こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで

レッドコーナー
北京のふたり

 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。




TSUTAYA発掘良品には
 

見知らぬ土地に迷い込んで
 

生死をさ迷う事なる人々を描いた映画が
 

何作がセレクトされています。




例えば…

 

オーストラリアの荒野に

 

置き去りにされた二人の子供がさ迷う


WALKABOUT
美しき冒険旅行



↑オーストラリアの荒野で

突如自殺してしまった父親の二人の子供たちは

死と隣り合わせの砂漠を横断します!

 




例えば…
 

自分に恨みを持つ男に導かれ

 

シリアの荒野へと来てしまった医師が

 

何もない地獄をさ迷う

 

眼には眼を


↑死を覚悟した男によって

シリアの砂漠に連れてこられた医師は

自分が生還できない場所に来てしまった事を悟り

恐怖するのです!




例えば…
 

地球の裏側の国で友人と喧嘩別れし

 

遠く離れた想い人を懐かしむ

 

ブエノスアイレス


↑近くにいる時は喧嘩ばかりするのに

目の前から消え去ると、どうしてこんなに寂しいのだろう?

愛は遠く離れる程に募るもの…





本日ご紹介させて頂いた作品も
 

そんな異国をさ迷う映画。






けれど他の作品とは違い

 

さ迷う場所は荒野ではなく

 

中国の首都である北京なのです!


↑北京で生死をさ迷うのはリチャード・ギアです!

 

 

 

 

 

このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①

専制国家においては

裁判は形式に過ぎない事が

理解できる映画だから

 

 

 

 

主人公のジャックは

 

国際企業の法律顧問をしていめ伊達男。

 

↑中国の皆さん。

私、中国でお仕事できて光栄です!

 

 

 

 

彼は、中国との合弁会社を通じて

 

中国初の衛星放送放映権を契約を取り付け

 

調印まであと一歩にこぎつけます。

 

 

 

 

大仕事の成功に気をよくしたジャックは

 

酒場で祝杯をあげますが

 

そこにいた美女に目が釘付けになってしまい

 

彼女をホテルに連れ帰ります。

 

↑君、とってもセクシーだね!

 

↑そのまま二人はアヴァンチュールに!!

 

 

 

 

二人は、大量の酒を飲んだ後

 

愛し合ったのですが

 

翌日ジャックの部屋に警察が突入し

 

ジャックは殺人罪で逮捕されてしまいます!

 

↑ちょっ、ちょっとまってください!!

私が何をしたんですか?

 

 

 

 

ジャックが逮捕された理由は

 

昨晩の女性が同室で殺されていたから!

 

 

 

 

彼女の悲鳴を聞いて駆け付けた警察が

 

彼女の死体を発見した時

 

ジャックは泥酔して寝っていたのです!

 

 

 

 

その上、彼女の身元を調べて観ると

 

彼女は軍部の重鎮であるホン将軍の娘!

 

 

 

 

 

 

ジャックは将軍の娘の殺害容疑で

 

裁判にかけられる事となってしまうのです!

 

↑さっさと被告席へ行け!

 

 

 

 

ジャックは抗議し

 

自分の弁護士を呼ぼうとしますが

 

中国の裁判は、他国の弁護士を認めないため

 

ジャックの弁護士は

 

国選弁護人のシェンという若い女性。

 

 

 

 

彼女はジャックが有罪だと信じ

 

無罪を主張するジャックの言葉を無視し

 

裁判もジャックが全く理解できない

 

中国語で進行していくのです!

 

↑ちょっと!今、何を説明しているの!

少なくとも、僕に分かるように裁判をして下さいあせる

 

 

推薦理由②

郷に入れば

郷に従わざる得ない

 

 

 

 

さて、考え方によっては

 

砂漠をさ迷うより命を失う危険が多い

 

北京の司法の元で

 

ジャックは一体どうなってしまうのでしょう?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑誰も観ていない裁判。

誰も観ていないからこそ、どんな結審となっても

誰も気にしません…

 

 

 

 

 

本作は、専制国家の恐ろしさを描いた作品。

 

 

 

 

将軍の娘の殺害ですので

 

この事件は明らかに、政治闘争なのですが

 

もし、それに感づいた人がいても

 

それを口にしてしまえば、その人の命も危険!

 

 

 

 

つまり例えジャックが無罪だとしても

 

助けようとは思う人なんて、誰も現れないのです!

 

 

 

 

 

 

本作では、気骨ある国選弁護人のシェンが

 

ジャックの無実の可能性に気づき

 

弁護方針を無罪に切り替えて戦ってくれるのですが

 

現実でそんな事はあり得るのでしょうか?

 

↑もし現実に、こんな状況が起きたら

果たして、命懸けで外国人を弁護してくれる人なんて

現れるのでしょうか?

 

 

 

 

 

それを考えると本作は

 

映画の内容としての怖さよりも

 

海外の専制国家で裁判を受け

 

恣意的に断罪されて有罪となる恐怖を

 

感じさせられる映画。

 

↑裁判が膠着し始めると

暗殺されそうになるジャック!

もし有罪ありきなら、別に裁判なんて

無理にする必要ないのです。

 

 

 

 

恐らく現代においても

 

そんな国々にビジネスに行ったために

 

無実にも関わらず断罪される人は

 

決して少なくないような気がしています…

 

 

推薦理由③

この映画のような状況が

現実に起こった場合

助かる可能性は極めて低い…

 

 

 

【中国日本人拘束】拷問で自白強要のケースも

米国は官民一体で解放圧力

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

陰謀の生まれ方

 

というテーマで

 

追い詰められて

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

↑ジャックとシェンの体制との戦いは

常に死の危険を伴うもの!

国家上層部の意思によって運営されている国は

逮捕も裁判も自由自在なのです。