを手伝う事になったミエットに

助けられてばっかりなのですあせる

 

 

 

 

 

ですが、私としては

 

この作品のテイストは結構好きなので

 

蛇足かとは思いますが

 

本作を愉しむためのヒントのようなものを

 

ご提示したいと思います

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

本作のジャン=ピエール・ジュネ監督は

 

フランスのパリ出身の方!

 

 

 

 

 

 

そして、パリ発のコミックといえば

 

バンド・デシネです!

 

↑Serge Pelle

 

 

↑Enki Bilal

 

 

↑Moebius

 

 

 

 

アメコミとも、日本の漫画とも違う

 

芸術性のある作風を好むバンド・デシネは

 

万人向けというよりは

 

アートを好む人たち向けのコミック!

 

↑気持ちが悪い?それとも、発想力が豊か?

バンド・デシネは、アートを楽しめる人向けのコミックです。

 

 

 

 

 

ですので本作はおそらく

 

そんなバンド・デシネのテイストを実写化した

 

意欲的な作品だと思われます。

 

 

 

 

 

そして、そんなバンド・デシネ的な

 

アート的な表現方法を身に着けたジュネ監督は

 

その後、アメリなどの作品でも

 

バンド・デシネ的な色彩や表現方法で

 

独自の世界を生み出していきます。

 

 

 

↑「アメリ」は、バンド・デシネっぽい作品です。

 

 

 

 

 

 

ですのできっと本作も

 

作品内容で好き嫌いを語るのではなく

 

バンド・デシネらしい表現って何?

 

という視点で楽しんで頂ければと思います

 

(*´∇`*)

 

 

 

 

 

バンド・ネシネの雰囲気を損ねずに

 

実写化できるの監督は

 

そんなに多くいないと思われますので…

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

ただ漠たる不安

 

というテーマで

 

幸せは

シャンソニア劇場から

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑ジャン=ピエール・ジュネ監督のもう一つの特徴は

無垢な魂の人が幸福を見つける映画。

 

「アメリ」も「ミック・マック」も「天才スピヴェット」も

主人公は当初、幸薄い人ですが

映画を通して幸せになっていきます。

 

 

↑そしてもちろん本作においても

幸薄いワンとミエットは

映画のラストで幸せになれるのです

ヽ(=´▽`=)ノ