こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
発掘良品の発掘

 

というテーマで
 

グロリア
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






現代において
 

世界で最も先進的な商業都市といえば
 

ニューヨーク!








金融街、ブロードウェイ、5番街!

世界中の裕福層やクリエイターたちが集まる
 

ビッグアップル、ニューヨークは
 

成功と栄華のシンボルのような街です
 

ヽ(=´▽`=)ノ








けれど…





1970年代のニューヨークは
 

繁栄とは縁遠いイメージの荒廃した都市でした!

 


↑これが70年代のニューヨーク!







発掘良品のセレクションには
 

まだ犯罪都市として悪名を轟かせていた
 

70年代のニューヨークを舞台とした作品が

 

数多く選ばれており
 

今のニューヨークからは感じ取れなくなった
 

犯罪と恐怖と暴力に満ちた
 

犯罪都市ニューヨークが描かれているのです!


↑えっ!?ニューヨークの夜の街には

こんな不良が出没するの?

 

(第30弾でご紹介する予定の「ウォリアーズ」より)







このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
マフィアが跋扈していた

70年代ニューヨークの雰囲気が

画面から伝わって来る

映画だから

 

 

 

 

 

本作に登場するのは

 

マフィアに命を狙われる事になった男の子フィル。

 

↑フィルは小学生くらいの男の子。

 

 

 

 

 

マフィアの会計士だったフィルの父親が

 

マフィアの金を横領していた事がバレてしまい

 

見せしめのために

 

フィルの家族は全員殺されてしまったのです!

 

↑どこかへ逃亡しようとしていたフィルの家族ですが

マフィアが彼らのマンションを取り囲んだため

逃げられなくなってしまいましたあせる

 

 

 

 

だったらどうしてフィルは助かったの?

 

 

 

 

 

それは、マフィアの襲撃直前に

 

フィルの母親の友人だったグロリアが

 

偶然、家にやって来たから!

 

↑ちょっとコーヒー飲ませてよ!と言いながら

フィルの家にやって来たグロリア。

 

 

 

 

フィルの父親はマフィアの会計士ですから

 

グロリアだって只者ではありません!

 

 

 

 

 

彼女はマフィアのボスの元愛人であると同時に

 

荒事にも関与して来た構成員。

 

↑修羅場をくぐって生き延びてきたグロリア。

 

 

 

 

 

 

フィルの母親はグロリアに

 

フィルだけでも匿って欲しいと言われますが

 

彼女自身だってマフィアの構成員な上に

 

グロリアは子供が大っ嫌い!

 

 

 

 

 

 

皆殺しになるのは自業自得だと言って

 

一度は断るのですが…

 

 

 

 

 

やはり、見殺しにする事はできずに

 

結局は、フィルを匿ってあげる事にするのです。

 

↑さぁ、ぼうや。あたしんちで隠れてな!

 

 

 

 

 

その直後、フィルの家族は殺されますが

 

状況を理解できないフィルは

 

家に帰りたがって

 

引き留めるグロリアを激しく罵ります!

 

 

 

 

 

さて、フィルの家族に何の義理もないグロリアは

 

果たしてフィルをどうするのでしょう?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑やばい。変な子供預かっちまった…

 

 

 

 

 

グロリアはマフィアの構成員なのですから

 

彼らが行方を追っているフィルを

 

マフィアの元に届けてしまえば良いのですが

 

それは、フィルの死を意味します。

 

 

 

 

 

その上フィルは父親から

 

マフィアの隠し帳簿まで受け取っていますので

 

フィルが子供だからといって

 

追跡を諦める事は絶対にあり得ません。

 

↑マフィアたちは、フィルの帳簿を奪うために

どこまでも追ってきます!

 

 

 

 

 

 

…だったら警察に届ければ?

 

(-"-;A

 

 

 

 

 

 

もちろんそれもNG!

 

 

 

 

グロリアだってマフィアの構成員ですから

 

警察に行けば捕まってしまいますし

 

警察がフィルを守ってくれる保証もありません。

 

 

 

 

 

だからグロリアとフィルは

 

マフィアの追跡から逃れるために

 

安住の場所を探して

 

荒廃したニューヨークをさ迷い続けます。

 

↑バス、タクシーなどを乗りついで

ニューヨーク中を逃げ回るグロリアとフィル。

 

 

 

 

 

でも一体どうしてグロリアは

 

自分とは無関係なフィルのために

 

そんな危険な逃避行を決意したのでしょう?

 

↑そもそも気が合わない2人は

逃避行の間もケンカしてばかりしています。

 

 

 

 

 

グロリアの心境については

 

映画の中でハッキリとは語られていませんが

 

恐らくですがグロリアは

 

フィルの中に孤独な魂を感じたのだと思います。

 

↑ああ…。この子も孤独に生きる事になるのね。

 

 

 

 

 

 

マフィアのボスの元愛人にも関わらず

 

古いマンションに一人で住んでいるグロリアは

 

恐らく天涯孤独な人間。

 

 

 

 

 

マフィアの世界では

 

上手く立ち回って来た彼女ですが

 

気がつけば彼女のそばにいてくれる人なんて

 

誰もいない孤独な人間でした。

 

 

 

 

 

でも

 

もしフィルを助けてあげる事ができれば

 

孤独だったグロリアは

 

孤独ではなくなるかもしれませんね…

 

 

 

 

 

そう!

 

 

 

 

人は孤独でいるのは辛いもの。

 

 

 

 

 

 

フィルを助けようとしたグロリアは

 

気がつけばフィルによって

 

孤独な人生から助け出されていくのです!

 

 

推薦理由②

孤独と孤独が出会うと

二人はもはや

孤独な存在ではなくなる

 

↑何度かフィルを見捨てよとするグロリアですが

その度に思い直して

フィルを助けるために戻ってきます。

 

気がつけば彼女にとっても

フィルは、大切な存在となっていったのです!

 

 

 

 

 

覚悟を決めたグロリアは

 

敢然とマフィアに立ち向かっていきますが

 

マフィア側の人間は

 

一体なぜ、グロリアがマフィアに

 

反旗を翻したのか分からず大混乱に陥ります。

 

↑元ボスの愛人が、いきなり発砲!!

どうして!?

 

 

 

 

 

 

逃避行の末

 

高級ホテルにチェックインしたグロリアは

 

私が3時間経っても戻らなかったら

このホテルを出て

グロリアの故郷のピッツバークヘ行って

私を待っていなさい

 

と言い残して

 

マフィアの幹部の元へ話をつけに向かいます。

 

↑フィルを追いかけて来たマフィアたちを

何度も攻撃してきたグロリアが

生きて帰れる保障なんて全くありません!

 

 

 

 

人の縁とは不思議なもの。

 

 

 

 

この映画で流れる時間は

 

2日くらいなのですが

 

たった2日の間でグロリアにとってのフィルは

 

自分の命を懸けてでも

 

守りたい存在となっていたのです…

 

 

推薦理由③

人と人の信頼関係とは

出会ってからの時間の長さではなく

お互いを大切にしたいと

思ったか思わなかったかである

 

↑孤独な人生を受け入れていたハズのグロリアが

命懸けでフィルを守ろうとする姿に

観客は涙するのです…

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

復讐の快感

 

というテーマで

 

狼よさらば

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑本作の二人の関係は

後に「レオン」のレオンとマチルダの関係へと

引き継がれていると言われています。

 

↑どちらの映画も舞台はニューヨーク!

 

ニューヨークは、孤独な人間同士を引き付けて

幸せにする街なのかもしれませんね

ヽ(=´▽`=)ノ