こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
チャイナ・ムーン
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
発掘良品第4弾の解説も
残すところあと3作
ヽ(=´▽`=)ノ
ラスト3作はいずれも
順風満帆の人生を送っていた傲慢な男が
ある日突然、破滅していく
絶望系のサスペンスなのです!
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
恋愛感情によって
順風満帆だった人生を
踏み外してしまう
男の悲しい性が描かれた
映画だから
主人公は刑事のカイル。
彼は、殺人事件の死体から
どんな犯罪が起こったのかを推測できる
殺人事件のプロファイルができるカイル。
新米のディッキーと組み
現場のイロハを教えていたカイルは
ある晩酒場で
寂しそうに佇んでいる美女が一人…
彼女の名前はレイチェル。
愁いのある瞳のレイチェルに
恋心を抱いた独身のカイルですが
彼女は裕福な銀行マンの妻。
じゃあカイルの恋は実りませんね。
( ̄_ ̄ i)
けれど、レイチェルは
乱暴な上に浮気性の夫に悩んでおり
優しく接してくれるハリスに
次第に惹かれていくようになります。
↑なんだか寂しそうなレイチェルを
カイルは惹かれていきます。
カイルと親密になったレイチェルは
遂には夫との離婚を決意し
浮気を繰り返す夫の元から去ろうとしますが
夫は自宅を出ようとするレイチェルに激怒!
暴力を振るわれたレイチェルは
護身用に持っていた銃で
夫を射殺してしまったのです!
↑夫の暴力に怯えるレイチェルは
カイルに銃の撃ち方を教わっていました…
レイチェルから夫の殺害を聞いたカイルは
彼女を助けようと心を決め
夫の死体を始末する事を決意します。
↑…レイチェル。俺に任せろ!!
何せカイルは
殺人現場のプロフェッショナル!
家の中の銃跡を消去し
湖の奥底に死体を沈め
彼とは全く関連性のない場所なので
捜査される心配もありません。
刑事としての経験を活かし
自分が考えつく最良の方法で
夫の死の痕跡を隠したカイルでしたが
カイルの相棒のディッキーは
まるでハリスの勘が乗り移ったように
冴えた推理を駆使して
捜査のコツが分かって来ましたよ!
平静を装いながらも
こんなに冴えた推理をしやがるんだ!!
心の中で焦りまくるカイル。
さてハリスとレイチェルには
一体どんな運命が待ち受けているのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
レイチェルの夫殺しに関しては
カイルは全く無関係。
電話連絡を受けた後
あわててレイチェルの家に向かったら
夫が殺されていたのですから
共犯者ですらありません。
ではなぜカイルはレイチェルに協力し
死体を隠したのでしょう?
それは、カイルはレイチェルとの交際を
誰にも言っていなかったから。
捜査が進みレイチェルとカイルが
以前から親しい関係だと分かってしまえば
浮気相手だった事もバレ
彼は刑事としてもマズイ立場となってしまいす。
そう。
一度、倫理的な過ちを犯せば
それが次の過ちを引き寄せていくのです!
推薦理由②
小さな過ちは
大きな過ちの入り口
↑彼と離婚して一緒に暮らそう。
そんな甘い言葉も
殺人の後では、重大証言です!!
映画の冒頭カイルはディッキーに
どんな周到な犯人でも
手がかりとなるような馬鹿げたミスを犯すものだ
とレクチャーするのですが
それは彼自身にも当てはまる言葉だったのです。
本作はミステリーのため
これ以上の解説は差し控えさせて頂きますが
本作はこの後、どんでん返しがあり
先ほどの言葉がもう一度
深い意味を持つ事になるのですが
気づいた時は既に手遅れ。
数々の殺人犯の心理を見抜いた男は
殺人に加担してしまった事で
秘められた陰謀を見抜く力を失っしまい
闇へと沈んでいくのです…
推薦理由③
木乃伊取りが木乃伊になる
↑やがてレイチェルと関係がバレ
刑事仲間たちから尋問される事になるカイル。
俺は一体どこで間違えたんだ!?
と言う訳で次回は
弁護士の落とし穴
というテーマで
白いドレスの女
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作でイヤーな感じの後輩刑事を演じたのは
ベニチオ・デル・トロ。
↑彼独特の存在感は年を追う毎に迫力を増し
最近では「ボーダーライン」や「」エスコバル」などで
得体のしれない怪人を演じています。