こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
恋に恋する恋人たち
というテーマで
恋人はパパ
ひと夏の恋
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
恋人はパパ/ひと夏の恋!
このタイトルから皆さんは
どんな作品をイメージされますか?
… … …
( ̄_ ̄ i)
どう考えても、禁忌の恋を扱ったような
危険なタイトルですね。
けれど本作の原題は
MY FATHER, THE HERO
(私のお父さんはヒーロー)
!!!
(-"-;A
全く逆じゃないか!
と思われるかもしれませんが
本作はどちらのタイトルも
不正解とは言えない内容なのです。
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
恋愛に未熟だった
父親と娘が
それぞれに成長していく
映画だから
本作の主人公は
フランス人のアンドレ。
彼は仕事では成功しましたが
結婚では失敗し、離婚してしまった男。
↑ピアノが上手いアンドレでしたが
恋は下手だったのです…
離婚した妻との間には
一人娘のニコルがいるのですが
仕事が忙しいアンドレは
5年間もニコルをほったらかしでした!
さすがにこれではマズイと感じたアンドレは
今年の夏は南の島のリゾートで
ニコルと夏休みを楽しもうと計画します。
けれど9歳の頃から
妻に任せっきりだったニコルは既に14歳。
↑もう、あなたの知ってたニコルじゃないのよ!
元妻に忠告されるアンドレ。
…どういう意味か分からず戸惑いますね。
子供の頃しか知らないアンドレは
思春期を迎えたニコルの冷たい態度にビックリ!
↑別にパパと旅行なんてしたくないんだけど
ええっ!なんで?
アンドレの一挙手一投足に突っかかり
用意した豪華なコテージも
あんまり喜んでない雰囲気のニコル。
↑ニコール。月がとっても綺麗だよ!
…別に月に興味ないの。
上手く話しが噛み合わな二人は
ギクシャクした夏休みを過ごす事となりました。
大人っぽくなりつつあるニコルは
恋を体験したいお年頃。
セクシーな水着でプールサイドでくつろぎ
現地で出会った若い男と
親しげに話しているニコルの姿に
アンドレは父親として不安を感じてしまいます。
…お父さんは困っちゃうぞ
セクシーなニコルは
当然、若い男たちから声を掛けられますが
ニコルは何故か彼らに対して
私、愛する彼と一緒に
来てるのよ!
とアンドレとの関係を説明したのです。
↑ねぇ君。一緒にデートしない?
え~。私、好きな人と一緒に泊まってるのよ!
自分の年齢を16歳だと言うニコルでしたが
たとえ16歳だとしても
アンドレとの年齢差は父と娘くらい!
↑若い男たちの見ている前で
急にアンドレに、もたれかかって来るニコル。
二人を知らない人には
愛人関係に見えちゃいますよね。
…これって援助交際では?
若者たちはアンドレを
無垢な少女を騙す悪いオヤジだと認識し
その噂はリゾート中に
広まってしまいまうのです。
↑ホテルの余興で、歌う事になったアンドレは
「Thank Heaven For Little Girls」
(小さな女の子がいる事に天に感謝)
という歌を披露してしまいます!
彼の噂を知ってるお客様はドン引きですね
さて、どうしてニコルは
アンドレを愛人だと言ったのでしょう?
そして、その事を全く知らないアンドレは
一体どんな扱いを受けるのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑アンドレ「いや~。やっと娘と打ち解けてきた!」
周囲の客「まぁ。あれが噂の変態よ!」
ニコルがイライラしているのは
実はアンドレのせい!
一見するとアンドレは
ニコルのために頑張ってるように見えますが
彼が頑張っているのは
お金を出して、リゾートに連れていっただけ。
父親に5年間も放っておかれた償いが
バカンスに連れて行くのでは
ニコルはちっとも幸せではなかったのです。
推薦理由②
子供に対する償いを
お金で解決してようとしても
喜んではもらえない
↑何で喜ばないんだ!?
ニコルが嬉しくない理由は
アンドレから、今まで放っておいた事を
キチンと謝っていないからです。
では、男の子たちに
アンドレを愛人だと言ってしまったのは?
それはもちろん
男の子との付き合い方を知らないから!
9歳の時から母と暮らしていたニコルは
好きな男性に対して
どう接して良いか分からないからこそ
好きだけど、素直になれない
というアンビバレントな感情から
父親を防波堤に使ってしまったのです。
↑ニコルの事が好きになった男の子は
君はアンドレに騙されてると心配してくれますが
そんな優しさが嬉しくて
ニコルは更に嘘をついて彼の気を引こうとします!
ニコルの全ての嘘がバレて
どうにもならない状況に陥った時に
ニコルは泣き出します
私は、捨てられちゃうの!
あ…
アンドレは離婚してニコルと別居しましたが
それは彼の視点での話。
ニコルにとって父の離婚は
捨てられたという事だったのです…
そう。
父親の出来る事は
お金や贅沢で喜ばせる事ではなく
娘を見捨てず助ける事。
↑ニコルに再び、捨てられた哀しみを
味わわせるべきなのか?
父親としての役割を自覚したアンドレは
愛するニコルのために
自分ができる事をしようとします。
既に家族ではなくなってしまいましたが
ニコルの父親である事は
間違いのない事なのですから…
推薦理由③
父親としての自覚とは
自分が今までしてきた行いに
反省した時に生まれる
↑フランス人であるアンドレは
愛を語る事ではプロフェッショナル!
俺ができる事とは
ニコルを愛されるように導く事だ!
と…
と言う訳で次回は
せっかくですので本作でアンドレが歌った
Thank Heaven For Little Girls
が歌われたミュージカルである
恋の手ほどき
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作は1991年のフランス映画
「MON PERE CE HEROS」
(私のお父さんはヒーロー)のリメイク作品。
ちなみにこちらの邦題も
「さよならモンペール」という珍妙なもの。
↑モンペール=フランス語のマイ・ファーザーですが
そこだけフランス語なので
意味不明のタイトルとなってしまっています。
どうして邦題って
そこまでして原題を無視するのでしょう?
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