こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
爺さんはいい塩梅

 

というテーマで
 

グエムル
-漢江の怪物-

 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






親は子供の幸福を望むもの。





けれどもし、自分のせいで
 

子供が不幸な人生を送る事になったとしたら
 

親はどうすれば良いのでしょう?





何もできない自分だけれど
 

何かをしてあげられないだろうか…






既に遅いかもしれませんが

 

そんな切ない望みを抱いて生きている親も
 

存在するのではないでしょうか…





このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
家族に何かあったとしても
実際にできる事は
限られてるという現実が
描かれた映画だから







本作は韓国の漢江に
 

正体不明の巨大な怪物が現れる
 

という映画。


↑なんか、変な怪物出現!!!






という事は、シン・ゴジラのように
 

国家総動員で怪物に戦いを挑む映画?






いいえ。





本作での怪物への対処は
 

警察や保健所レベル。






ですので本作は
 

怪物と戦う映画というよりは


突然の災害に巻き込まれた

 

無力な家族を描いた映画なのです。





怪物の被害に巻き込まれたのは

 

パク一家。


↑パク一家、全員集合!!






漢江で売店をしているパク・ヒボンには

 

3人の成人した子供がいましたが
 

長男のカンドゥは労働意欲がなく
 

いつも居眠りばかりしているダメな男。


↑カンドゥの日常。





父の店の番をして生活しているカンドゥは
 

客の頼んだスルメの足を
 

つまみ食いしてしまうようなダメ男です。






そんなカンドゥには
 

離婚した妻との間にヒョンソという
 

聡明な子がいたのですが
 

ヒョソンは、漢江から現れた謎の怪物に
 

連れ去られてしまうのです!


↑ソヒョンは明るく元気な子。

ダメな父親にも優しく接してくれるので

楽しい事のないカンドゥの人生にも

ソヒョンがいる事が救いとなっているのです。






突如、人々を襲い始めた怪物に

 

周辺は大パニック!


↑怪物に遭遇したカンドゥ! 助けてくれ~ビックリマーク





カンドゥはヒョソンを連れて必死で逃げますが


カンドゥが転んだ拍子に

 

別の女の子の手を引いて走ったために

 

ソヒョンは置き去りにれ…

 

↑ソヒョン逃げるぞ…

…あれ? ソヒョンじゃないぞ汗

 

 


 

気がつくとカンドゥの目の前で
 

ヒョソンは怪物にやられてしまうのです!

 


↑あ…


ビックリマークビックリマークビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク



…この状況では
 

どう見ても助かりませんよね。

( ̄Д ̄;;





ヒョソンは遺体がないまま葬儀に出され
 

駆けつけたカンドゥの弟や妹は
 

ソヒョンの死を嘆き
 

何もできなかったカンドゥを責めます。

 

↑カンドゥの弟のナミルは

大学を出ましたが無職のアル中。

 

↑ソヒョンの遺影の前で、家族で大騒ぎ!
 

↑これがハン一家です!

 

 

 

 

 

けれど実はこの時

 

まだソヒョンは生きていたのです!





漢江に流れ込む下水溝に住む怪物は
 

捉えた人間を貯蔵しており
 

ソヒョンは生きて捕らえられていました。

 


↑ギリギリ、まだ生きているソヒョン。






ソヒョンは携帯でカンドゥに連絡を取りますが
 

頭の悪いカンドゥの説明は
 

医師や警察には正確には伝わらず
 

娘の死のショックで妄想を見たのだろうと
 

信じてもらえません。


↑ソヒョンは死んだけど、まだ生きているんです!

 

…はい。ショックなんですね。分かります。

お薬お出しておきますね。





その上、怪物の近くにいたカンドゥは
 

未知のウィルスに侵される危険性があって
 

病院に隔離さてしまっています。





さて、カンドゥやヒボンたちは
 

ソヒョンを救出できるのでしょうか?






それは是非、皆さん自身の目で
 

ご覧になって頂ければと思います。


↑ダメ一家は、ソヒョンを救出できるのか?

それより前に、病院から脱出できるのでしょうか?






何もできない無能なカンドゥに対して

 

弟のナミルや妹のナムジュは

 

怒りをぶつけたり、バカにしたりしますが

 

父親のヒボンだけは

 

カンドゥに優しい眼差しを向けています。

 

 

 

 

 

 

その理由は、贖罪の意識から。






若い頃のヒボンは

 

家を顧みない荒くれ者だったため

 

カンドゥの成長を一切助けず

 

結果としてカンドゥは

 

ダメ人間に育ってしまいました。

 

 

 

 

 

ナミルが大学卒で

 

ナムジュがアーチェリーの韓国代表なのは

 

恐らくヒボンが改心した結果。

 

 

 

 

 

 

けれど、カンドゥだけは間に合わず

 

カンドゥの人生は終わってしまっていたのです

 

(ノ_-。)

 

 

 

 

 

 

恐らくヒボンの心の中は

 

カンドゥに対する贖罪の気持ちでいっぱい。

 

 

 

 

 

だからこそ、ヒボンは

 

残りの人生、全てを使ってでも

 

カンドゥの娘ヒョソンを助けようとするのです!

 

 

推薦理由②

後悔は先に立たず

 

↑ごめんなカンドゥ。

俺のせいでこんな人生になって。

ソヒョンだけは助けような!

 

 

 

 

 

人生というのは

 

取り返しのつかないもの。

 

 

 

 

 

どんな失敗をしてしまっても

 

その失敗を無かった事にはできません。

 

 

 

 

 

だからこそヒボンは

 

どんなにミスを繰り返すカンドゥにも

 

慈悲の心で許すのです。

 

 

 

 

 

俺も間違ったんだから

お前を責めないさ

 

と…

 

 

推薦理由③

相手をミス許せる人間は

自分の弱さを

自覚している人間である

 

↑何とかして怪物を倒そうとするヒボンですが

カンドゥの痛恨のミスで大ピンチ!

 

 

↑けれど、そんなカンドゥの致命的なミスさえも

ヒボンは諦観して受け入れます。

 

…仕方がないさ。

俺だって、ミスしたんだから

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

悠々自適

 

というテーマで

 

ルノワール

陽だまりの裸婦

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑ではミスを繰り返すカンドゥは

この後、一体どんな人生を送るのでしょうか?

 

映画のラストで

店番をするカンドゥは寝ていません。

 

彼は過ちを悔いて生きるようになるのです。

 

俺も間違ってたんだから…