こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と幽霊奇譚
 

というテーマで
 

イベント・ホライゾン
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。






前回の死霊のはらわたは
 

意図せず呼び出してしまった死霊が
 

友人や恋人に憑りつくという
 

地獄のようなホラー映画。


↑寂れた山荘の地下室で発見されたテープには

死霊を呼び出す呪文が!!

音譜死霊のはらわたの回はコチラ音譜






けれど、呼び出される前の死霊たちは
 

一体どんな場所に棲息していたのでしょうか?





このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
もし人知を超えた世界が
存在するならば
その世界においては

我々の常識が
通用しないかもしれない
という事が
描かれた映画だから






本作は近未来のSF映画。



7年前に突如消息を絶っていた
 

深宇宙探査船イベント・ホライゾン号が

 

海王星付近で発見されたため
 

捜索隊が救援に向かう事になります。

 


↑超巨大宇宙船イベント・ホライゾン号の事故は

史上最大の宇宙船事故でした!





派遣されたのは

 

救助艇はルイス&クラーク号。
 

 

 

 

 

命知らずのクルー達が搭乗する

 

ルイス&クラーク号ですが


今回の救援に関しては

 

イベント・ホライゾン号を設計した
 

ウィリアム博士も同乗する事となりました。


↑知的な雰囲気のウィリアム博士。




でも、なんで救助活動なのに

 

博士が同行するの?

(・_・;)





それは、イベント・ホライゾン号が
 

特別仕様の船だったから!





深宇宙の探査という任務を遂行するために
 

イベント・ホライゾン号には
 

ウィリアム博士の開発したワープ装置が
 

採用されていたのです!


↑博士が開発した、ワープ装置のコア!




ワープとは、次元を超えて
 

物理的な距離を圧縮するという考え方。

 

 

 

 

ワープについて簡単に説明すると
 

我々の空間から一度離脱し
 

時間や距離という概念のない空間を通り

 

瞬時に移動する手段のこと。

 

↑よく分からない空間を通って遠方へ移動!

(「スター・ウォーズ」のワープ)

 

 

 

 

 

つまりイベント・ホライゾン号は

 

人類の歴史上はじめて

 

異世界を航行して帰って来た宇宙船

 

だったのです!



↑未知の空間から帰還してきた

イベント・ホライゾン号!





けれど、ワープの安全性が

 

確立されていない状況で強行された

 

イベント・ホライゾン号の実体は極秘事項。





ルイス&クラーク号の乗組員たちも
 

海王星付近に到着した時に
 

はじめてその事実を知らされたのです!


↑えっ。俺たちが乗り込む船の中で

何が起こっていたのか全く分からないって事あせる



 

さて、ワープによって

 

未知の世界を旅した宇宙船の中は

 

一体どうなっていたのでしょう?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑イベント・ホライゾン号の中に人はいませんが

ウィリアム博士のコアは

壊れる事なく不気味に動き続けていました。

一体、船内では何が…

 

 

 

 

 

本作は、異次元の恐怖を描いたホラー。

 

 

 

 

 

映画の冒頭

 

宇宙船の中にいる傷だらけの人間が

 

浮いている映像が映りますが

 

それは、ウィリアム博士の見ていた夢。

 

 

 

 

 

つまり架空の映像です。

 

↑いきなりショッキングなシーン!

 

 

 

 

 

けれど、夢というのは

 

本当に架空のものなのでしょうか?

 

 

 

 

 

未知なる空間を旅した

 

イベント・ホライゾン号の乗組員が

 

たどり着いた場所。

 

 

 

 

 

 

それはひょっとすると

 

我々が夢だと信じていた世界

 

だったのかもしれないのです!

 

 

推薦理由②

異空間を見た事がない

という事実を

実証する事はできない!

 

↑イベント・ホライゾン号の中で

不気味な幻覚を見るようになっていくクルーたち!

けれど、もしこれが幻覚ではなく

異空間で実際に行われている事だとしたら…

 

 

 

 

 

本作は、コズミック・ホラー

 

というジャンルに分類される映画。

 

 

 

 

 

ゴスミック・ホラーとは

 

人知を超えた宇宙的な存在を知った人間が

 

絶望的な状況に陥る作品です。

 

↑博士が開発したのは

人が行くべきではない空間への通り道でした!

 

 

 

 

 

死霊のはらわたのように

 

死霊を呼び出してしまったのではなく

 

悪夢の世界へと行ってしまった

 

イベント・ホライゾン号!

 

 

 

 

 

 

けれど、それを事前に知る事は

 

私たち人間には不可能だったのです!

 

↑ようこそウィリアム博士。

あなたの作った道の先へご案内いたします!

 

 

 

 

 

イベント・ホライゾンとは

 

事象の地平面という物理学用語。

 

 

 

 

 

光でも到達できない領域(距離)の状況は

 

我々は知ることができない

 

という意味の言葉です。

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

宇宙の深淵に何が待っているかなんて

 

人類は知る事ができないのです…

 

 

推薦理由③

地獄があるとしたら

事象の地平面かもしれない

 

↑本作は大変ショッキングなシーンがある

カルトな作品です。

ご覧になる際は、十分にご留意ください!

 

 

 

 

 

と言う訳で次回はホラーから離れて

 

死者は

物語の中へ…

 

というテーマで

 

テラビシアに

かける橋

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑本作は、ゴスミックホラーの代表作である

クトゥルー神話の一つ

「破風の窓」という小説に少し似ています。

 

異世界に通じる窓(レンのガラス)を覗けば

その世界を認識する事ができますが

逆に、異世界からも覗いた人を認識されてしまうも

しれないのです…