こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
爺さんはいい塩梅

 

というテーマで
 

おじいちゃんはデブゴン
 

 

という映画を


ご紹介させて頂ければと思います。






…えっと

 

(-"-;A

 

 

 

 

 


まず邦題についてなのですが…






このタイトルは、かなり酷いと思います。






デブゴンというのはもちろん
 

往年のアクション俳優サモ・ハンのこと。


↑サモ・ハンは

ブルース・リーの燃えよドラゴンのパロディ

「燃えよデブゴン」という作品で

日本ではデブゴンという愛称が定着しました。







確かに本作は

 

サモ・ハンが監督、主演を務めた映画ですので
 

往年のサモ・ハンのファンのために
 

デブゴンのタイトルに付けたのかもしれませんが
 

デブゴン時代のサモ・ハンのイメージは


超絶武術&コミカル

 

というアンバランス感を楽しむコメディー路線!

 

↑超強いんだけど…

 

↑なんだかコミカル!

 

↑笑いを取れるアクション俳優です。






その上、デブゴンが人気を博していた
 

1980年代を知らない世代の方にとっては
 

このタイトルだと明らかに
 

コメディー作品としか認識されない気がします

 

σ(^_^;)

 

↑「おじいちゃんを怒らせないで!」

というキャッチコピーも

なんだかコミカルな雰囲気ですね。



↑こんな感じの作品かな?

(「五福星」より)






ですが本作はコメディではなく
 

かなりシリアスでハードな作品なのです!





このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。

 

 

推選理由①

人間の記憶の中で

最後まで残るものとは何かを

描いた映画だから

 

 

 

 

 

主人公のディンは

 

かつて人民解放軍で要人警護をしていた

 

憲法の達人だった男。

 

 

 

 

 

多くの功労を立てたディンでしたが

 

ある時、自分の孫と遊びに出かけた際に

 

孫が失踪してしまったのです!

 

 

 

 

 

最も大切な最愛の孫を守れなかった…

 

 

 

 

 

激怒した娘にも縁を切られてしまい

 

ショックを受けたディンは

 

退職後は、逃げるように故郷へ帰り

 

寂しい老後を迎えていました。

 

 

 

 

 

 

その上、認知症も進行しつつあり

 

首にかけてある家の鍵さえ

 

忘れてしまうようになっていたのです。

 

↑すべての事を忘れつつあるディン。

 

 

 

 

 

 

そんな孤独なディンでしたが

 

唯一の心慰めは

 

隣の家に住むチュンファという少女。

 

↑ディンさん。遊びに来たよ!

 

 

 

 

 

 

失踪した孫を彷彿とさせるチュンファは

 

ばくち打ちの父親と二人暮らし。

 

↑一攫千金ばかり夢見ているダメ親父。

 

 

 

 

 

 

めったに帰ってこない父親よりも

 

ディンに懐いているチュンファと一緒に

 

釣りをしに行くのが

 

唯一の幸せな時間となっていました。

 

↑チュンファはディンを求め

ディンもまた、チュンファに安らぎを求めました。

 

 

 

 

 

けれど、中国マフィアから多額の借金をしてしまい

 

返済できなくなったチュンファの父親は

 

借金を猶予してもらうため

 

ロシアのマフィアから宝石を盗むよう命じられ

 

実行させられます。

 

↑カバンいっぱいの宝石を盗み

ウラジオストックのホテルから逃げ出す親父。

 

けれど当然の結果として

ロシアのマフィアから追われる事となります。

 

 

 

 

 

 

その上、一攫千金を夢見ていた父親は

 

大量の宝石に目がくらみ

 

中国のマフィアからも逃亡しようとします。

 

 

 

 

 

 

でも、それって

 

チュンファにも危険が迫るのでは…

 

( ̄□ ̄;)

 

 

 

 

 

はい。

 

 

 

 

中国マフィアは

 

血眼になって父親の居所を探し

 

娘がいる事をつきとめやって来ます。

 

 

 

 

 

さて、チュンファは一体

 

どうなってしまうのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑不穏な空気を感じたチュンファは

いつものようにディンの家へと逃げ込みます。

 

けれど二人は、認知症の老人と子供!

果たして彼らの運命は!?

 

 

 

 

 

 

ディンの認知症はかなり悪化しており

 

家の近所でマフィアたちが悪事を働いていても

 

彼らの顔を記憶する事もできません。

 

↑決定的瞬間を目撃していても

 

↑悪人の顔を認知できないディン。

 

 

 

 

 

けれど、そんなディンが

 

どうしても忘れられない記憶があります。

 

 

 

 

 

それは

 

行方不明になった孫の最後の姿。

 

↑チュンファの姿と重なる孫の思い出。

これだけは、覚えているのです。

 

 

 

 

 

全てを忘れつつあるディンですが

 

最も忘れてしまいたい忌わしい記憶だけは

 

頭から消える事はないのです…

 

 

推薦理由②

辛い記憶ほど

忘れる事はできない…

 

↑夜中に突然起きるディン!

後悔は、彼の心の中に残り続けるのです。

 

 

 

 

 

本作のラストでは

 

中国マフィアと父親の抗争の後

 

行方不明となったチュンファを探すため

 

ディンは単身

 

マフィアのアジトへと乗り込みます。

 

 

 

 

 

 

マフィアたちは、老人のディンを見て

 

チュンファなんて知らないと言って冷笑しますが

 

その瞬間、無表情なまま

 

ディンの憲法がマフィアにさく裂します!

 

↑さく裂!老人拳!!

 

 

 

 

ディンが孫以外に忘れていなかった事。

 

 

 

 

 

それは、長年体に培ってきた

 

憲法だったのです!

 

 

推薦理由③

記憶は忘却しても

身につけた技術は忘れない

 

↑チャンファはどこだ!!

ギャーーーー!

 

 

 

 

 

薄れる記憶の中で唯一残るのが後悔なら

 

二度と後悔したくないという執念は

 

記憶を補って、ディンを突き動かしていきます。

 

↑刃物に対しても、全く怯まないディン。

 

 

 

 

 

人生最後の記憶として残したいもの。

 

 

 

 

 

 

それはきっと

 

後悔ではなく、幸せなのですから…

 

↑チュンファとの楽しい記憶だけは

絶対に悪夢にさせない!

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

記憶が残っているうちに

 

というテーマで

 

やさしい嘘と贈り物

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑本作の原題は「我的特工爺爺」

 

 

↑英語表記は「THE BODYGUARD」。

どちらもカッコいいタイトル!

 

 

↑それにもかかわらず日本だけが

「おじいちゃんはデブゴン」

というタイトルなのはいかがなものでしょう汗

 

本当にサン・ハンのファンならば

サモ・ハンの気持ちを汲み取ったタイトルを

付けてあげて欲しいです…

 

↑サモ・ハンはデブゴンではありません。

 

↑彼の長年の功夫に

敬意を払ってもらいたいと思います。